キャラクターミニカー秘密基地
劇中車キャラクターミニカーを中心に 陸海空で大活躍するスーパーメカの模型が集まる秘密基地でしたが、開始後7年を迎え「映像作品に登場の様々なキャラの玩具」を紹介するブログとして拡大再開店です
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FZIRO

Author:FZIRO
ミニカーコレクターからも、
合金コレクターからも異端視される
劇中車のキャラクターミニカー、
それも標準スケール物を中心に
ひたすら集め続けています。
マイナーなジャンルでしたが
この頃はキャラウィールや
カーズのおかげで、少しは
市民権を得られてきたかな?(笑)
なお、このブログの内容は、
いわゆる「日記」ではないので、
コメントや御質問があったら、
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跳ね馬を超える天かける血馬
svo1main.jpg

今夜の御題は日本のF1マシンとして、架空の存在ながらも今なお圧倒的な存在感を持つ、
『赤いペガサス』のSV-01改です。

セナやプロストがホンダのエンジンで優勝を争い、中島も正規ドライバーとして参戦し、
日本にF1ブームが訪れた1990年よりも早く、日本人は2度、F1に親しむ機会がありました、
1回目は1965年のホンダの最初の挑戦の時で、最終戦のメキシコGPでリッチー・ギンサーが
念願の初優勝を果たしますが、当時の日本ではF1というものがよく理解されていなかったため、
世間的にはあまり好評では迎えられなかったという説もあります。


honda.ra272.jpg

しかし、車好きはこの快挙を熱狂的に歓迎しただろうし、1967年に『マッハGoGoGo』が
制作されたのは、この優勝の影響大であることは間違いないでしょう。

machf1.jpg

ちなみにこれは『マッハGoGoGo』で主人公の三船剛が2回ほど乗るフォーミュラーカーですが、
その形状やカラーリングから、ホンダの優勝車RA272の影響を受けていることは明らかです。



pegasuslr.jpg

そして12年後、スーパーカーブーム真只中の1977年に、その頂点としてのF1の世界を描ききったのが、
この村上もとかの『赤いペガサス』です。なにせ、スーパーカーブームに火を付けた
『サーキットの狼』の中でタマに憧れの英雄的に描かれるマリオ・アンドレッティ、
ニキ・ラウダ、ロニー・ピーターソン等が主人公ケン・アカバのライバル達として登場し、
ケンと時には争い、時には協力し合う様子を、村上もとかによる緊密なペンタッチにより
ぎっしりと描かれるわけですから、人気が出ないはずがありません。

(上の画像は小学館文庫版『赤いペガサス』第6巻P16~17からの引用です。表紙写真はこちら)
pegusas6kan.jpg


この『赤いペガサス』は、『サーキットの狼』が池上さとしの画力がイマイチだったために、
それを補うため導入したハッタリズムの世界に、そろそろ飽き始めていた
少年たちのハートをガッチリとつかみました。
実は『サーキットの狼』も終盤はF1の世界に飛び込むのですが、あまり語られることがないのも、
間違いなくこの『赤いペガサス』の煽りを食ってのものでしょう。

日本におけるF1理解に間違いなく貢献したこの作品ですが、主人公のケンが何万人に一人しかいない
ボンベイ・ブラッドという血の持ち主という設定のために、常にケガと輸血の問題がつきまといます。
このタイトルの「赤いペガサス」というのは、ケンのエンブレムのことですが、
フェラーリの跳ね馬に対抗したと同時に「血の赤」を意味しているのかも知れません。
また「赤いペガサス」のエンブレムではモービル石油のモノが有名ですが、
それとは形が違うし、関係あるかどうかは不明です。

その血液絡みの大きなエピソードとして、ブラジルでケンが大量出血した時に、
空輸されてきた輸血用のボンベイ・ブラッドを、マリオ・アンドレッティが
ピーター・ハントのマクラーレンを借りて公道を全速で飛ばして運び、
途中、邪魔な大型トレーラーの上をジャンプしてまで届けようとしますが、
とうとうムリがたたりエンジントラブルでストップしたのを、
それを予測しタイレルP34で追ってきたロニー・ピーターソンがリレーして、
見事病院まで送り届けるというものがありましたが、そのヒューマニズムあふれるシーンは、
当時この作品を読んでいた多くの少年たちを感動の渦に巻き込みました。
このあたりの上手さも、後に『六三四の剣』や現在連載中の『龍』といった
人間ドラマを得意とするようになった村上もとかならではの筆の冴えでしょう。


sv013sides.jpg

このミニカーはポピニカの標準サイズで、大きさは約12.2cm。1978年の発売です。
当時ポピニカは『マシンハヤブサ』『アローエンブレム・グランプリの鷹』『激走ルーベンカイザー』
といったレースアニメからの商品を多く展開しており、アニメ化が成されていないこの『赤いペガサス』も
その流れで発売されたものと思われます。後輪にブルバックゼンマイを装備し、
ちょっと後ろに引っ張ると猛烈ダッシュするというギミックが仕込まれましたが、
当時のブルバックゼンマイはまだ大型で、エンジンでうまくカモフラージュしてあるとはいえ、
若干、元のマシンのラインを損ねる結果になっていたことは残念ですが、
こうしてミニカーとして出してくれただけでも有り難いというものでしょう…。


beforerertor.jpg

このミニカーは本格的にコレクションを開始してからの30年、実物を見たことすら無かったのですが、
先日行ったあるフリーマーケットで、ジャンクの合金モノが詰まった箱の中から掘り出したモノです。
その時は上の写真のようにドロドロ・サビサビの状態で、フロントのステアリングも折れていて、
正直触るのもイヤな感じだったんですが(笑)、「見慣れないF1カーだな~」とか
思いながら裏板を確かめてみると「SVーO1KAI」の文字を発見!
ひさびさに身体に電気が走る感じがしましたが、フリマにも最近は強欲な業者も混じってるから、
売り手におそるおそる「これいくら?」と聞くと、「100円でいいよ」との返事です。
天にも昇る気持ちで買ったことは言うまでもありません(笑)。

しかし、この個体、業者が100円しか付けなかっただけあって、実に状態は惨かったです。
どうも砂場かアスファルト上でさんざん走らせたようで、底板と端々がギザギザに削れていました。
バラしてみると内部にもドロや砂がこびりついています。しょうがないんで部品を全部バラバラにし、
一つ一つをブラシで洗浄しました。特徴であるブルバックゼンマイは完全固着状態だったので、
こちらもバラして砂を取り除き、オイルを差してみたところなんとか回るようにはなりましたが、
ギヤが欠けてしまっていて、ダッシュはもうできません。
幸い、フロントステアリングの折れは、接着とプラ板による一部の部品自作で何とかなりました。


uramensvo1.jpg

裏面のエンジン部分も表面は砂で削れていましたが、幸いパーツ欠けは無かったので、
銀色塗装とツヤ再生でフィニッシュ。底板も一応黒く再塗装はしたけど、
削れてしまってるのはもう、(゚ε゚)キニシナイ!! (w

裏面の惨状に比べて、ボディ部は比較的無事で、チョロチョロあるハゲやヒケに色を足した他は、
フロントのペガサスマークは完全に失われていたので、自分で写真を元に描き、
あとはフロントのウイング等、端々が削れてしまっていたので、
原型を損なわない程度にヤスリ掛けして、形を整えました。

以上、なんとか見られる状態にするまでに、けっこう手間がかかったこのフリマ物件ですが(笑)、
何と言っても原価100円です。この出会いには感謝したって仕切れるものじゃありません。
実はこの日はもう一つ格安出物をGETしたので、しばらくフリマ通いがクセになりそうです!

セナが突然に逝ってしまって以降、私自身のF1熱は急激に冷めてしまったのですが、
それでも先日のシュマッハーの引退は、あの時代の若手のホープで、後に帝王に登り詰めた彼にも
とうとうその日が訪れたのかと感慨深いものがありました…。
今回のこのSV01改の入手をきっかけにして、この車と激しいバトルを闘い
私も大好きだった当時のF1カー、JPSロータスや6輪タイレル等を
何台かコレクションしてみようかと思います…。




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やっぱタイでしょ!
tyrellmain.jpg

以前、『赤いペガサス』のSV-O1改を御題に取り上げましたが、またしばらくはその路線で、
まずはタイレルP34が今日の御題です。

このTYRRELLというチーム、今日では「ティレル」と読ませるのが一般的だそうですが、
あの当時は「タイレル」と読んだし、とある日本のレースに参戦した時には「たいれる」と
ボディに平仮名で書いてあったこともあるので、どうも「タイレル」でないと気分が出ないので、
ここでは「タイレル」表記で行きます。


tyrellzisya.jpg

タイレルP34は1976~77年に実戦投入されたF1カーで、76年こそ華々しい活躍を見せますが、
77年にはグッドイヤーが他に流用できない前輪用タイヤの開発を拒んだことにより
戦闘力の低下を招いてしまいます。『赤いペガサス』の設定年代は1977~78年なので、
まさにこの2年目となり、劇中には最初期から登場していますが、主役マシンである
SV01が開発される前の、SVEチームの旧型車009といい勝負をしてるような状態です。
そのため後半ではレースでの印象は薄くなっていきますが、そんなP34が大活躍するのが、
SV01改の時に書いた「ボンベイブラッド輸送リレー」です。

大出血したケンを救うべく、熱くなりすぎたマリオ・アンドレッティはマクラーレンを
オシャカにしてしまいますが、それを見越してP34で追ってきたロニー・ピ-ターソンが
血清を引き継ぎ、見事病院へとゴールする!
この壮快なアシストは、そのままこの二人の78年のロータスでのチーム体制を思わせもし、
もしかしたら、実力は高いけれども、この年は不遇の状態にあったロニーと、
人気は高いけれどもレースでの活躍は望めなくなったタイレルP34を輝かせるために
設定されたエピソードだったのかも知れません…。
ronny.jpg







tyrell3sides.jpg

今回お見せしているミニカーは割と最近に出たカルツォの1/43スケールで、
1977モナコGPでのロニー・ピーターソン搭乗車仕様のモノです。
カルツォはビテスブループの一員の国籍はポルトガルのメーカーで、生産地は中国。
定価では3000円程度とお手頃価格で、幅広い時代のF1カー等を取り上げてくれてます。



tamiyarcpake.jpg

タイレルP34の模型と言えば、やはりトミカとそれからタミヤの1/10のラジコンが印象深く、
1978年当時、電動ラジコンカーでレースなんかにも出ていた私にとってはライバル車でした。
私は京商のスーパースポーツというキットをベースにモーター強化、ベアリング装着、
ボディ軽量化と、あらゆる改造をしまくった車体を持っており、さらにそれで徹底して
走り込んでいたため、一番数が多かったタミヤのポルシェ934あたりなら「恐れるに足らず」、
という状態でした(笑)。しかしタイレルはボディがコンパクトなため車重は軽いし、
6輪の接地の良さを活かしてコーナリング性能も高かったので、なかなかいい勝負だったのです。
自分では持つことは無かった車体ですが、あの白紺のツートンカラーは印象に深く残り、
今回、1/43のミニカーを捜す際にもそのカラーリングを選んだくらいでした。
実は1年ほど前に、例のオタ中市場の300円のジャンク詰め合わせの中に、
標準サイズのタイレルがあるのを見つけ、その当時はF1を集める気がなかったのと、
他のがクズだったので一旦スルーして、翌日買いに行くと見事に消えていたことがあって、
その時のタイレルが紺一色の奴だったんでそれと差別化したいという、
実にクダラナイ個人的理由もあったりして(爆)。

ま、それはともかく、こうしてやっと私の手元に来たタイレルP34を、今後はせいぜい
大切にしようと思います。だって「タイレル」の「タイ」は「メデタイ」の「タイ」だし!


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愛を捜したオトコとクルマ
mclarenmain.jpg

ケン・アカバにボンベイブラッドを届けるのに、後半はタイレルP34が活躍したのは
前回書きましたが、前半にエンジンが焼き付くまで走ったのが、今日の御題である
マリオ・アンドレッティが運転するマルボロ・マクラーレンM-23です。
ミニカーは安く手に入ったので、そのマイナーチェンジ版で
この『赤いペガサス』シリーズ後半で登場のM26で代用します(笑)。

この年のマリオはロータスに属していたんですが、どうして彼がマクラーレンを走らすことに
なったかと言うと、この日は悪天候で自分のマシンの到着が遅れ、たまたま空港にいたマリオに
血清の空港からの運搬をSVEチーム員が要請したんですが、到着していたのが
マクラーレンだけだったんですね。そこでケンを心配して病院に駆けつけていた
本来のドライバーであるジェームズ・ハントとの間に電話で話がまとまり、
マリオがマクラーレンを駆ることになった訳です…。

james_hunt.jpg

このスリムなハンサムガイがハントですが、ライバルに自分のマシンを貸すことは
レースの駆け引き上著しく不利だし、公道走行で破損する可能性も大なのに、
瞬時の逡巡だけでOKを出したハントはさすが前年度のチャンピオンを獲得した
超一流のF1ドライバーですね。

mcjump.jpg
小学館刊少年サンデーコミックス版単行本2巻P90~91より引用)

その心意気に燃えたマリオも慣れないマシンを最高に乗りこなし、ノロノロ走るトレーラーの
荷台をジャンプしたり、当時最高速の市販車だったランボルギーニ・カウンタックLP500Sを
ブッチぎる等の大健闘を見せますが、それでもF1マシンにとっては低速すぎ、
結局エンジン不調で止まってしまったのは皮肉です。
特に「スーパーカーの代名詞であるカウンタックをブッチぎるスピードでもF1には遅い」
というこの描写はショッキングで、『サーキットの狼』に飽き始めていた
スーパーカー小僧たちの一部を『赤いペガサス』に転ばさせるいいきっかけになりました(笑)。
なぜ一部かと言うと、この時期のケン・アカバの性格がエキセントリックで、
自己中心的な振る舞いも目立ったからで、この性格は連載が進むに連れて
徐々に緩和されていきますが、初出の少年サンデーコミックスの単行本では
2巻収録のこのエピソードの頃は、ケンを嫌う人も少なくありませんでした…。
pegasus2kan.jpg


さて、ケンも回復し、ブラジルGPでのジェームズ・ハントのマクラーレンとの
バトルとなりますが、焼き付いたエンジンを取り替えたマクラーレンは
調子が上がらかったため、メカニックから「プラクティスタイムを少し譲って欲しい」
との要請がありますが、ケンはこれを断ります。

この要請はハントのあずかり知らぬことで、知ったハントは頼んだスタッフを
叱っていたので、ドライバー同士には確執は無いと思われますが、
このケンの態度は当時も今も、私には自己中に感じられますねぇ…。
自分と同じ血を持つ妹のユキを、本人の望みとは言え「血液銀行」扱いしたりもする
ケンなので、これぐらいは当然という感じもしないではないのですが…。

そういう理由でブラジルGTでは立ち上がり今ひとつ精細を欠いたマクラーレンですが、
ケンとブラジルの英雄フィッティパルディが激しくトップ争いのデッドヒートを
繰り広げる中を耐え抜き、最終的には2位に付けるという健闘を見せただけでなく、
この後も長く作品には登場し、SVEの新型マシンであるSV-01との熱いバトルにも
一枚噛んでくるのでありました。

maclaren3sides.jpg

お見せしているミニカーは、1970年代終盤当時に発売されたエーダイグリップの
テクニカ43シリーズのNO4です。キャラクター物には強いエーダイですが、
これは特にキャラクター物とは唱わないシリーズで、当時のF1カーを多数発売していました。
スケールは1/43で、後ろのウイングまで計って約10cmの大きさになり、
m26.jpg

この実車の形と独特のマルボロカラーを、当時にしてはよく表現したミニカーだと思います。

プレイボーイで女性の噂が絶えなかったというジェームズ・ハントですが、
このマクラーレンのスポンサーであるMARLBOROというブランドネームが、
Man Always Remember Love Because Of Romance Only.
(人は、本当の愛をみつけるために恋をする)の略だとの通説があることから考えると、
まさにマルボロに乗るために生まれてきたようなレーサーであり、私たちの印象にも強く残っています。

※ドルフィンさんの御指摘により、トレーラージャンプしたのはM26じゃなくて
 その1つ前のM23だということが解ったので原稿を一部書き直させていただきました。
 不確かな情報を流しましたことをお詫びさせていただきます。m(_ _)m




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マリオの黒いスーパーマシン
lotusmain.jpg

『赤いペガサス』特集、続いては、これまでたびたび話に出てきたマリオ・アンドレッティが駆る
J・P・S ロータス78です。最初のウイングカーとして開発されたこのマシンは、
その直線的・鋭角的なボディラインが印象的で、黒と金というJPSカラーとも相まって、
最高の美しさを持つクルマでした。
lotus78.jpg


マシンとしての完成度は後の79や80に一歩譲るかもしれませんが、今でも私は最高に好きです。
SVー01改もはっきり言ってこのロータス78のパクリで、劇中でも開発者のトム・カサハラが
そう新聞記者に言われて「あっちが真似たんだ」と開き直るシーンがあったりしますが、
まぁそこはマンガならではの御愛敬でしょう(笑)。

名車だけに劇中への登場も多く、まずは1巻で、老雄カル・モンティがドライブし強い印象を残し、
以降は主にマリオや同僚のニルソンが運転しますが、マリオは毎回のように優勝争いに加わり、
特に少年サンデーコミックス版5巻のアメリカGPでは、ケンの同僚で地元出身のロック・ベアードと
ケンも含めた三つ巴でのデッドヒートとなり、とうとう大クラッシュ!
beardcrush.jpg
(小学館刊少年サンデーコミックス版単行本P38~39より引用)

ベアードは焼け死んでしまい、この事件はケンの心とSVEチーム全体に大きな傷跡を残します。
ケンがまた心に深い傷を負ったし、もともとベアード贔屓でケンを嫌っていたSVEスポンサーの
バートン社社長が、以降、はっきりとケンの敵に回り陰謀を巡らすようになっただけでなく、
チーム内部にも「解雇止むなし」とケンを良く思わない風潮が広まったのでした…。
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この大事故でも幸いにマリオ・アンドレッティには大きなダメージは無かったようで、
次のスペインGPでは堂々の優勝を果たし、また、ロータスの2番手のニルソンも
タイヤ問題で大波乱のあったベルギーGPでは、ケンの猛烈な追い込みから逃げ切り、
念願の彼にとっての初優勝を遂げています。


mario_andretti.jpg

マリオ・アンドレッティは御覧のようにいかにもオッサン然とした風貌の持ち主なので、
あまり女性には縁はなかったかも知れないし(笑)、劇中でも、ケンの命を救った
血液ラリーについて語る時に「単にギネスの珍記録ブックに乗りたかっただけ」とか
「自分の優勝パーティーの出席者を一人でも増やしたかっただけ」等、おどけた返事をしてるんで、
テレ屋さんのひょうきん者として一般に認知されているのかもしれませんが、
これでも1978年のワールドチャンピオンに輝いた偉大なレーサーの一人です(笑)。


jpslotus3sides.jpg

このミニカーもテクニカ43シリーズで全長10.6cmの標準スケール。カタログナンバーはNO3です。
このシリーズのラインナップは手元にカタログが無いので一部よく解らない部分もありますが、
(1)タイレル・フォードP-34
(2)フェラーリ312T2
(3)J・P・Sロータス78
(4)マルボロ・マクラーレンM-26
(5)ブラバムBT45B
(6)インペリアル・ロータス78 (色違いのロータス)
(7)ルノー・ターボRS-01
(8)ウォルター・ウルフWR-1 
(9)マーチ761B        と、ここまでは確実で、
1977年度のF1カーを揃えていることになりますが、なんと確認できる限り最後の
(12)にフェラーリ・レインボーがあるんですね! 

そうフェラーリ・レインボーと言えば、『赤いペガサス』劇中でプライベートカーとしてケンやユキが
乗り回していた車です。ラインナップの最後をF1とは直接関係ないレインボーで締めてるからには、
開発者の頭の中にはたぶん『赤いペガサス』があったんじゃないかと思います。
少々このテクニカ43よりはサイズ大きめだけど、ポピニカのSV-01改と一緒に揃えれば、
しっかりと『赤いペガサス』の世界に入り込めるという寸法です!(笑)。

ということで、ここまで揃えてきた4台で、その1977年の架空F1グランプリの世界を
再現してみました。サイズが大きいのでクリックして御覧下さい!

deadheatgarally.jpg




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ケンとユキとをつなぐ虹
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さて4回に渡ってお送りした今回の『赤いペガサス』特集、そのトリを飾るのは、
前回ちょっと話に出てきたフェラーリ・レインボーです。

このクルマ、最初に出てくるのは1巻のP72から始まる「殺人ゲーム」の章で、
レース界に復帰を決めたことを話に来たケンとの待ち合わせにユキが運転してきています。
ただそのすぐ後にケンがハンドルを握ってるし、その後、ケンが単独でドライブしている姿も
描かれるので、「ユキの車」というよりは赤馬家用の自家用車で、たまたま今回は
ユキが運転していたというのが正しいようです。

このフェラーリ・レインボー、出てきただけでも印象深いクルマですが、
初登場時には大きな見せ場があり、絡んできたロンドンの暴走族相手に派手なカーチェイスをかまします。


1kanraibow1.jpg

その相手というのもちょっと変わっていて、全部で5~6台いるようで、
「イエローモンキーのくせにナマイキだ」と絡んでくるよなアタマ悪い連中ですが(笑)、
1巻のP80のこのコマで判断すると、乗っている車は、向かって右はBMWですが、
左はあまり特徴の無い車です…。

1kancrush.jpg

P86のこの事故シーンではUPになりますが、サニーやスカイラインぽい感じもあるんですよ…。
日本人をバカにしてる連中なんでまさか日本車には乗ってないだろうと思うんだけど、
DATSUNをアメ車と信じ込んでいたアホなアメリカ人の話はよく聞くんで、
ロンドンの下町にもそういう連中が転がってても何の不思議も無いかも?(笑)。

1kanalfa.jpg

この暴走族の中で一番腕が立つのが、P96のこの左の車に乗っている連中で、
特徴のあるボディラインとロゴから、アルファロメオのジュリアのTZあたりかと思ってたら、
それをベースにワンオフで作られたカングーロというモデルなんだという説もあります。

もしそうなら、フェラーリのレインボーも本当はワンオフのショーカーなんで、
このマンガのシーンは世界で1台ずつしかないクルマ同士が繰り広げる夢のカーチェイスになり、
カングーロがクラッシュしちゃうのが何とももったいない。
ちなみに現実のカングーロは試乗中にクラッシュし、長くジャンク状態にあったのを、
日本の愛好家がコツコツとレストアし、今では完全な状態を取り戻しているそうです。
フィクションの世界では日本人が煽ってクラッシュさせた車を、現実ではその日本人が
レストアするとは、なんとも面白い話ではありませんか!


rainbow3sides.jpg

お見せしているミニカーはテクニカ43のNO12で、カタログの表紙も飾っている、
おそらくはシリーズのトリを務める一台です。約9.3cmの標準スケールで、このレインボーのミニカー
自体が珍しい中、たぶんこのスケールでは唯一のダイキャスト製だと思います…。
今回『赤いペガサス』特集に踏み切ったのもこのレアな1台が手に入ったからで、
オクにジャンクの状態で安く出ていたので入札したところ、あっという間につり上がり、
結局5000円近くかかってしまいました。7000円で新品が出てることもあるので、
ちょっと高騰しすぎですが、まぁ仕方ないですねぇ……。


レインボー入手記念に、SVO1改とのケンの愛車のツーショットを撮りました。
kenscars.jpg

私のSV-01改は、以前紹介したようにジャンク再生品なんで、
レインボーもピカピカの新品よりは、これくらいヤレてる方が釣り合いがいいと、
自分を慰めることにします。まぁ、手元に届いてみたらジャンクというよりは
ルース程度の現状で、全面塗装し直しはせずに済んだので、そこは安心したんですが(笑)。


このケンの愛車2台の夢の競演も素晴らしいですが、フェラーリレインボーと言えば、
1巻のP154~155に広がる、夕焼けの草原でのイラストが印象深いです。
セリフで表現される赤い血のように染まった空にペガサス型の雲が浮いている壮大な高原は、
ケンとそしてユキの行く末を案じているかのように美しく、しかし不吉なものでした。
p104-105.jpg


この印象深い絵をミニカーと実写コラで再現してみたのがこの一枚です。
はたしてどこまで、原画のイメージに迫れているでしょうか?
まるでケンとユキとの血の絆にかかる虹のような朱色に染まったこのクルマ、
その美しさがうまく表現できていればいいんですが……。
rainbowdaun.jpg



という訳で、今回の『赤いペガサス』特集はこれで終わりです。
まだ取り上げるべきマシンは何台か残ってますので、
それらが手に入った時、続きはまたお届けしようと思います…。

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