キャラクターミニカー秘密基地
劇中車キャラクターミニカーを中心に 陸海空で大活躍するスーパーメカの模型が集まる秘密基地でしたが、開始後7年を迎え「映像作品に登場の様々なキャラの玩具」を紹介するブログとして拡大再開店です
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FZIRO

Author:FZIRO
ミニカーコレクターからも、
合金コレクターからも異端視される
劇中車のキャラクターミニカー、
それも標準スケール物を中心に
ひたすら集め続けています。
マイナーなジャンルでしたが
この頃はキャラウィールや
カーズのおかげで、少しは
市民権を得られてきたかな?(笑)
なお、このブログの内容は、
いわゆる「日記」ではないので、
コメントや御質問があったら、
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バンダイ最初のロボット軍団
バンダイのロボット軍団というと、ゲームで一大ブームを呼んだ「スーパーロボット大戦」を
思い浮かべる人も多いと思います。
ちょっとバンダイのオモチャに詳しい人なら、その少し前に発売されたソフビシリーズ
「スーパーロボット大作戦」を思い出すかも知れませんが、バンダイは自社で版権を押さえている
ロボットを共演させることが好きなようですね。
そのハシリを考えた時、『マジンガーZ対デビルマン』に始まる一連のダイナミックプロ関連の
東映映画作品かと考える人も多いと思いますが、実はそれ以前にも
ロボットのオールスターが共演するお話しがあったのです!

ということで、まずはこの記事を読んで下さい(クリックで拡大します)。

bandaiRoboAD1.jpg
bandaiRoboAD2.jpg
これはバンダイから1970年にロボットプラモデルが多数出されたときに封入されていた
オリジナルストーリーで、数々の正義のロボットに加え、鉄人28号までも登場する展開は
『マジンガーZ』登場以前のこの時代においてはまさに夢のような物語でした。

この血沸き肉踊るストーリーが生まれた背景としては、まず、1969年にイマイが倒産し、
バンダイが工場及び一部の金型等を引き取ったことがあります。バンダイはこれによって
本格的に模型生産に乗り出した訳ですが、ガンプラどころか、イマイ・マルサンの倒産で
玩具業界・模型業界全体に「マスコミモノはヤバイ」との雰囲気が漂う中でのことでした。

バンダイはすでに模型部を社内に抱えており、イマイの残務処理を抱え込む必要は
なかったんですが、プラモデルという業界を創り上げたマルサンに続き、イマイまで
完全に倒産させてしまってはせっかく育ちつつあるこの業界に与えるダメージは大きいと
火中の栗を拾うつもりで工場と多数の金型、それから在庫品を引き受けたようです。
当時の業界紙の記事や当時の流通の様子を記憶してる人の話から判断すると、
倒産後はバッタ屋経由で激安で在庫品は叩き売られるのが普通なのに、イマイの倒産品は
バンダイのマークを貼られ少しずつ市場に流通し、値崩れは余り起こさなかったようです。
やがてバンダイ製の箱や刻印までもバンダイに替わった旧イマイキットが、
バンダイ商品として出回るようになる訳ですが、その先鞭を告げたのがロボット軍団でした。

その頃大阪万博でロボットが大人気だったので、バンダイはイマイから引き取った
金型の中からまずロボットを4台再販することにしましたが、
BandaiRoboplamoAD.jpg
単なる再販では弱いと考え、長期に渡って安定した人気の鉄人28号と組ませようと、
鉄人の原作中基本コンセプトにある「ロボット軍団」(本来は鉄人は日本軍の起死回生の
秘密兵器として開発され大量生産され、鉄人兵団を結成する予定でした)を持ってきて、
旧イマイのロボット5台と、それだけでは少ないので同じく金型を引き取っていた
コグレのサイボーグもラインナップに加えたのだと思われます。

ではこれらは元々どういうロボットだったのかと言うと、ミサイラーはイマイオリジナルの
キャプテンパトロールの再販で、現在の相場は60万前後と超高値です。
cappMissilerBox.jpg
(参考画像)

ハリハリは『ジャングル・プリンス』の敵ロボであるデストロイヤーの再販で50万前後。
destroyerhariharibox.jpg(参考画像)

アタックボーイはジュニアサンダーボーイの再販で、
元はアイデアルのロボットコマンドという玩具のコピー。
attakboy.jpg


ガードマンロボットはパトロールロボットの再販。だから胸の文字がPで、
相場は10万程度でしょうか?
PATROLGARDMANROBOT.jpg(参考画像)

鉄人28号はイマイの大ヒット作ですが、実はこのキット、最初は版権を取ってなかった
らしいからスゴイ話しです! これは何度も再販されたからそんなに高くないですね。

ハーキュリース70は、これだけはコグレのサイボーグ再販で40万前後。
cyborgboxart.jpg(参考画像)

バンダイのプラモロボットシリーズは最初はこの6台で、後にこれらの機構を
解析したような、ロボットプラモがいくつか生まれることになります。
ミサイラーとガードマンロボットで採用されている、移動は本体中央の車輪ですが、
両脇の脚のように見せかけたパーツが前後に振り子運動して歩行感を出す機構は
RIKISIRIBETTOSUPARK.jpg
再販ロボット軍団発売直後に出たリベットボーイ・リキシーボーイ等の
バンダイオリジナルのロボットプラモに引き継がれ、
脚自体は動きませんが足の裏から2本の棒を交互に付き出すことで前進する鉄人の機構は、
マジンガーZ・グレートマジンガー・ゲッター1・ゲッター2・ライディーン、
グレンダイザーにそのまま採用されました。最初は単2乾電池を足首に収納したため
プロポーションが大きく崩れてますが、足首の無いライディーンではさすがに拙く思ったのか
単3に変わり、崩れは最小限に収まる進化を見せ、グレンダイザーでも踏襲されています。

イマイはその後復活し、バンダイが引き取らなかったV3号・ビッグX・マグマ大使と
たぶん増型が残されていた鉄人も再販しましたが、コグレは完全倒産で復活しなかったため、
バンダイに渡ったサイボーグの金型はこの時の再販以来行方不明だし、顔だけ変えて
ゼンマイ動力にした廉価版ウルトラキングはどうなったか不明です…。バンダイからも
後に鉄人の外側だけは再販されたので、ハーキュリーズの型もあるはずなんですが……。
サンダーボーイは元々イマイがたくさんのサイズを展開していたこともあって、
バンダイに渡らなかったサイズの中のいくつかは内部機構抜きで再販されています。
ガードマンロボットはその後再販が無いため、当時の人気もイマイチだったのにそこそこ
高値が付くし、絶対数の差かイマイ版のパトロールよりガードマンの方が高いようです。

私は70年の再販でアタックボーイと鉄人28号は手に入れ、家が近くの遊び仲間が
ガードマンロボットを買い3台までは揃いましたが、ハーキュリース70は住んでいる町に
入荷した1台は、友だちだけど家が遠い奴に買われ、一度見せてもらったきりで、
ミサイラーとハリハリは売ってなくて、店に注文したけど入荷しませんでした…。(つД`)
スーパーロボットの時代に入ると、マジンガーZ、グレートマジンガーはなんとか
手に入れ、ゲッターは2しか無かったのでまずそれを買い、ゲッター1、ライディーン、
グレンダイザーは後から手に入れましたね。

bandaianimerobotogundan.jpg
この写真はそのバンダイ製TVアニメロボット軍団で、V3号だけは1970年代末期に
海洋堂がイマイ完成品からバキュームフォームして無版権で売ったキットを組み上げたもの。
これを苦労して組んだ時点では、まさか後に再販されるとは夢にも思わなかったぞ(苦笑)。

実はコグレのサイボーグも不完全パーツの未組みキットを1980年頃に入手したんですが、
他のロボット軍団が手に入ったら一緒に組もうと思っているウチに大暴騰し、
とても買える値段じゃなくなったので、2000年頃に泣く泣く手放しました…(つД`)


しかし、2013年になって、ロボット軍団に約30年振りにターゲットオンした私は、
一念発起して残りのロボット軍団を入手、ここにその勢揃いを披露します!ヽ(`Д´)ノ
zisakubandairobotgundan.jpg
右から、ミサイラー、ハリハリ、ハーキュリース70、アタックボーイ、
ガードマンロボット、そして助っ人の鉄人28号だっ!(クリックで拡大します)

えっ、なんか迫力が感じられないし、鉄人がどっかで見たことあるですって?
ヤダなぁ、何をおっしゃいますか… (;´Д`A ```


あ~、やっぱバレましたか? そうです鉄人はタイムスリップグリコのアレで全高8cm、

アタックボーイはイマイのサンダーボーイの最小の奴で、全高6cm、
paticyborg.jpg
ハーキュリース70は秘かに見つけておいたサイボーグパチの8cmサイズ駄菓子屋玩具で
元々のサイボーグが鉄人のパチですから、パチのパチという怪作です(笑)。

で、残りのミサイラー、ハリハリ、ガードマンロボットはフルスクラッチしました。

ガードマンロボットは、スチレンボードの切れ端製で全高5cm。金型流用の関係で
Pだった胸のマークをGに変えてあります(笑)。これは典型的四角ロボットなので楽勝。

ハリハリは全高7cmでボディーの丸い部分はスチレンボードで、それに爪楊枝で無数のトゲを植え、
下半身はファンド製、両腕はストローで、頭の透明部分はおゆまるで制作。
おゆまるという素材のテストケースでしたが、巧くいきました。

その勢いで制作したのがミサイラーで、こちらは全高7.5cm。
胸のギアはモーター用、頭の金色の芯はファンド製で、それを加熱したおゆまるで
一気に包み込み、指で成形していきました。多少巧く行かなかった部分は
透明ボンドを流し込んで補強したので、たぶん数年で変色するでしょうが(゚ε゚)キニシナイ!!


このバンダイのロボット軍団の活躍は当時の少年たちの心に刻まれ、その数年後、
マジンガーZに始まるスーパーロボット達の活躍と、その共演につながったんじゃないかと
私は思っております。

もうすぐ、久々の実写巨大ロボットと怪獣がガチバトルする映画『パシフィック・リム』
がやってきますが、どんな血涌き肉踊る映像を見せてくれるか楽しみです!
では今回は最後に、そのコンセプトをアニメで37年も前に実現していた
この映画の主題歌を聞いて頂きましょう!


少年の夢は常にロボットと共に!ヽ(`Д´)ノ

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ようやくたどり着いたザ・ムーン!ヽ(´ー`)ノ
今日の記事はこれを聴きながらお読み下さい。

「巨大ロボットものの元祖」として語られることが多い『マジンガーZ』ですが、
厳密には正しくありません。漫画では『鉄人28号』や『13号発進せよ』等の先達がいるし、
アニメでもアニメ版『鉄人』や、放映開始が2ヶ月早い『アストロガンガー』があります。
まぁそれでも『マジンガーZ』の大ヒットでその後、巨大ロボットアニメが乱立したのは
歴史的事実なので、その威光は少しも衰えないのも確かですが…。

『マジンガーZ』は『デビルマン』のブレスト会議を行ってる時期(1972年初め頃?)に
永井豪が「渋滞に巻き込まれた自動車を見ていた時に、『自動車から脚が延びて前の車を
(またいで)乗り越えていけたらいいのに』」と感じたことが着想の根源で、だからこそ、
自律やリモコンじゃない「乗り込んで操縦する」ロボットとして企画が練られていったんです。

実は「搭乗型巨大ロボット」にしても先達はいくつかあったんですが、この時期は
第一次怪獣ブームの終焉の影響でかその種の漫画はほとんど無くなってしまい、
『少年ジャンプ』で漫画版『マジンガーZ』を最初に見た時の興奮は今でも憶えています。
『マジンガーZ』を見て覚えた興奮は、その圧倒的なパワーとスピード感に対してですが、
それは約半年前に『少年サンデー』で始まった『ザ・ムーン』からは得られないものでした。

そう、『ザ・ムーン』連載開始は『少年サンデー』1972年14号だからおそらく春頃で、
これまた『マジンガーZ』より早いのでした。
theMoonMain.jpg
この時期にジョージ秋山がどこから「巨大ロボット」ものの発想を得たかですが、
1970年に同じ小学館の学習雑誌でその頃にしては珍しい『ジャンボーグA』の連載が
為されていたことから、編集部からの依頼による執筆だったのかも知れません。

この時期のジョージ秋山は『銭ゲバ』や『アシュラ』により世間の注目とバッシングを受け、
『サンデー』でも1971年11号から『告白』を連載開始しますが、「人を殺した過去がある」
と告白した翌週には「先週の告白は嘘だ」と読者を混乱させる虚実ない交ぜの過去を
つづったあげく、数多い連載を全て終了させ一時引退を宣言、3ヶ月の放浪の旅に出る等、
一種の精神的危機にあったようです。おそらく『ザ・ムーン』は『サンデー』復帰作で、
気軽にロボットモノでも描かせれば、ヤバイ状態にはなるまいとの編集者の読み
だったんじゃないでしょうか? 秋山はかつて『パットマンX』というバットマンのパロディを
人気連載にしたこともあったので、師匠の森田拳次の『丸出だめ夫』や『ロボタン』的な
軽い作品を復帰作として望んでも何の不思議もないと思います…。

しかしその結果は……。久々のロボットモノの、しかも週刊連載なんで期待に胸膨らませ
読んだ私の目に飛び込んできたのは「神は死んだ!」「お前は何だ、クソだ!」という
宗教のプロパガンダ的絶叫と、やたら深刻で陰気なストーリー、そして全滅エンドという、
トラウマ全開の鬱的ジョージ秋山世界…。当時9才の子供にしてみれば、最初の頃の
9人の仲間がムーンを動かす展開はワクワクしたものの、だんだんと話が理解できなくなり、
デロリンマンの顔がさらに潰されてデロデロリンマンになるギャグにホッとしながらも、
だんだんと敬遠していったのは事実でした。ちょうど同じ頃、『マジンガーZ』の展開が
ますます加熱したこともあって、ロボット的満足は主にそっちで得るようになってました。

monnVSkokuryu.jpg
せっかく黒竜号やファーブルという敵ロボットや、「フルムーンアタック」とも呼ばれる
印象的な必殺技を持っていながら、ひたすら内面的に沈み込んでいった『ザ・ムーン』。
ジョージ秋山自身、「マジンガーZはそうとう意識した」と語ってますが、高らかに
「ロケットパーンチ!」等の技名を唱えながら攻撃を繰り返すマジンガーZの痛快さに
当時の子供は夢中になったため、秋山はまずいと思ったのか対抗して、9人の少年たちの
心を1つにするキーワードを導入したのは良かったんですが、それがこともあろうに般若心経で、
hannnyasingyou.jpg
一心不乱にお経を唱える9人の少年達の念動力でムーンが空中浮遊するという
かなりヤバイ絵面がページ全体に大描きされる事態を迎えてしまいます…('A`)
これじゃあ、広範囲の人気は得られないよなぁ……_| ̄|○

今にして思えば、漫画版『デビルマン』の全滅エンドも、2月ほど展開が早かった
『ザ・ムーン』の影響があったことは想像に難くないですが、『ザ・ムーン』の描き方が
分かり難かったせいもあって、当時はもっぱら『デビルマン』に衝撃を受けたものでした。


この『ザ・ムーン』、連載当時と2006年頃の2度、アニメ企画が立てられてますが、
連載時のはおそらく『マジンガーZ』に対抗してのTV用子供向け企画でしょうから、
連載の中盤以降の内容の検討段階でポシャッたことでしょう…。('A`)
でも、2006年ともなるとOVAでも劇場版でも料理の仕様はあったと思うんですが
なぜ実現しなかったんでしょう? ひょっとして『ザ・ムーン』インスパイアの
『ぼくらの』のスタッフが『ザ・ムーン』の権利もついでに押さえていたのかも…。
タイトルだけでも買い殺しされてたらもうお手上げだし…。(つД`)


まぁこういう状況なんで、『ザ・ムーン』の商品化は極めて少なく、連載当時、
「5kmほど離れた町のオモチャ屋でザ・ムーンのプラモデルを見た」とのクラスメートの
情報を信じ、わざわざ自転車飛ばして買いに行ったけど、もちろんそんな商品は出てないので
全くの徒労に終わりました(苦笑)。今ならそんなガセネタには引っかりませんが、
1970年代前半、それも福岡という地方都市だと、店によって入荷する品物に偏りがあったので、
こんな悲劇も少なからずあったんですよ…(つД`)

それが約30年近く経った1997年に、長らく絶版だった単行本も文庫本として再販され、
それに刺激されたのか、メディコムトイからゼンマイ仕掛けのノコノコ等が、
浪漫堂から15cm程度のポリストーン完成品でムーン、黒竜号、ファーブルの3体が商品化され、
ちょっとした『ザ・ムーン』ブームとなったのは記憶に新しいです。
『ぼくらの…』の執筆はこの流れに沿ったものだろうし、2006年のアニメ企画も
おそらく同じムーブメントによるものでしょう。

mdnokonoko.jpg
私は当時、喜んでノコノコは買いましたが、浪漫堂のは気にはなりながらも小さいなりに
高いという値段設定がネックでスルーでした。もっと大きいムーンが欲しいなぁと
ずっと思いながらアンテナには引っかからなかったけど、最近検索していると、
なんとメディコムから大型ソフビがかつて出されていたそうじゃないですか! (゚ロ゚ノ)ノ!!
メディコム商品ならアンテナは張ってたのに何で気づかなかったのか不思議に思いながら
オクでアラート設定し、歌の「フライ・ミー・ツゥ・ザ・ムーン」ばっか引っかかるのに
閉口しながら、半年にしてようやく入手に成功したのがこちらです。

Moon3sides.jpg
メディコムなんで、てっきり30cmサイズだと思ってましたが、実際に手にすると
マルブルスタンダードサイズでした。しかもコレ2001年のワンフェスの限定商品で、
たぶん一般販売は無く、だからアンテナに引っかからなかったんじゃないでしょうか?
こちらはノーマルタイプで、他に泣き顔にし全身を銀色っぽい色調にしたタイプがある
そうですが、コンプ主義者じゃないので1コで充分。スタート価格7000円、即決8000円と
けっこう高かったけど、ワンフェス販売価格が9900円もしたそうなんで、仕方ないかな?

幻のプラモデルを求めて自転車を飛ばした日からおよそ40年経って、ようやく大型の
ザ・ムーンを手にすることができて感無量です。約20cmというこのサイズは、奇しくも、
当時集めていた大型ロボットプラモの標準サイズと一緒でその点でも感慨深く、
ようやくたどりついたこの月の世界で、しばらく夢うつつの状態が続きそうです!ヽ(´ー`)ノ

その夢の続きで1回お休み、恒例の夏休みを頂き、次回は9月20日頃、お会いしましょう!

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不吉な数を背負った男
このブログでのムービートイガン紹介も数を重ねて10回を越えたので、
今回は不吉な13という数を背負った男、『ゴルゴ13』がお題です。
本当は13回目にするつもりが、数え間違って14回目になったのは秘密です(爆)。

ゴルゴ13の名はあまりにも有名ですが、その由来はあまり知られていないようです。
一応、「主を裏切りイバラの冠をかぶせゴルゴダの丘で十字架にかけた13番目の男」との
設定はあるようですが、イエスを裏切った13番目の男ってユダじゃなかったですか?
しかもユダはイエスを十字架に掛けたりはせずに、その処刑と共に自殺したはずです…。
ならばイエスを処刑した支配者側になりますが、処刑係の名前など非キリスト者には
解る訳もないし、彼はただ命令通り仕事をしただけでイエスを裏切ってはないでしょう…。

GOLGOSAINTLOGO.jpg
ゴルゴのマークだって、60年代に人気の『セイント』のトレードマークにそっくりだし、
なんとなくあまり調べずにテキトーに決めたっぽさがプンプン臭う名前ですが、
ここまで有名になっちゃったら、もはやどうでもいいですな(爆笑)

ゴルゴはクールで、特に女には冷たく接しますが、完全な冷血漢や卑劣漢ではありません。
TVアニメの最終回では、ある狙撃依頼を受けた直後のゴルゴが、不慮のもらい事故で
右腕の靱帯を損傷し手が動かなくなりますが、中国人医師カッターの腕の良さを聞きつけ
手術を依頼します。しかし彼はゴルゴの標的の義理の息子で、ゴルゴの依頼主が
ターゲットを脅したためにゴルゴに狙われていることを知った父の側近から、
手術の失敗を要請されたのに、医師の良心に従い成功させる気骨のある人物でした。
ゴルゴはその心意気に報いるためわざわざ左利き用狙撃銃をオーダーし、ケガとは無縁の
左手で狙撃を成功させ現場に銃を放置し、カッターの心の痛みを和らげようとしたのです。
そして次には、依頼を漏らすルール違反を犯した依頼主を、今度は右腕用の銃で狙撃し、
そちらの現場にも銃を残し、治療が成功だったことをカッターに伝えたのでした。

このように一見クールでも、協力者には厚く返礼する義理堅さ・暖かさを持つのが
ゴルゴで、彼が名乗るデューク・東郷の名と共に彼のルーツを知る手がかりでもあるし、
長年人気を持ち続けている秘密でもあるんでしょうね。ただの冷酷な殺し屋が狙撃をする
という話だけでは、人気も数年も保たずに終わっていたんじゃないでしょうか?

このゴルゴが一番多く使う狙撃銃が、アーマライトAR15で、アーマライト社から
製造権を譲り受けたコルト社が製造したのでコルトAR15とも、アメリカ軍採用後の
コードネーム、M16とも呼ばれます。この銃はベトナム戦争のジャングル行軍用に
設計されたアサルトライフルで全長は約1m、重さは約3.5kgもありますが、
それでも以前のよりは軽く小さくなったし、洗練されたスタイルから兵隊には好評でした。
しかし余りに斬新なスタイルだったので手入れ無しでも常用可能と誤った認識が浸透し、
ジャムが頻発したりもしましたが、その迷信が払拭されてからは本来の性能を発揮し、
マイナーチェンジを重ねながら長く愛用される名銃となりました。

このように実銃も名作で、息の長い超人気キャクターが使うだけに、トイガン界でも
人気の高い銃で、どれだけの種類・数の商品があるかはちょっと把握できないし、
まさに「ゴルゴ13バージョン」として発売された商品すら有ります。
golgoversion.jpg
そのゴルゴバージョンを買えれば一番いいんですが、定価で7万、ジャンクが出ても
2万まで高騰と手の出る値段ではないので、普通のジャンクのM16を狙ったのですが、
それでもけっこう高騰し撤退を繰り返し、ようやく、非ガンマニアの売り主から出た
詳細一切不明のブツを1200円で入手しました。
YAFOKM16.jpg
隣県からの出品なのに送料1400円とやたら高かったんですが、実物が届いてみて納得、
デカイだけじゃなくやたら重く、計ったら2.2kgもありました(苦笑)。
金属部品も結構使ってあり、ただの安オモチャじゃない堅固な作りだったので、
サビやヨゴレを落としつつ刻印をよく見ると、コクサイの商品であることが判明。

kokusaiar15 catalogue
コクサイのM16は1980年代中盤にスーパーウエポンシリーズとして発売されたモノで、
当時MGCのABS製M16が25000円だったのに9800円と半値以下だったことに加え、
火薬によるブローバックの力を利用してピストンをコッキングし、BB弾はガスにより
発射するという、モデルガンとエアガンのいいとこ取り的システムを採用したので、
競合メーカーのマルシンよりパワーがあったし、セミオート時のみだけどブローバックで
金属薬莢が排莢される実銃テイストを強く感じさせるギミックは雰囲気満点で、
さらに命中精度も高かったので飛ぶように売れたそうです(笑)。
それだけ完成度の高い商品だけに、なかなか他社も追随できず、マイナーチェンジも
何度か繰り返された息の長い商品となりました。ウチに来たのはその中のA1で、
ハンドガードが三角すいのような形をしています。


ZISSYAgolgo.jpg
今、ゴルゴが使ってるのは、ハンドガードがデコボコしたA2だし、
2本の実写映画でもA2風のカスタムされた銃が採用されてますが、

doll_golgo13.jpg
実は漫画では登場から20年程、実写映画が作られた後もA1を使い続けていたので、
こっちの方が印象深いです。なぜA2への移行が遅れたかというと、どうもすぐに
新型に飛びつくのをさいとう御大が嫌ったようで、劇中ではA1の欠点を開発者に伝え、
その結果誕生したのがA2であると、ある意味トンデモナイ設定が為されているそうです。

このさいとう御大の意地っ張りは、本来は突撃用のライフルで狙撃用ではないこの銃を
ゴルゴが使っている理由とも関係しており、WIKIによると、軍事漫画家の小林源文が
「連載開始直前に、当時MGCの社員で宣伝部所属だったイラストレーター上田信に、
さいとうプロから『新連載の主役である殺し屋に持たせる銃は何がいいか?』と、
狙撃に使う説明なしの質問があり、最新軍用銃M16を勧めたから」と主張しているとか…。
つまりは007のPPK&バーンズマーチンホルスターと同じ、専門家とその方面に暗い
作家間での誤解(BM社はリボルバー専門ホルスター業者で、PPKの他にフレミングに
勧めたリボルバー用として銃の専門家ブースロイドはリストアップし、常識なので特に
説明しなかったが、銃に厭いフレミングは間違ったペアを組み採用)な訳ですが、
KARASINIKOF.jpg
認めたくないさいとう御大は、ロシアの名銃の開発者カラシニコフ(ならぬカラジニフw)から
「なぜM16を使うのか?」とゴルゴに質問させ「自分は一人の軍隊だ」と回答された
ことから、カラジニフは「ゴルゴの体格に最も合い、狙撃と接近戦のための性能を
高いレベルで両立できる銃としてM16が最適だから、ゴルゴはM16を使用している」
と解釈し、それで読者を納得させようとしています(笑)。
バーンズマーチン社が007ブーム以降はチャッカリとPPK用ホルスターを発売し
一儲けしたように(笑)、M16もアサルトライフルの代名詞みたいになってますから、
フィクションの力は偉大ですねぇ! ヽ(´ー`)ノ


A1をゴルゴ仕様にするにはキャリングハンドルを切除し、そこにスコープを
付けないといけないんですが、その加工は大変なのでスグにはやりません。
スコープは用意したからハンドルの上に付けるのならできるんだけど、
それだとカッコ悪いからなぁ…。

さてこのジャンクの状態ですが、端々に錆が浮いてる程度で全体的には悪くありません。
自分的には元から弾の発射は期待してないので、銃爪が引ければ充分ですが、
これがメチャメチャ重く1回引いただけで指が疲れます……_| ̄|○
でも、シリコンスプレー噴射で潤滑効果が出て、連発も可能な重さになってくれて
一安心で、工場の火災により金型等が失われ、デッドストックが出て来でもしない限りは
新品ではもう入手不能の、伝統あるコクサイM16を入手した喜びに浸ることができました。


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