キャラクターミニカー秘密基地
劇中車キャラクターミニカーを中心に 陸海空で大活躍するスーパーメカの模型が集まる秘密基地でしたが、開始後7年を迎え「映像作品に登場の様々なキャラの玩具」を紹介するブログとして拡大再開店です
プロフィール

FZIRO

Author:FZIRO
ミニカーコレクターからも、
合金コレクターからも異端視される
劇中車のキャラクターミニカー、
それも標準スケール物を中心に
ひたすら集め続けています。
マイナーなジャンルでしたが
この頃はキャラウィールや
カーズのおかげで、少しは
市民権を得られてきたかな?(笑)
なお、このブログの内容は、
いわゆる「日記」ではないので、
コメントや御質問があったら、
古い項目にも御遠慮なくどうぞ!

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都会に蠢く黄色い狂気
taxidrivermain.jpg
Ponys41さんのとこでずっとタクシー特集をやってらしたのに感化されて、
ウチでもタクシーネタを何かやろうかとしたんですが、映像作品縛りであるウチの場合、
何か印象的な作品が無いとできません。そこでタクシーで何があるか考えたところ、
まず浮かんだのが『タクシードライバー』、次に『ティファニーで朝食を』、
リック・ベッソンの『Taxi』シリーズ、それから日本のドラマの
『タクシードライバーの推理日誌』シリーズ、あとは『007/オクトパシー』、
『007/美しき獲物たち』等々、けっこうありそうなので、
新カテゴリーとして「タクシー」を立ち上げることにして、
やっぱその第一弾はコレでしょ、ということで『タクシードライバー』です。

tdjapaneseposter.jpg
この映画は1976年日本公開ですが、私はその2~3年後に福岡は天神にあった
センターシネマという1本立て250円の映画館で観ました。
高校生の私は晴れて盛り場に出れるようになったので
(当時は騒ぎさえ起こさなければ補導されることも無かったんですよ)、
お小遣いの関係上、2番館が多かったですが映画館へよく行くようになり、
中でも天神のセンターシネマや天神映劇、博多駅のステーションシネマは
300円以下で観れるのでお気に入りで、たくさんの洋画を観ましたねぇ…。
封切り時のこの映画は、監督のマーティン・スコセッシも主演のロバート・デニーロも
まだ駆け出しだったので「異色の都会派アクション」的小さい扱いで、
むしろ音楽のバーナード・ハーマンの遺作になったことの方が話題になっていました。


ところがフタを開けてみると、そのあまり暴力的な病んだ感覚と、デ・ニーロのダサカッコ良さ、
それからジョディー・フォスターのロリ娼婦の妖艶さがクローズアップされ、
瞬く間にカルトムービーの仲間入り(当時はそういう呼び名はまだ無かったけどw)を
果たしてしまいましたっけ。センターシネマでの公開もそういう評判を受けてのことで、
日曜だったけど二番館の上映なのにほぼ満席で、その熱気の中で観たこの映画は
客の期待に見事に応えてくれる出来映えでしたね。ヽ(´ー`)ノ

何より作品の創り上げている「世界」がとてもリアルで引き込まれたんですよ。
特に主人公のトラビスが映画館でコカコーラを買おうとして
「ローヤルクラウンコーラしか無いけど…」と言われるシーンが個人的にツボでしたね。
というのも小学生の頃、RCコーラが大々的に日本でのシェア拡大を企てたことがあって、
コカコーラより大きいビンで5円だか安い値段で売り出してたんですね。
ビンボーな私はすぐそっちに飛びついたんですが全体のセールスは不調だったらしく、
まもなく見あたらなくなったんですよねぇ…。それで久しぶりに聞いた
「ローヤルクラウンコーラ」という単語が妙に懐かしかったんです(笑)。

td3sides.jpg
お見せしているミニカーは映画で使われてるのとほとんど同型のチェッカータクシーです。
イクソ製の1/43ダイキャストミニカーで、全長約11.3cm。
sekainotaxi.jpg
私はこのミニカーだけをオクで手に入れましたが、どうやら日本では6号位で発売中止となった
デアゴスティーニの「世界のタクシー」というシリーズの創刊号付属だったミニカーのようで、
無版権ながら創刊をコレで決めるとは解ってる感じですが、本国では約30種出たこのシリーズが
早々に打ち切りになるとは、日本のミニカー市場って厳しいんだなぁとつくづく思います。

今回の記事はPonys41さんのこちらへの勝手連にもなってまして、
その前後の記事で映画のこのくるまに関しては綿密な考証が行われるので、
詳細はそちらにオ・マ・カ・セです。ヽ(´ー`)ノ

さて、映画の話に戻ると、この映画は海兵隊上がりで強度の不眠症にかかった男が、
生きる目的も無いままにヒマを持て余し、タクシードライバーとなって夜の街を走るうちに
その毒気に当てられ、狂気を募らせていく物語です。
映画で明言はされませんが、その男トラビスがベトナム帰りで、不眠症にかかったのも
その戦場の過酷さからだろうという考察をする人もいます。
vetonamflag.jpg
初めてトラヴィスの部屋が映るところでかかっている旗はベトコンの旗で、端が焦げているため
実際に戦地から持ってきたモノと思われるので、その考察は当たりでしょう。

そのため心の一番大切なところが壊れてしまっているトラビスは、せっかく見つけた
「天使」とまでに憧れた女性とうまくいきそうだったのに、
デートで彼女をポルノ映画に連れていってしまって完全に嫌われます。
また生き甲斐を失ったトラビスは、次の目標を自分には偽善者と感じられた
大統領候補の殺害に定め、銃を手に入れ肉体の鍛錬をし直し、
armgun.jpg
腕から滑り出るアームガンという秘密兵器も仕込んで、
頭もモヒカンに刈り込みいざ決行というところで、そのガードの固さに断念します(苦笑)。

ailis.jpg
でも今度はめげることもなく、目標を以前、街でちょっとだけ関わりを持った
少女の売春婦を助けることに切り替え、売春窟へと「殴り込み」をかける訳ですが、
この最後のシーンがあまりにブッ飛んでるために、大統領候補襲撃に失敗したトラビスが
大酒飲んで見ている夢だとか、あるいは「殴り込み」は現実だが、全てが終わった後、
回復したトラビスが英雄として社会に迎えられ、憧れの女から言い寄られたり、
また元のようにタクシードライバーとして働くシーンは、重傷を負って植物人間と化した
彼がベッドで見ている夢だという説が流布されているようです…。

ending1.jpg
そしてエンドクレジットではルームミラーで後ろの席を見ているトラビスの顔が映った後、
夜の街を流すタクシーの画像に替わりますが、よく見るとここの夜景には窓枠が設定してあり
ガラスの映り込みも見えるので、映画を観ている観客がトラビスのタクシーの中に入り客となった、
つまりは彼の狂気に取り込まれてしまったのだと主張する人がいて、
なるほど面白い見方だとは思いますが、その後、本当の最後のシーンで、
トラビスが運転するのと同じタクシーが止まって客を拾ってるんですよね…。
だからやっぱ考え過ぎかも?(笑)。

まあでも、それだけいろいろと考える余地を残してくれているってことは、
それだけこの映画が深い証拠で、カルトムービーの面目躍如というところでしょう。
トラビスが着てるサープラスも今でも流行ってるし、例のアームガンなんかは
こうやって自作する人までいるくらいですヽ(´ー`)ノ

私はそれほどガンマニアじゃないけど、このアームガン、ちょっと欲しいかも?(笑)。

と、ここまで記事を書いてたら、『タクシー・ドライバー』のリメイク制作の噂が
飛び込んできました! リメイク版では『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の
ラース・フォン・トリアーが監督するようで、トリアー監督の出身地のデンマークでは、
雑誌『エッコ』が「スコセッシ監督との話し合いが進んでいる」と報じており、
リメイクか、あるいは続編になる可能性もあるとのことです。
トリアー監督の関係者はこの噂について「まだ確定とも、否定ともいえない」と
曖昧なコメントをしているそうですが、まぁ正式発表前にとぼけるのは当然なんで、
興味津々で見守りたいと思います。

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夜明さんのタクシー
yoakemain.jpg
タクシーカテゴリーの2回目は日本の『タクシードライバーの推理日誌』を取り上げますが、
これはテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で断続的に放送されています。

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笹沢左保の「夜明日出夫の事件簿」シリーズを原作とするこの2時間ドラマは、
1992年5月の「殺人化粧の女・山が動いた!? タクシードライバーの推理日誌」を皮切りに、
現在まで26本が放映され27本目も撮影済みの長寿シリーズです。

yoaketaxi.jpg
主演は渡瀬恒彦で、彼は『おみやさん』、『世直し公務員ザ・公証人』、『警視庁捜査一課9係』
TBS版の「十津川警部シリーズ」等々の、私がタマに観ている実に多くの
ロングランシリーズで、同じような刑事・探偵的役割を演じ続けてる役者さんで(笑)、
一般には船越英一郎のことを「2時間ドラマの帝王」と呼ぶそうですが、
私は彼が役者としては好きでなく彼主演のドラマは観ないので、渡瀬恒彦が私的には
「2時間ドラマの帝王」ですね。あ、でも船越英一郎個人はオモチャコレクターなんで
大好きで、彼がオモチャへの愛情やウンチクを語ってる番組は喜んで観てます。ヽ(´ー`)ノ

夜明シリーズは、警視庁捜査一課強行犯第7係の腕利き警部補だった夜明日出夫
(なんてテキトーな名前w)が、ある事件で関わった女性との関係を週刊誌報道によって
誤解されたため辞職し、妻とも離婚に追い込まれ、今ではアパートで一人暮らしをしつつ、
タクシードライバーとして糊口をしのいでいる、という基本設定です。
その夜明さんのタクシーに美女が乗り込み、そして殺人事件も運んでくるというのが
いつものパターンで、犯人が誰なのかはすぐに推察できるので、犯人探しよりは、
アリバイ崩しやその美女がいかに過酷な運命によって殺人を犯すはめに追い込まれるかの
事情説明に重きが置かれます。たいてい美女と夜明けさんとの間にはほのかな恋愛感情が
芽生えるので、最後の謎解きの場面は涙を誘うものとなりますが、
中年となった今の渡瀬恒彦が持つ人の良さと、かつての彼が映画で演じたような鋭さが、
ちょうどいい具合に混じり合った夜明けさんのソフトだけど頭脳明晰なキャラクターには
「美女たちが心を許すのも当然だよなぁ」という気にさせられます。
彼に心許すのはかつて部下だった捜査一課の刑事たちも同様で、現役の捜査官である
東山(風見しんご)、国代(小林健)はもちろん、今は係長の神谷警部(平田満)すらも、
表面は夜明けさんの事件への介入を嫌うフリをしながら実はその明晰な推理が頼みの綱で、
夜明さんがその見返りとして間接的に求める長距離利用を承認しています。
このあたりどう見ても癒着で、実際にこんなことしてたらREN4アタックを喰らうこと必至ですが(笑)。
yoakemiyazaki.jpg
09年4月放送の25作目では宮崎にまで行ってるように、雇われタクシードライバーである夜明さんが
地方の事件に絡むにはそこまでのタクシー利用は必要だし、
まぁ浅見光彦シリーズのお兄さん絡みと同じでオヤクソクとして楽しむべきでしょう……。

yoakecrownzissya.jpg
夜明さんのタクシーは4作目まではイースタンモータース、それ以降はチェッカー無線
(大同交通)が提供していますが、イースタン時代はマツダ・ルーチェ、
チェッカーになってからは時代毎のその時の使用車(トヨタクラウン系)が登場します。
だから「夜明さんのタクシー」として1台取り上げるなら、オレンジをベースとした
チェッカー無線独特のペイントを施されたクラウンということになるでしょう。
チェッカー無線仕様のタクシーのミニカーは標準スケールでは出てないようですが、
小スケールではトミカのショップ限定やリミテッドで発売されたことがあります。

yoake3sides.jpg
お見せしているミニカーはダイヤペットで、本来は日本タクシーとして出ているモノです。
ダイヤペットの標準スケールで全長約12cmのダイキャスト製。
その天井のお宮を提灯型に改造して、横のラインをチェッカー模様に変えました。
ダイヤペットなので各種ドアオープン可能で、
yoakedooropen.jpg
全開させるとこんな感じになります。あ、こっち側のシール張り替えるの忘れたけど(゚ε゚)キニシナイ!!(w


さて、この「タクシードライバーの推理日誌」は20年27作を数える超ロングランのシリーズのため、
夜明さんと美女だけで話を作るのもマンネリで、そこを楽しむのがシリーズ鑑賞の鉄則なんですが、
やはりスタッフも違ったことをしたくなるのか、第7係の刑事3人や、
いつもは「アパートに様子を見に来る」のと「エンディングで土手を一緒に歩く」のが
出番である娘のあゆみにスポットが当たる話もあります。
こういうパターン破りの話は面白いことが多く、テキトーに再放送を見たときに
それに出くわすと「シメシメ」と思ったりするんですが、パターン破りの最たるものが
伊藤蘭が登場する11作目で、夜明が警察を辞めるハメになった事件に関連する話でした。
テキトーに見ているため、頭の中で話の順番がゴチャゴチャになってて、
まぁ基本的にエピソードの関連性は薄いからあまり問題は無いんですが(笑)、
こういう根幹に関わる事件には、やっぱ何本か見終わった後に出会いたいです。
yoakeayumi.jpg
それから最初の頃はセーラー服を着ていたあゆみが、いつの間にか女子大生になり、
そしてまたいつのまにか卒業してフリーターとなって、
最近の話ではできちゃった結婚を言いだして夜明を仰天させたりしてるので、
そういう部分には時の流れを感じますねぇ……。
つい先日見た再放送では、ちょうど10年前放送された国生さゆりが美女役の
第12作目の「殺意のハンドル」をやっていて、海外留学を望むあゆみに夜明が
「そんなジェフとかガブが大勢いるところに行かせられるか!」と憤慨してましたが、
松田聖子の不倫相手だったジェフ、マラソンの有森裕子と結婚したゲイのガブという
いかにもその時代を表す固有名詞を懐かしみながらも、
「実はあゆみってその頃からけっこうイケナイ娘だったのか?」とか、
「10年前に女子大生ならもうアラサーだから、できちゃった狙いに切り替えたのかー」なんて、
本筋とは関係ない部分を楽しんじゃいましたよ(笑)。

26th.jpg(2010年1月放送の第26弾より原沙知絵と)
まだまだ続きそうなこのシリーズ、だんだんと薄くなる夜明さんの頭髪とか
アラサーも中盤になりつつあゆみが、この先生きのこるにはどうすればいいのかが
気になってしょうがないですが、そのあたりも含め楽しみです(笑)。
           _,,...,_
         /_~,,..::: ~"'ヽ
        (,,"ヾ  ii /^',)
           :i    i"
           |(,,゚Д゚)
           |(ノ  |)
           |    |
           ヽ _ノ
            U"U




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復活のブログ、復活の女タクシードライバー!
およそ1月ぶりの更新です。どうもみなさんお待たせしました。
ようやく涼しくなってきたので更新する気力も湧いてきましたよ。\(^o^)/
この夏はパソコン部屋のクーラー不調だけじゃなく、
足の親指の爪との境目がソラマメ状に腫れ上がるというケガや、
38℃越えの熱を発する風邪にかかるなどホントにトラブル続きで、
外出もままならないままに、前もって買っておいた中古ゲーム三昧の日々となりました。('A`)

Onnataxidriidermain.jpg
諦めの夏のことはもう忘れるとして、ブログ再開に関してですが、第1週はミニカーなので
ちょうど最新作が放映されたばかりの「女タクシードライバーの事件日誌」を取り上げます。

onna7.jpg
2003年から始まったこのシリーズ、タイトルもモロだし、10年も後継なので
明らかに夜明さんの『タクシードライバーの推理日誌』のパクリ企画なんだと思ってました。
後追い企画であるからには主人公は夜明さんとは正反対に持ってくるだろうから、
きっとBOINで若いネーチャンドライバーがミニミニの服着て
犯人にパンチラキックをかましたりするんだろうなーと思ってたのが、
一度どの回だか再放送をやってるのをチラと見たら、主演が美人で巨乳なのは確かですが、
余貴美子さんなんで、少しばかり、いやかなり若くなかったし(笑)、
話が地味で暗かったので途中で見るのをやめてしまいました。

それが最近、第3話の再放送を見る機会があったんですが、なんと最後まで
面白く観ることができたんですよ。ここ数年、震災に父の死と心塞ぐことが多くて
ウエットになった今の私の心にピッタリはまったのかなぁ…。
onna3
シノラーから今のいい女になる直前って感じの篠原ともえがヒロインで、『仮面ライダークウガ』の
一条さんこと葛山信吾がその恋人役というキャスティングも好みだったからかな…。
あ、今ウィキ見たら、葛山さんはミニカー収集が趣味だそうで親近感覚えるなぁ!\(^o^)/


『女タクシードライバーの事件日誌』シリーズ主人公の春成衿子(はるなりえりこ)は
東京無線のドライバーという設定でここのタクシーの色は緑なんで、
夜明さんのチェッカー無線のオレンジと好対照になってます。
同僚に夜明シリーズで係長をしていた佐藤二朗がいるんで、これも先行企画にあやかったのか
と思ったら、佐藤氏のヅライバー登板は、女ドライバー出演後の話でいわば、
本家へ寝返った裏切り者でした。そのせいか、のちの女ドライバーシリーズでは
佐藤氏演じる同僚はいろいろといじられることとなり、第6話では乗り逃げにあって
上司から「向いてないんじゃないか、この仕事」となじられてましたね。(°∀° )

女タクシードライバーシリーズには「衿子の夫はかつて変死体で発見され警察の判断は自殺だったが、
衿子はそれに納得せず真相をずっと追い続ける」という重いテーマが根底に有ります。
夫に精神的に頼ることが多かった衿子は、その変死後は心の晴れることが無く、夫がかつて
自分にかけてくれた励ましの言葉、例えば「嫌なことは数えるな、いいことだけ数えろ」を思い出しては
何とか日々を送っている女性で、毎回、夫の死の真相を探ろうとして事件に顔を突っ込みますが、
そのせいかドラマ全体の雰囲気にも明るさはほとんどありません。
事件への関わり方も、衿子は夜明さんのように元刑事でも何でもない一女性で鋭い推理を
働かせられる訳もないので、関係者の証言を聞き回るだけで、夫の後輩の記者の
宮本(村田雄浩)が助言をしますが、切れ味はよくありません(笑)。
それでも何とか解決に持ち込めるのは、起こるのが犯罪者が知恵を巡らせた事件じゃなく、
偶然が作用する突発的な事件が多いからで、謎解きよりも、その事情の悲しさで視聴者を
泣かせることが、シリーズの基本方針なんでしょう。

基本方針と言えば、かつての流行歌に登場人物の心模様を代弁させるのもオヤクソクのようで、
3話では婚約をしておきながら悲しい事情で別れ話を始めたカップルの背後で、
「タワーリングインフェルノ愛のテーマ」がインストゥルメンタルでかかりますが、
この曲の原題は「お互いもう決してこんなに人を愛せない」で、まさに別れのシチュエーションです。
そして最後に「秋桜」がかかりヒロインに恋人が会いに来ますが、これもドラマの内容にピッタリです。
ちなみにその恋人はタクシードライバーで、オレンジにチェック模様のタクシーに乗っている、
ということは夜明さんを意識してますね。劇中、彼とそのタクシーが操作線上に浮かび、
「怪しいオレンジのタクシー」と連呼されるのでニヤニヤものです。(°∀° )
6話では「君恋し」がフィーチャーされますが、これはまさに衿子の気持ちそのままです。
夫恋しいあまりに夜の街で泣き濡れる彼女のバックにフランク永井のこの曲がかかるんですから、
時代はいつなんだというツッコミは入らざるを得ませんが、ピッタリでした。

第6話では夫の死の謎もついに解け、一旦はその愛に答えようとした宮本が海外赴任する飛行機を、
タクシーの傍らで見送った衿子なので、ひょっとしたらこのシリーズはこれで打ち止めなのか、
あるいはパートナー交代での新章突入になのか気になってましたが、なんと2年8ヶ月も経った後、
劇中でも相当の時間が経ったということで宮本が帰国して、シレっと再開されちゃいました(笑)。
でも、タクシー会社の同僚に大学が潰れた元心理学専攻の准教授(蟹江一平)が加わり、
宮本の不得意な鋭いアドバイスをしたりして、ちょっと波乱の予感も(笑)。

さてミニカーです。以前、夜明さんのタクシーを取り上げた時にコッチもついでに探したんですが、
その時点では東京無線タクシーのミニカーはトミカのそれもショップ限定品しかなくて、
それも通常販売は終了し、欲しければプレミア価格になる状態でスルーせざるを得ませんでした。
tokyomusen.jpg
それが6話を観ていたら、衿子の部屋を尋ねた宮本が標準スケールっぽい大きさのミニカーを
プレゼントとして持ってきたのか、テーブルの上で走らせて遊んでるシーンがあったんですよ!
いつの間にこんなん出たんだとばかり探して見つけたのが、
onnnataxi3sides.jpg
このプレイキャスト製ダイキャストカーでした。正確なスケールは1/32とやや大きいんですが、
1000円を切るお値段も魅力的だし、
onnataxilighton.jpg
このように電飾も効いていてこの値段なんだから素晴らしいですよね!
できればこのシリーズで他の劇中タクシーも出てくれるといいんですが…。\(^o^)/

という訳で、今回の締めは2サス界の二大名タクシーの共演です。
いかにダイヤペットが1/40と大きめでもちょっと1/32との横並び共演は無理だったので
奥に置いてサブロー効果を効かせて違和感を減らしてみたけどいかがでしょう?(笑)
zuraonna.jpg

え、無理がありすぎるって?
じゃ、しょうがない、代わりに美人でBOINな女性の写真でも見て楽しんで下さい!(°∀° )
BiondaYO.jpg
ほら、余さんって本当はこんなに美人でグラマーなんですよぉ!
あの地味なタクシーの制服姿だけじゃモッタイナイから、オメカシで出かけるシチュエーションが
もっとあればいいけど、恋のライバルも登場したことだし、
劇中でも「前より明るくなった」って言われてるから期待できるかなぁ…。(^q^)












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あなたはこれまでにどんな選択肢を選びましたか?
今回は1巡目なんでミニカーのターンですが、昨年10月からフジテレビ系で全10回で放映された
『素敵な選TAXI』というドラマをお題にします。

sentakumain.jpg
主役は竹野内豊で、最初はただのありがちなスカした恋愛ドラマと思いましたが、
タイトルに「選択」「タクシー」のダジャレが入ってるのと、宣伝用ビジュアルの竹野内の顔が
ゆるゆるだったので缶コーヒーの宣伝なんかで最近彼が押してるトボけた味のドラマかもと思って
take baka
ちょっと調べたら脚本を書いてるのがバカリズムだというんで、それならスカしたドラマには
絶対なるまいとなんとなく見始めました(笑)。
するとなんとこれ時間テーマSFで、旬は過ぎたとは言え普通の俳優を使ったドラマでこういうネタを
持ってくるのは珍しいので、毎回楽しみに観るようになりました。竹野内扮する枝分(えだわかれ)が
運転するタクシーが、客の要望に応じて過去へ戻り、間違った方を選んでしまった選択肢を
正しい方へ選び直し、素敵な結果を導き出す、というのが毎回のパターンです。

今普通に走ってるクルマと明らかにボディラインが違う枝分のタクシーは昭和48年式のトヨタクラウン。
いわゆるクジラクラウンで当時はお上品なイメージのクラウンだっただけにこの程度の「新しさ」でも
購買層からは支持されず、不人気車と認定されてたようですが、私は元の四角四面のクラウンが
苦手だったので、この丸っこい感じに親しみを覚えて好きでしたね。
あの当時はまさかクラウン正規品がケバいボディにショッキングピンクの色をまとって発売されるとは
夢にも思わなかったなぁ…。今のアレはさすがの私も苦手ですがナニカ?(°∀° )
kuzira krown
選タクシーはボディカラーも黄色や茶色が多いやわらかな感じ。
過去のイメージのセピア調ということなんでしょうか? 
white naiso
でも内装はシートともども真っ白なのは未来的な感じを狙ったのかな?
ボディー側面には「T-2200無線」と描かれていますが、ドラマの本放送の放送時間だった
火曜日22時(Tuesday-22:00)を表現しているそうです。
ドアの中程やフロントやリアのエンブレムにも使われている葉っぱのようにも見えるマークは、
主人公の名前「枝分(えだわかれ)」を表しているそうで、いろいろ芸が細かいです(笑)。
芸が細かいと言えば、普通に道を走って過去に戻ってしまうこのクルマのあまりの高性能さに
ほとんどの客は本当に過去に戻ったのか訝しむのを嫌い、枝分が毎回のように小細工を施すんですが
それがいかにも取って付けの「小細工」なのが微笑ましいです。劇中いろんな個所で枝分が繊細で
優柔不断気味なところが透けて見えちゃってますが、こんな芝居今の竹野内にピッタシですねぇ(笑)。

過去へ戻る料金ですが、 初乗り10分は3,000円で以降は1分毎に330円でタイムスリップできます。
つまり1時間戻るだけで2万円弱とけっこうな出費となりますが、どうもこのタイプスリップは
タクシーの運転主と客だけじゃなく、少なくともその人達が関わる世界全体に起こってるようなので、
あまり気安く戻ってもらってはいろいろ不都合なんでしょうね。現に劇中、かなりお金持ってそうな客が
何十年か戻りたそうだったのに枝分は、「可能ですがお勧めしません」みたいに断って、
「そこまで戻ると以降の選択肢が無数になって、現在のあなたと全く違う状況になる恐れがある」と
説明してました。劇中で乗ってくる客は直前の選択肢を誤った人物ばかりなのでその説明で
納得してたけど、「今の自分を完全否定したい場合はどうするんだ?」との疑問は残りましたが
それは語られることは無かったですね(笑)。そもそも何十年も戻ったら、枝分と客の若返りも描く
必要がでてくるし(劇中、客のメイク等が時間逆行に応じて戻っていく描写があったので、
選タクシーの中でも時間は流れてるようです)、セットもその時代のを作らないとならないから
TVの予算では無理という大人の事情もあるでしょうが(爆)。

このあたりタイムパラドックスの問題も絡んでくることで、昔の時間旅行テーマのSFでは
そのタイムパラドックスをどう説明するかも重要なテーマで、例えば筒井康隆の『七瀬ふたたび』では
戸籍上の年令は17才の女タイムトラベラーが、能力を駆使した結果20年以上生きた計算になるので、
見かけや物腰が17才より大人びて見えるんじゃないかと心配する描写があったりしました。
でも映画の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』以降、アッケラカンと過去の改変をする作品が増え、
現実には起こりえぬ事象でどっちが正しいとも言えないせいか、今ではそっちが主流ですかね(笑)。

とは言え、このドラマ、けっして生温い世界観に安住してるわけじゃなく、乗ってきた客に「死」が
絡んでくる回もあったりして、けっこうパンチも効いてます。視聴者の最大の疑問であろう、
「なぜ枝分のタクシーにはこんなことができるのか?」という質問にも最終回で答えが出て
意外かつ、納得できる説明がされ、続編への期待も淡く漂わせていました。夜10時からという
遅い時間帯とは言え、平均視聴率10%前後なので続編はちょっと厳しいかもしれませんが、
できれば観てみたいですねぇ…。

presenteda.jpg
選TAXIのミニカーですが、劇中、枝分の誕生日祝いとして、同じ色に塗られたミニカーが
プレゼントされてたので、同じ物の視聴者プレゼント、あるいはタイアップ発売があるかと思ったら
そんなことはなくガッカリしたので自作したのが今回のミニカーです。劇中のは、よく見ると
塗りが荒かったりして小道具さんがトミカをリペイントしたっぽかったんですが、私はそんな
細かい作業はゴメンだったので標準スケールのをさがし、こういう時最適のダイヤペットは、
1万超えのヴィンテージしかなかったのであきらめ、やっと見つけたのがトミカダンディのジャンクです。

dandysell.jpg
ボロボロでフロントのピラーも1本折れてましたが、色はどうせ総塗り替えだしピラーは作れるし、
値段は800円と高くないし、改造ベースとして最適の品でした。

そして出来上がったのがこちら
sentaxi3sides.jpg
しょせん素人の手塗りなんであまりうまく入ってませんが、標準サイズのミニカーにしたのが幸いして
劇中のトミカ手塗りよりは少しマシに仕上がったんじゃないかとうぬぼれてます。(°∀° )
しょせんうぬぼれなんで突っ込むのは無しの方向でお願いします。m(_ _)m

人生の選択肢に失敗してばかりのことが多い我々ですが、そんな現実から少しだけ目をそらし、
心をホッコリとさせてくれるドラマ、『素敵な選TAXI』はまさにそんな作品で、
これを本放送でちゃんと観た、私の選択肢は素敵なものだったと胸を張って言えますね!(笑)


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ホーリー・キャットは借りパク上等の女ペテン師?!
tiffanytaxi.jpg
早めの夏休みも終わって今日から再開ですが、
第一週でミニカーネタなので、最近、アメリカから取り寄せたコレ、
NYのイエローキャブで映画は『ティファニーで朝食を』(1961)です。

tiffany poster
あまりにも有名なこの映画、主人公ホリーは名前の無い猫と同居していますが、
原作ではこう説明されてます。。
「かわいそうに名前だってないんだから。名前がないのってけっこう不便なのよね。
でも私にはこの子に名前をつける権利はない。
ほんとに誰かにちゃんと飼われるまで、名前をもらうのは待ってもらうことになる。
この子とはある日、川べりで巡り会ったの。
私たちはお互い誰のものでもない、独立した人格なわけ。私もこの子も。
自分といろんなものごとがひとつになれる場所を見つけたとわかるまで、
私はなんにも所有したくないの。
そういう場所がどこにあるのか、今のところまだわからない。
でもそれがどんなところだかはちゃんとわかっている」、彼女は微笑んで、猫を床に下ろした。
「それはティファニーみたいなところなの」と彼女は言った。


ホリーの憧れの場所、ティファニー。有名な金持ちをパーティーで引っ掛けて、
その奥方に収まることを狙ってるホリーは、期待はずれの相手だった場合は、
デートの途中でチップに50ドル建て替えてもらってトイレに立ったままドロン、
というタチの悪い娼婦じみたことを繰り返して日銭を稼いでいます。('A`) 
当然ビンボーで、1年住んでるのにロクに家具も無い部屋で猫と住んでますが、
そんな彼女にとっては、ティファニーで買い物するなんて夢のまた夢でしょう。
彼女のフルネームはホリー・ゴライトリー(Holly Golightly)で、Holly は
劇中では「旅行中」という意味らしいですが、原義はセイヨウヒイラギ。
赤い実をつけるけど苦いので鳥は食べないそうです。発音が「神聖な」と同じなのは、
クリスマスの飾りとしてキリスト教に取り入れられたからかもしれません(笑)。
Golightly とはgo+light+lyで、
go lightは「借りた金で賭ける」という意味。
つまり「金を借り倒しては逃亡の旅を続けるクセの強い風来坊・詐欺師」で、
彼女の自堕落な生活そのマンマの名前ですね(笑)。


映画では冒頭、早朝にタクシーで乗り付けたホリーが、閉まってるティファニーの
ショーウィンドウの前でパンとコーヒーの質素な朝食を摂るところで始まります。
原作には無いこのシーンは、髪にメッシュを入れ、ジバンシーのファッションに
身を包んだホリーの、その艶やかな外見を際立たせていると共に、
ちゃんと空袋とカップをゴミ箱に捨てるイイ娘だってこともさり気なく描いていますね。
このティファニー前のホリーの行動を「一仕事終えた娼婦」だと決めつけてる
映画レビューも多いですが、劇中では「頭の中が真っ赤になるほど気分が悪くなったときに、
気分を落ち着かせるためにタクシーでティファニーに行く」と説明されているし、
誰とも知れぬ男のベッドから抜け出しタクシーに乗るところは描かれてないので、
このシーンが映画オリジナルである以上、「一仕事終えた後の娼婦」と決めつけるのは早計です。
実際、アパートに戻ったホリーを車に乗った男が待っていて、トイレに立ったまま消えたホリーを
なじってるので、あそこは「婚活で期待外れだった男から逃げ出した後」と見るべきでしょう。

ティファニー前のシーンで最初に主旋律を奏でる物悲しい響きは、ずっと何の楽器か
解らなかったけど、楽隊経験のある友人のおかげで、ハーモニカだと解りました。
解ってみれば確かにその音だけど、オケ演奏でハモニカを使ってるとは
思いませんよね、フツー。(°∀° )
どこか物悲しいホリーにピッタシのハーモニカの響きですが、原作では
「ある晴れた朝、目をさまし、ティファニーで朝食を食べるようになっても、
あたし自身というものは失いたくないのね」
というセリフがあり、
『ティファニーで朝食を』というのが、そんな無理が効くほどの金持ちになる 
という意味なのと、たとえオトコの財力でそうなっても心は売らない、という、
ホリーの悲しい決意の言葉になってます…。( TДT)

そんな自堕落ギリギリの生活を送るホリーの上の階に越してくるのが、作家の卵のポールで、
まだ著作は1作しか無く当然食えないから、中年の装飾家のパトロンがいる囲われ者です。
「自堕落な女を清貧の青年が救う」というのが当時のハリウッドラブロマンスの典型だけど、
自堕落ギリギリの女を自堕落な男が救う捻った構成にしてある辺り、原作者カポーティの味でしょう。
女装飾家をパトリシア・ニールが演じてるのは、間違いなく狙った配役で、パットがロアルド・ダールと
結婚しておきながら、愛してたのはずっとポール・ニューマンだったという
当時は周知の事実にかこつけたんでしょうね。


オードリーがあまり美声とは言えない声でギターを弾きながらたどたどしく窓辺で
「ムーンリバー」を歌い、それをポールがニコニコしながら見てるってシーンがあって、
当時就任したてのパラマウント映画新社長が不要だから切れと主張したのに、
オードリーが頑として応じなかったらしいですが、
あのシーンはホリーが無理して艶ぶってることを示す格好のシーンであると共に、
ポールとホリーが「親友」であることを適切に表現しているんだから、
社長に見る目が無かったというべきでしょう。            
この「ムーンリバー」という歌もクセモノで、ハッピーエンドに被さるから恋人同士の心象風景の比喩と
思ったら、なんと作詞者ジョニー・マーサーの故郷、ジョージア州サバナに実在する川の名前だそう。
ストレートに歌詞を解釈すれば「いつかこの川に漕ぎ出してどこまでも遠くに行ってやる」って
決意の歌だから、恋人じゃなく、川を旧友に見立てた少年の歌なんですね…。
そういえば歌詞に出てくる「ハックルベリー・フレンド」ってトム・ソーヤの親友のことだし…。
だからいかにもボーイッシュなオードリーがこの歌を唄い、ポールがニコニコ顔で聞いてるのは
二人の仲が清いことを暗示してるんですね。
カポーティはホリーの役にはマリリン・モンローが理想的と思っていたそうで、
オファーはされたけど断られたそうです。
モンローにしてみれば、あらすじだと1956年の『バス停留所』と大差無いし、
また娼婦役なのも抵抗があったとのこと…。
正反対のヘプバーンにしたってすんなり決まった訳ではなく、「娼婦の映画じゃなく
自由に生きようとする女性の役」だと説得されて渋々引き受けたらしいです。
冒頭のシーンを、よく見れば娼婦じゃないように描いてるのは
オードリーの要望だったんでしょうね。 

ラストも小説では、タクシーから放り出した猫は見つからず、ポールに捜索をまかせ
ホリーは旅立ち、たまにハガキが来たりはしてもそのまま行方知れずに…。
それでも律儀なポールはキャットを探し続けるけど、見つからず、
ある日、幸せそうな雰囲気の家の窓辺で、キャットがなごんでるのを見つけ
「ホリーもあんな風に安住の地を見つけてたらいいな」と思うという、切ない展開なんですね…。

カポーティは、ホロ苦い感じの原作のラストを甘ったるいハリウッド的なハッピーエンドに変えられ
立腹していたという話もありますが、映画では結ばれるエンドではあるんだけど、
完全なハッピーじゃなくて、やっとつかんだ大金持ちとの結婚が待つ南米行きが
逮捕でオジャンになり捨て鉢になったホリーが、タクシーを止めてキャットを雨の街に捨て、
そのまま行こうとするので、ポールが怒って降りて探しに行く展開です。
その時にティファニーで無理言って彫ってもらった刻印入りオマケリングをホリーに突きつけ
「キミは自分で作った牢獄に閉じこもってるだけで、それは自分から出ないと一生そのままだ」
みたいなセリフを言うんですね。その直前に女パトロンにホリーのことを告げ、
自分から囲われ部屋から出ていったポールだから言える説得力溢れるセリフなんで
ホリーも改心したようですが、やっと作品が売れ始めた駆け出し作家と、
奥さん願望だけの家事オンチ女では、前途多難でしょうねぇ…。(°∀° )

なんでこんなにポールがキャットに肩入れするかは、彼の唯一の著作の題が
「9つの命」なことからすぐ解ります。「9つの命」とは「猫が持つ命の数」で、
そんなタイトルの話を書くからにはポールは相当なネコ好き違いないですからね(笑)。
そう言えばキャットも初対面時にイキナリ、ポールの肩を踏み台にして
上の棚に飛び乗ってたけど、彼が猫好きだって察したんでしょう…。
猫嫌いなオーラを発してる人には普通は猫は近づきませんから(笑)
このキャットちゃん、相当調教が行き届いていると見えて、終盤、ホリーが 
ポールに振る舞おうと料理をしてて、圧力鍋の中身をドッカンと天井まで
飛ばしちゃうシーンがあるけど、鍋の後ろの壁の上のお気に入りの棚に乗ってるキャットは、
その寸前までは二人の動きにチョコマカ反応してたのに、音の瞬間は微動だにしません。
メチャメチャにもがいで逃げ出したブロフェルドのネコみたいになるかと思ったのに
意外だったけど、音がデカすぎて腰を抜かしてたのかもしれないです…( TДT)
映画で猫ちゃんを取り戻したってことは「一つになれる場所を見つけた」ってことで、
映画のラストは、ジバンシーに身を包み社交界で生きていこうとしたホリーは、
雨に打たれてすっかり化粧も流れ、本名のルラメイに戻って
同じように誠実さを取り戻したポールと結ばれるということなんでしょう…。 
まぁ、それも悪くないけど、女寅さんでいつも「旅行中」のホリーの方が好きだなぁ(笑)。

つうことで今日のミニカーは、ホリーが多用するタクシーです。
1957 Plymouth Savoy
劇中いくつかのパターンがありますが、ラストシーンで猫ちゃんを放り出したのは
黄色いプリムスのサヴォイの1957年型。

tiffany taxi 3sides
この品はディンキーで全長約10.6cmの標準スケール。商品名はPLYMOUTH PLAZAです。
ヴィンテージのディンキーともなると日本では相当高値なんで
他の品とセットにしてセカイモン経由でebayで手に入れました。
劇中と屋根の色が違いますが、こういう色のタクシーも出てくるし、
程度のいいヴィンテージディンキーをリペする度胸も無いのでキニ(゚ε゚)シナイ。

つうことで、再開の今回は、誰でも知ってる名作映画を、
どこの映画レビューアーとも違った角度で突っ込み、
そして極めてオーソドックスなミニカーを取り上げるという、
このブログの基本に帰った記事にしてみましたが、お気に召していただければ幸いです。

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