 『西部警察』の「西部」とは東京西部地区を意味すると思われますが、 同時にまた「西部劇」の「西部」でもあります。 御存知のように『西部警察』には「コンクリートウェスタン」という副題が付いており、 下の広告ではロゴの下に見えるように初期の媒体資料ではハッキリと明記してありますから、
 この「西部劇」というコンセプトは最初から意図されていたというより、日テレから強引に奪ってきた 『大都会』をテレ朝の番組として認知させるため、すでになされつつあった社会派ドラマから 娯楽巨編への方針変更がより一層明確になされたと言った方がいいのかも知れません。
その最初のエピソード「無防備都市」が実はまだかなり社会派ドラマ的要素を内包していたことは すでに書きましたが、渡哲也氏曰わくの「いい年しての警察ゴッコ」へ向け番組が変わっていくことは 最初からの既定路線だったことになりますね。
団長の代名詞的役割を果たすショットガンでの狙撃も、『大都会』時代は主にクルマ等を 破壊するために用いていたようだったのが『西部警察』になると、 何のためらいもなく犯人を直接狙撃し射殺するようになりますから、まさに西部劇ですね(笑)。
さて、このように敵襲団と大門軍団との派手な狙撃合戦は番組が続くに連れてエスカレートし、 大規模な爆破シーンが付き物になってきますが、それに比例して、敵組織の操る武器も 凶悪になってきます。なにせ最初があのレディバードなんですから、 普通の刑事ドラマでは充分凶悪犯である単独の拳銃乱射魔なんかでは見劣りがしますよね(笑)。 それで敵も複数のライフルやマシンガンを多数装備するのが当たり前になり、 アジト立てこもりともなると、手榴弾やバズーカ砲またはハンディロケットまでも使う敵も出てきます。 これに対抗する大門軍団は、さすがに警察官なんで同等の武器を調達する訳にもいかず、 苦戦を強いられるわけですが、そこでモノをいうのが団長のショットガン狙撃な訳ですね。 手榴弾やバズーカ、ロケット砲を構える敵を狙ってショットガンやライフルが炸裂し、 アジトごと大爆発というのが一番多いパターンです(笑)。
敵が使用した武器は多彩ですが、特に変わったブツとして、鹿児島編登場のナチスの細菌兵器や、 酒田編の防衛隊と亜細亜重工が総力を挙げて開発した世界有数の近距離攻撃用ミサイルMX−83、 さらには究極とも言える仙台編での原子爆弾!!等があります。
そのうち、細菌兵器は見た目は白い防毒服来た連中が農薬まいてるみたいでマヌケだし、 仙台編は今回の再放送では無かったので、今日取り上げるのはMX−83です(笑)。
 そもそもなんで、パート3の第23話『走る炎!!酒田大追跡 山形編』に こんな大がかりな武器が出てくるかというと、酒田編の悪役のヘンリー野口は 金次第の国際テロリストで、日本海を航行する豪華客船「ユーラシア号」に乗船している 中央アフリカの独裁国から脱出した反政府軍のリーダー10名の暗殺を請け負っていたからです。 船を直接襲うのは困難なので、ならば船ごと沈めてしまえとばかり、MX-83を奪取した訳ですな。 今回のヘンリー野口こそ、『西部警察』における田中浩さんのベストアクトで、 もともと陽性のキャラが多い彼の演じる悪役の中でもサイコーです。ヽ(´ー`)ノ 持ってる拳銃も独特の形状で一目瞭然の、モーゼル(C96)ですよ! 第二次大戦のドイツ軍とか007のスペクターじゃあるまいし、 こんなかさばる銃、1980年頃に日系人が持つにしてはマニアック過ぎます。
ここまで大がかりな犯罪だともはや国際問題なので警察の出る幕ではないような気もしますが、 レディーバード事件を鎮圧した大門軍団の力量を買っているのか、今回は防衛隊は出動しようとは しません。もっとも犯人の狙いがギリギリまで解らず、表面上は盗難事件の体裁を保ってたので、 防衛隊は出動したくともできなかった感じもするので、ここは脚本の巧さでしょうか?
 このMX-83、こんなモノが当時本当に日本にあったかどうかはさておき、 『西部警察』ってよりは戦争映画とか特撮世界の住人ですよね〜。 この写真を最初見た時、これが西部警察のスチルだとは信用し難かったですもん(苦笑)。
 このミサイルを強奪したヘンリー一味は秘密のアジトに潜んで訓練に励みますが、 大門軍団の捜査によりアッサリ発見され、逃走します。 上のどう見ても傭兵部隊とその隊長なのがヘンリーとその部下ですが、 あの「ワンパクでもいい、たくましく育ってほしい」の丸大ハムCMでもおなじみの
恰幅のいい田中浩が赤のシャツの上にレザージャケットっぽいのを羽織り、 「ガッデーン!どうしてそれが…」とか「オゥケイ! エブリバデ、GO!」等の インチキ英語混じりでしゃべるんだからたまりませんヽ(´ー`)ノ
モーターボートを使ってハデな銃撃戦をカマシながらも、まんまとヘンリー一味は逃亡に成功します。 道路の要所に検問を張って消えたMX−83の発見に躍起になる大門たちでしたが、 ヘンリーもミサイルも網にはかからず、緊張の時間がいたずらに過ぎていきます。 焦りを押さえつつ地図を調べていた大門は、JRの貨物線が海岸線沿いを走っていることを発見し、 ミサイルの輸送は鉄道によるものと確信。大急ぎで現場に駆けつけると、 そこには貨物列車を乗っ取って発射場所へと急ぐ一味の姿がありました。
 さっそくハトとタイショーの強力コンビが潜入し連結を外して、機関車とミサイルを積んだ貨車を分離。 さらにはポイント切り替えにより、ミサイル部分を支線に誘導し、 同時にミサイルにはプラスチック爆弾を仕掛けて爆破しようとします。 第1話でダイナマイトの使用に本庁の許可が必要だった頃と比べると ずいぶん遠いところに来てしまった気もしますが、まぁ経験値が上がったんでしょうなw このシーン、あの例のスペクトルマンの音楽が流れてサスペンスを否応なしに盛り上げますが、 潜入したハトはいつもの黒ツナギとは違う黒い革ジャンにジーンズ、 そしてなぜかベレー帽まで被ってるのがオシャレです(笑)。
 一方、その頃、ヘンリーのアジトでは、なぜか赤シャツを脱ぎ、 モロ肌にレザージャケットを羽織っただけの、お好きな方にはたまらない格好のヘンリーが ちょうど12時の発射時間を迎えたので勝利を確信して発射ボタンを押しますが、
 カタパルト中段までせり上がってたミサイルは、(たぶん)ヘリからの団長の狙撃を受け大爆発! (つうか、これなんで爆発したのかよ〜ワカラン)
 しかもその時、ミサイルを積んだ貨車は偶然にもヘンリーのアジト横まで来ていたため(爆)、 (たぶん)アジトに残っていた爆薬にも引火して、空前の大爆発を巻き起こし、 おそらくヘンリーは何が何だか解らないままに爆死したのでした……。。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
 お見せしている模型はプラレールのテキトーな貨車にスクラッチビルドしたMX-83を積んだモノです。 他の用途に買って余ってた貨車が足下に転がってたんでムラムラしてデッチ上げました(笑)。 そういう極めてイイカゲンな動機なんで、ミサイル本体はもう書けなくなった細書きマジック+プラ版、 発射カタパルトはスチレンボード+木材の端切れが材料で、どれも万博会場用の余りです(笑)。 それに背面図ではバレてるけど、この貨車、実はきかんしゃトーマス用のなんでしたヽ(´ー`)ノ
日本では列車を使った犯罪をドラマとして取り上げることがそもそも少ないし、JRが簡単には 協力しないこともあって、実物が使われ、しかも爆破されるなんてことはめったに無いんですが、 そこはさすが石原プロって感じで、今回のミサイル輸送列車は、鉄道マニアの考察によると、 紺色DL+ワラ1+トラ70000+トラ70000+ワラ1+ヨ8000 という編成だそうです。 と書いても鉄ちゃん以外にはワケワカメだと思うので解説すると、 紺色ディーゼルL字型機関車+四角い貨車+屋根無し貨車+屋根無し貨車+四角い貨車+車掌車 ということになります(笑)。
これを当ブログの標準鉄道模型であるプラレール(笑)で再現しようと思ったんですが、 6両編成となるとけっこうな長さになるので一部端折って、 ディーゼル機関車+四角い貨車+上開き貨車+車掌車の4両でやってみると……。
 こんな感じになります。 それぞれの車両の形がちょっと違うのは、全く同じタイプのプラレールが無いので(゚ε゚)キニシナイ!!(w そもそもMX−83がデッチビルドなので、その方が釣り合い的にもちょうど(・∀・)イイ! ってもんです(爆 ミサイルが乗ってる貨車は、上の写真で使ったのより形が近いのがみつかったので差し替えてます。
 フロントから見るとこんな感じで、このアングルだとウチのカメラだと奥の方にピント合わないすねw
 上の貨車と共に写ってる写真と同じようなアングルで撮るとこうなります。 なおミサイルには、メインビジュアルや3面図撮った後にディテール足したり手を加えたりしてます。
まぁそんなこんなで、新ジャンル(?)「西部警察鉄道」が、こうやってわがブログに導入されました。 今後の発展も大いに期待、って言ってもあとは広島の市内電車くらいしか思いつきませんが(笑)、 さてどうなりますことやらヽ(´ー`)ノ
テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用
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