すみません、ちょっと季節の変わり目で体調が悪かったのと、 今回の御題であるエメラルダスのことを調べてたら日にちが開いてしまいました……m(_ _)m。
 さて、何とかまとまった今日の御題のエメラルダスも古くから松本零士ワールドに登場する 欠かせないキャラクターですが、その単独主演作品『クイーンエメラルダス』は 1980年前後の松本アニメブーム時には、なぜかアニメ化されませんでした。
 文化放送の「セイヤング!」で放送されたラジオドラマがまとめられた 「スペースファンタジー・エメラルダス」の2枚のLP(1枚目は1978年3月発売)が 最も初期のエメラルダスのイメージを形成するのに大いに役立ち、 結ばれぬ恋人トチローの面影を捜して、宇宙の海を飛行船型宇宙船クイーン・エメラルダス号で 旅する孤独な女宇宙海賊のキャラクターボイスとしても このラジオ版の田島令子がそのまま踏襲されています。
 アニメ登場の最も早い例は1978年の『宇宙海賊キャプテンハーロック』第31話(10月放映)でしたが、 この作品ではハーロックが堕落しきった地球を見捨てられない理由として、 トチローの遺児のまゆというキャラクターが設定されています。 となるとその母はエメラルダス以外には考えられないんですが、今後いろいろ展開が考えられる エメラルダスをいきなり子持ちにしちゃうのには抵抗があったのか、 本質は同じですが外見と名前はエメラーダというビミョーなキャラに変えられています(笑)。
 次にTV版『999』には1979年2月に登場しますが、この時のエメラルダスは病に伏せり 死期も近い感じで、宇宙船もより不気味でメカニックなイメージでした。
そして79年8月の『999』映画版、これがアニメのエメラルダスのイメージの決定版になりました。 声も田島さんに戻ったこの時のエメラルダスはトチローの死というこの上ない悲劇に見舞われますが、 クライマックスではハーロックのアルカディア号と共に敵の本拠地への空爆に参加します。 普段から口数少な目の彼女ですが、この空爆時には謎の微笑みを浮かべているのが印象的でした。 81年の『さよなら銀河鉄道999』にもエメラルダスは登場し、 最後の駅のシーンで重要な役割を果たしますが、それに関してはまた後日…。
 ハーロック・トチロー・エメラルダス3人の若き日の物語は1982年の映画『我が青春のアルカディア』と その続編の『無限軌道SSX』(TV)で描かれます。 映画の方で最初エメラルダスは貿易商人として登場しますが、トチローと出逢うことによって 自由の大切さを知り、船体に赤いドクロを描いて行動を共にするようになります。 エメラルダス号は元々意志を持つコンピュータが制御する完全自動船でしたが、 それが長い年月で故障しトチローの修理を受けることによって復活するエピソードは いろんな作品で描かれる二人の出逢いのエピソードとして有名ですね。
 そして1998年にやっと『クイーン・エメラルダス』が田島さんの声でOVA化され、 ここまでが第一期のドラマ・映像化となります。
では第2期は何かというと、これは設定が「メーテルの双子の姉」と大きく変わり、 声優も変わった『メーテルレジェンド』以降ですが、それに関してもまた後日、 (に語れる日が来るといいなぁ…。語りたいことはあるんですが模型が無い……_| ̄|○ )
 お見せしてる模型はOVAの『クイーン・エメラルダス』時のモノで コナミの食玩「松本零士ロマンコレクション」の一つで、硬質プラ製の全長約13.7cmです。 エメラルダス号の全長は作品によりけっこう違っていますが、まぁおおよそアルカディア号と同等の ヴォリュームに設定されていると考えておけばいいんじゃないでしょうか? この時はボディが青一色ですね。映画版『999』では青と黒の迷彩で、 2期の『銀河交響詩メーテル』では銀またはグレーと色は結構変わりますが、 船体そのものは最初期のTV版『999』を除きほぼ同じなんで、 アルカディアで懲りて版権管理をうまくやったんでしょうね(笑)。
エメラルダスの人生を考えてみたとき、アニメ化された順番もメチャクチャだし、 エメラーダとかメーテルと姉妹化とか設定を大きく変えられた場合もあるんで、 もはや矛盾だらけとなって全体像を描くことは困難ですが無理してまとめると、
・ラーメタルで女王の娘としてメーテルと共に産まれるが母親に反発(『メーテルレジェンド』)。 ・幼い頃、999号に乗ってメーテルと共に旅をする(『ニーベルングの指環』(漫画版))
・宇宙自由貿易人として活動しクィーン・エメラルダス号と出会い、その不調で頭を悩ませている時に トチローに修理してもらい、ハーロックと共に意気投合し、彼らの船アルカディア号の船出と共に 宇宙海賊となり、しばらく行動を共にする(『我が青春のアルカディア』『無限軌道SSX』)。
・メーテルやハーロックと共に母星ラーメタルと闘い、 プロメシュームが新たに作った機械惑星も滅ぼす(『宇宙交響詩メーテル』)
・すでに病んでいるトチローやハーロックと共に、ミーメの兄アルベリッヒと「ニーベルングの指輪」を 巡り戦う(『ハーロック・サーガ ニーベルングの指環』…漫画の「ラインの黄金」のみを映像化、 2部以降は未製作)
・トチローと離ればなれになり行方を捜す(『クィーン・エメラルダス』)
・また復活したプロメシュームと戦う(『銀河鉄道999(映画)』『さよなら銀河鉄道999』)
・トチローとの間にまゆを設ける(『宇宙海賊キャプテンハーロック』)
・トチローの死後、喪に服し、真っ黒に塗ったエメラルダス号で一人宇宙を流離う(『999(TV)』)
とまぁ、こんな感じですかね? これ以外に出てるのかも知れないけど、観てないんですみません。m(_ _)m 他になんか重要な事件が起こるエピソードあれば教えて下さい。
トチローの死が2回あるんで(『宇宙海賊キャプテンハーロック』&映画版『999』) 、 そのあたりは矛盾しますが、そこに目をつむって(笑)、 幸薄い女だと思っていたんですが、こう考えるとそれほどでもないのかな? 愛する船と、愛する男とその娘と、親友と、運命を分け合った妹がいる暮らし、 男との別居なんてよくある話だし、母親との対立を除けば女としては幸せだったのかも?
 話を『銀河鉄道999』での謎の微笑みに戻すなら、最愛の人を亡くし、 しかもまたしてもしつこく甦った母親と仮の「家」を攻撃してるんですから、 まともな精神状態じゃやってられなかったからなんでしょうねぇ…。 総攻撃にアルカディアより少し遅れて参上したのも、ヘビーメルダーの酒場前の「全員集合」で、 ハーロックがいらんこと気を効かせてトチローの死を告げるタイミングずらしたせいで エメラルダスの耳には届かなかったぽっく見えるんで、 おそらく彼女、ヘビーメルダー中を捜してやっとデスシャドウの残骸と、 その脇の墓を見つけて泣きはらした後に来たからなんだと思います。。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
昔は「トチローの死後、なぜハーロックとエメラルダスは一緒にならないのか、お似合いなのに?」 と思ってましたが、ハーロックの心にはマーヤがいるし、

エメラルダスの心にはトチローがいるから無理ですよね。 そもそもトチローの心はアルカアディア号の中で生きてるって設定、昔は例えだと思ってたけど 『さよなら999』で描かれたように、あの世界ではプロメシューム配下により 人間の魂を抜いて機械に入れることが日常茶飯事で行われてるんだから、 プロメシュームの娘であるエメラルダスにとっては、トチローはまだ死んでいないんでしょうね。 ただアルカディア号という機械の身体をまとっているだけで…。 だったらアルカディア号に乗り込めばいいんじゃないかとも思いますが、 彼女には相棒たるクイーン・エメラルダス号がいて、同じように意志を持つ船だし、 「クイーン」という称号や、疑り深かったり、設計者のことを思って「泣く」ことから考えたら どうも生前というか元は「女性」だったっぽいんで、家族として見捨てられないんだと思います…。
いろんな作品中でエメラルダスのことを「宇宙一恐ろしい女」と呼んでいる連中がいますが、 こうやってみると情に厚いだけで、愛情や友情や同情を感じた相手には、 むしろとことん親切ですよね…。 エメラルダスを恐れるような連中は、非道の機械化人や悪人や卑怯者や臆病者が多いので、 みんな彼女のお眼鏡に適わなかっただけでしょうがw
まぁ、OVA版の主題歌の歌詞にあるように ♪さえぎるな 怒らせるな 私を 誰かの破滅 見たくないなら♪ ってことなら それって、世の女性全てに言えてることなんじゃないんでしょうか? ヽ(´ー`)ノ つまり結論としては、 女はみんなエメラルダス! ヤッター、カッコイイ!
(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル、ヤッパコワヒヨ〜 テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用
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