キャラクターミニカー秘密基地
劇中車キャラクターミニカーを中心に 陸海空で大活躍するスーパーメカの模型が集まる秘密基地でしたが、開始後7年を迎え「映像作品に登場の様々なキャラの玩具」を紹介するブログとして拡大再開店です
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FZIRO

Author:FZIRO
ミニカーコレクターからも、
合金コレクターからも異端視される
劇中車のキャラクターミニカー、
それも標準スケール物を中心に
ひたすら集め続けています。
マイナーなジャンルでしたが
この頃はキャラウィールや
カーズのおかげで、少しは
市民権を得られてきたかな?(笑)
なお、このブログの内容は、
いわゆる「日記」ではないので、
コメントや御質問があったら、
古い項目にも御遠慮なくどうぞ!

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みんながうらやむステキ魔法機械
chittymain.jpg

ここのところ実在の車ばかりお届けしてきましたので、今回は久々に架空の車、
それもファンタジー中のファンタジーであるチキチキバンバンを御題に取り上げましょう。
007/ジェイムズ・ボンドの原作者であるイアン・フレミングが
1964年に息子のために書いた『チキ・チキ・バン・バン-魔法の車-』という童話は、
007シリーズの映画化権と共にイオンプロに買い取られ、1967年に映画化されました。
一説によると『女王陛下の007』の撮影準備中にアルプスの雪が足りないことに気づき、
集めたスタッフを散開させないために急遽このお話の映画化に踏み切ったということになってますが、
007シリーズの原作のストックが底を尽き、いちいちフレミングにちなむ脚本を
オリジナルで作り出している今と違い、『女王陛下』がダメなら他の話を
映画化すれば良かった当時のことですから、お話の信憑性には疑問が残ります(笑)。

まぁ、きっかけはともかくも、最高の娯楽作品を作り上げるスタッフが
映画化に取り組んだんですから、面白くならない訳がありません。
しかも偶然にこの時期は、児童文学の名手のロアルド・ダールがイオンプロと親しかった頃なのです。
『007は二度死ぬ』の脚本を担当したダールはその流れで『チキチキバンバン』の脚本も引き受け、
フレミングの原作では「退役した英国海軍の中佐が家族と共に魔法の車に乗ってギャングと闘う」
というファミリー版007的内容だったものを、持ち前のインスピレーションを働かせ、
より一層の夢と冒険あふれる内容に脚色したのでした。


gensaku1.jpg

チキチキバンバン号のデザインも007シリーズの美術を手がけてきたケン・アダムにより一新され、
上の原作1巻の表紙に見られるような緑一色でやや渋かったデザインから、
今日でもおなじみのカラフルで夢あふれるスタイルになりました。
chittywings.jpg


この一風変わったスタイルのチキチキバンバン号、劇中ではパラゴン・パンサーという
名レーシングカーを改造したモノとされていますが、そのパラゴン・パンサー自体も架空の車です。


doichgp.jpg

映画では冒頭に延々と1910年前後の世界グランプリの様子が再現され、
そこで、ルノー、フィアット、メルセデス、ハットン・ネイピア等の実在の名車に混じって、
パラゴン・パンサーが活躍しますが、それはあくまでチキ号の由緒正しさを演出する「舞台」で、
史実ではこれらのグランプリではイギリス車は勝っていない訳なんで、
架空の車で勝たせることにより、密かに溜飲を下げていたのかも知れません。


chitty3sides.jpg

このミニカーはコーギーの標準スケールで、前後のウイングを除いたサイズは約12.7cmのモノ。
幾度となく再販され、現在でも装飾が簡略化されたモノが一応は手に入りますが、
これは1968~72年の間に発売されていたオリジナル版です。
フィギュア4体が付属し、ボンネットがメッキ加工され、ヘッドライトには
透明プラのクリスタルカットされたモノを使用し、サイドの羽根の開閉ギミックの他に
前後の羽根も付属しているのが特徴で、後の再販だとこれらが雑になっていきます。

cogi3rd.jpg

ちなみに今、一番手軽に手に入るのはこのバージョンですが、
フィギュアは主役のポッツさんだけ、前後のウイング無し、横のウイングも塗り分け省略、
ヘッドライトは銀色のただのプラ素材、ボンネットのメッキも銀塗装に変更と、
オリジナルを知る人にとってはトホホの仕様になっていますが、
今でも何とか手にはいるだけでもマシかも知れません。

このほかにもコーギージュニアも再販されてるし、
スティーブンソンの1/18の大型モデルもあるんで、
実はここ数年はチキチキバンバングッズが手に入れ易かったりします。

ではなんで、最近、チキチキバンバングッズが手に入るのかと言いますと、
イギリスではずっと国民的人気作品だからなのは当然なんですが、
実は2002年に舞台ミュージカルになって大ヒットしたからなんですね。
chittyflys.jpg


この写真のように映画で使った車を元に新造された車がステージを走り、飛ぶ、
という素晴らしいミュージカルで、音楽もオリジナル作曲家のシャーマン兄弟が
編曲や追加作曲し、現代の感覚にもピッタリとくるナンバーに仕立て直してます。
この舞台、ニューヨーク公演も行われ、今年の11月にはシンガポ-ル公演も行われる予定とか…。
そのまま、日本に来てくれたらいいのになぁ……。

どうか日本で、そのFANTASMAGORICAL(ステキ魔法)なステージが観られる日が来ますように!

テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

ステキだけどしたたかなトゥーリー!?
trulymain.jpg

ずいぶんと久しぶりの更新ですが、このfc2ブログの新編集画面強制移行に伴う
ゴタゴタにちょっとイヤ気が差してたのと、ここのところ『チキチキバンバン』
の研究に没頭しておりまして、気づいたら前回からずいぶんと間が開いてました。
そこで大慌ての更新ですが、現在、頭の中がチキチキってるんで、
そのまま『チキチキバンバン』を御題に取り上げます(笑)。

映画『チキチキバンバン』のヒロインは「本当にステキ!」という名前を保つ
トゥルーリー・スクランプシャスです。劇中でもポッツさんや子供たちによって、
彼女をたたえる歌が歌われますが、ジュリー・アンドリュースの声と
デボラ・カーの美貌を保つサリー・アン・ハウズによって演じられた
トゥルーリーの姿は永遠に映画史に残ることでしょう。
さて、そのトゥルーリーは、スクランプシャス財閥の一人娘なんですが、
深窓の令嬢というよりは、この劇中の設定年代である20世紀初頭に
自動車を乗り回すほどのオテンバ娘です。でも芯は優しく、飛び出してきた
子供たちとぶつかりそうになったのを済まなく思って彼らを家まで送り、
そこでポッツさんと出会います。
この出会いは大ケンカとなる最悪に近いものだったんですが、その後互いに
仲を深めていったのは映画で御覧の通りです…。


trulyzissya.jpg

そのトゥルーリーが乗り回している車ですが、クリーム色の瀟洒な
ツーシーターカーです。その色合いはいかにも彼女にふさわしいものですが、
車種がよく解りません。典型的なこの時代のクラシックカーのシルエットだし、
この『チキチキバンバン』に登場する車は、チキの前身である
パラゴン・パンサーにしたって架空の存在だし、実在してるらしい車にしても、
当時の実車とは限らず、映画のために作られたレプリカであることが
多いようなんでスチルからでは判断が付きにくいんですよ…。


daysgone.jpg

それでもディテールを綿密に見ていったところ、当時のロールス・ロイスとの
共通点の多さを発見し、捜してみつかったのが、このミニカーでした。


truiy3sides.jpg

デイズゴーンというブランドの 1907・ロールスロイスシルバークーペで、
もともと売価が安いシリーズなんでディテールは甘いんですが、
色もおあつらえ向きにクリーム色だし、改造ベースには使えそうと購入し、
フロントウィンドウのグリル除去、シート形状の修正、背後のガソリンタンクの追加、
制作者アルバート・R・ブロッコリの名前にちなむと考えられる
ナンバープレート「CUB1」の書き込み等を施し、
コーギーの標準サイズのチキチキバンバンからトゥルーリーフィギュアを
借りてきたのが、こちらの完成形です。
全長7.8cmで、劇中車と較べると、若干全長が長い感じもしますが、
ダイキャストを切りつめるのは難儀なので、そこには目をつぶりましょう(笑)。


なお、このミニカーの制作後、海外サイトの指摘により、トゥルーリーカーは
ハンパー8Pというイギリスのマイナー車であることが解りましたが、
ハンパーのミニカーなんて出てないので、完全スクラッチビルドをする
技術と根性をお持ちでもない限りは、模型として手に入れるにはこの方法が
近道なのは変わりありません(笑)。


さて、タイトルで書いた「したたかなトゥルーリー」についてですが、
「憧れの彼女に対してなんてこと言いやがるんだ」とお怒りの方も
いらっしゃるかもしれませんね(笑)。

でも、記憶をたぐってよく考えてみて下さい。最初に子供たちを避けて
池に突っ込んだ時、彼女は誰の助けも借りず、独力でバックギアに入れて脱出し、
そのまま子供たちを家へと送り届けてるんですよ。
でも2度目の鉢合わせ、チキ号の最初のドライブの時は、ハマった場所は
そんなに変わらないのに、自分で脱出しようとする素振りは全然見せません。


seadress1.jpg

「すぐに頭に血が上ってポッツさんに文句を言ってたからそんなヒマは無かった」
とおっしゃるかもしれませんが、彼女の属性はツンデレなので、
あれは愛情表現です(笑)。しかも最初の出会いの時は白かった帽子の花が
この時はほんのりピンクに染まってるんですよね!
そもそもあの時、彼女はどこへ向かってたんでしょう? 最初は偶然にしても、
2度目のバラ色の花をつけてのお出かけは、たぶんポッツ家に向かってたん
じゃないでしょうか? その証拠にしっかりピクニックに着いてきましたよね? 
責任感の強い彼女のこと、もし他に約束があったなら、
決して誘いに乗らないでしょう…。
3回目の鉢合わせは、もう全身がバラ色に染まり、完全に「私を食べて」
状態なんでポッツさんの腕に飛び込むのを待ちわびる彼女ですが、
内心「してやったり」とも思ってたでしょうね(笑)。

まぁ、「したたかな」はちょっと言い過ぎで、「リアルにしっかり者の女性」
ぐらいが適当でしょうか? スクランプシャス家のパーティーで、
金や権力しか取り柄のない退屈なオトコを数多く見てきたらしい
トゥルーリーのことなんで、そういうのは違うポッツさんとの出会いを
逃すまいとしていたのかも知れません…。
それなら、むしろ「カワイイ女」と呼ぶ方がピッタリでしょうかね?(笑)


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