キャラクターミニカー秘密基地
劇中車キャラクターミニカーを中心に 陸海空で大活躍するスーパーメカの模型が集まる秘密基地でしたが、開始後7年を迎え「映像作品に登場の様々なキャラの玩具」を紹介するブログとして拡大再開店です
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FZIRO

Author:FZIRO
ミニカーコレクターからも、
合金コレクターからも異端視される
劇中車のキャラクターミニカー、
それも標準スケール物を中心に
ひたすら集め続けています。
マイナーなジャンルでしたが
この頃はキャラウィールや
カーズのおかげで、少しは
市民権を得られてきたかな?(笑)
なお、このブログの内容は、
いわゆる「日記」ではないので、
コメントや御質問があったら、
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2001年は過ぎちゃったけど……
2001main.jpg
20世紀から21世紀に切り替わる際、SF特撮スキーな人々の間で2つの重大イベント年がありました。
一つはムーンベースアルファが放浪の旅に出て、恐怖の大王が降ってくる1999年で、
もう一つは宇宙の旅が始まる2001年です。

いざ迎えてみると1999年のムーンベースアルファの方はコレといった感慨も無く、
恐怖の大王は、来たのはピンボケの四字熟語美少女だったし(爆)、
2001年の方は、現実の宇宙開発がこの映画で描かれているほどにも進んでいなかったことと、
パンナムやソ連が消滅してたことに感慨を覚えましたヽ(´ー`)ノ

orisinalposter.jpg
『2001年宇宙の旅』は1969年の封切り時には7才なので、
さすがに観に行こうと思うほど成熟しておらず、まだまだゴジラやガメラに夢中でしたね(笑)。
しかしこの封切り時のポスター、「この眼でみる33年後の現実」というコピーが泣かせます…。
この映画がSFなのか科学ドキュメントなのかイマイチはっきり解ってなかったんでしょうね……。

revivalposter.jpg
だから観れたのは1978年のリバイバルで、高校の友人と一緒に行ったところ、
それほどまだ親しくなかった違うクラスメイトと映画館でバッタリ会って、
「お前もこういうの好きだったのか~!」と以降、親しく話すようになった思い出があります。
『スターログ』とか、あるいはまだミーハー一辺倒にはなってなかった『ロードショー』『スクリーン』等の
映画雑誌で予習はバッチリして行ったので難解は難解でも決して退屈することはなく、
2001stargate.jpg
あのスターゲートのシーンを大スクリーンで見るという体験は、センスオブワンダーを静かに
揺さぶられるという貴重な感覚を味あわせてくれました。

当時、比較的近い時期に最初の『スターウォーズ』や『未知との遭遇』を立て続けに観て
SF映画漬けになっていたんですが、そのどれとも違った「感動」を与えてくれたのは流石で、
帰ってきてからは何度も、まだLPの時代のサントラ盤を聞いて映画を反芻していましたっけ…。

orion3sides.jpg
お見せしている模型は1980年前後に再販されたエアフィックス版のオリオン号のプラモデルです。
後ろのアンテナ含まずにおおよそ35cmのプラ製で、150~160分の1程度の大きさかな?

オリオン号は封切り当時はマルサン、オーロラ、エアフィックス等から模型が出ていましたが、
1978年のリバイバル時期になんとか買えたのはエアフィックス版だけで、
orionhakoe.jpg
しかもこういうかなり無版権臭い仕様になってる状態でした。色は白く塗ればいいから
別にコレでいいんだけど、パンナムのマークが付いてなかったのでどうしようか悩んで、
当時、アリイのプラモのパンナムジャンボのそれがピッタリなことに気づいて、
アリイに手紙を出して譲ってもらうことに成功しましたヽ(´ー`)ノ 
この親切なアリイは名前は変わってるけど健在なんで、どうかこのまま頑張ってほしいです。
この作例は作ってから30年近く経ってるんであちこち汚れてますが、
まぁ設定上は大気圏と宇宙ステーションを往復してるシャトルなんで、
大気圏突入を繰り返して痛んだということで(゚ε゚)キニシナイ!!(w

なお、日本のメーカーから出ていたフリクショントイは覆面えるさんのこちらで御覧下さい!ヽ(´ー`)ノ


話を音楽に戻せば、あの「ツァラトゥストラはかく語りき」の演奏、当時のサントラには
カール・ベーム指揮ベルリンフィルの演奏が入ってたんで、それで親しんでたら、
なんと実はカラヤン指揮ウィーンフィルの演奏が使われてたんですってね! 
公開当時は「演奏者名を明かしてはいけない」という契約になってたんでサントラ盤にはテキトーに
入れてたそうで、どうにてビデオソフトが普及して以降、あのシーンを何度も見るようになってから
「聞き親しんだ演奏と違和感あるな~」って感じてたんですよ……。

ultrasevenlast.jpg
同じようなことは『ウルトラセブン』の最終回のあの「シューマンピアノ協奏曲」でもあって、
あっちは冬木透さんが持ってきたLPをそのまま無許可で使ったそうで、
ずっと演奏者が解らなかったけど、今ではカラヤン指揮のフィルハーモニア菅、
ピアノはリパッティの演奏のモノラル盤であろうと見当付けられています。

だからキューブリックもカラヤン盤を勝手に使ったんじゃないのかなぁ…。
正規に頼んでたらあのカラヤンが「名前を出さない」ことなんか条件に付ける訳ないですもんねぇ…。
だって「美しく青きドナウ」の方は最初からカラヤン&ベルリンフィル盤とはっきり解ってるんだし…。
この辺、まだちょっと謎が残りますね……。
ひょっとしたらタイトルは最初はアレックス・ノースに発注したオリジナル曲を使うつもりだったから、
「ツァラ」の方は使用許可取ってなくて、「ドナウ」の方で高額使用料をふっかけられたんで
費用の問題から「ツァラ」はバックレたとか?(爆

その没ったアレックス・ノースのオリジナル曲は後にレコーディングされましたが、
それを映画にはめた興味深い動画がyoutubeにあったんで御覧下さい。

どうでしょう? これはこれで悪くないけど、やっぱ「ツァラ」の方が深みがあるかな~?

没曲と言えば、終盤の「木星 そして無限の宇宙の彼方へ」のパートには
最初はピンク・フロイドの曲を音楽として使う予定だったという説があります。
その説によると、最終的にボツにされたんで、ピンク・フロイドはそのままのテイクで
1971年のアルバム「おせっかい」に24分に及ぶ大曲「エコーズ」として収録したんだとか……。
そのため、映画でそのパートのテロップが表示されるタイミングに合わせ
「エコーズ」を再生すると、見事にラストシーンまで同期します……。
こちらもyoutubeにそのバージョンがあったんで御覧下さい(長いので飛ばし見推奨)。


どうでしたか? ウィキに書いてある出典不明の説によると「公開直前のニューヨークでの試写では、
エコーズをこのパートに使用したものを上映したが、評判が良くなく元のクラシックに戻した」
とのことですが、確かにタイミングは合ってるんですが、この曲だと実際の映画のあの「硬質な透明感」
みたいのは失われ、最後に「ツァラ」も流れないんで見終わった充実感を感じられませんよね…。
となるとやはりアレックス・ノース版の曲を没にし、「エコーズ」も使わなかった
キューブリックの感覚は正しかったことになるんでしょうね……。


でわ、最後の締め括りはやはりコレ、曲をツァラトゥストラにしたOPを御覧下さい!(°∀° )





あ、イケネ、まちがいた! 本当のはコッチ!(爆

テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

2013年地球からの旅
SF映画では間違いなくベスト1、オールジャンルでもベスト10には入ること間違いなしの
大傑作『2001年宇宙の旅』ですが、そのマーチャンダイズはあまり多くありません。
今でも解釈が別れる難解な映画ゆえ、解説本やメイキングの類はたくさんありますが、
オモチャや模型の類は実に数が少なく、公開後にマーチャンダイズを全て
自分の管理下に置くことを希望するようになったキューブリックが
遺言で新規の版権許可を禁じているために、封切り当時に出た商品の再販
という形でなら辛うじて出せるようです。エアフィックスのオリオン号が再販され、
オーロラのムーンバスやオリオン号が、こちらは倒産しているためポーラライツから
最近また出されているのに、他のメカは無版権のガレージキットのみなのは、
この遺言による縛りのせいだと言われています。

2001station.jpg(参考写真)
しかし、このファンタスティックプラスチック社の宇宙ステーションのように
無版権とは考えにくい商品まで出てるのでハッキリしません。縛りが緩くなってるのなら
いいんですが、このガレージキットもよく見ると「2001」とは書いてあっても
「2001 a space odyssey」とは書いてないのでグレーゾーンで出してるのかも知れないしw


そんな中、今回取り上げるのは封切り当時に正規版権で出た商品で、しかも発売されたのは
日本のみという大珍品です。オリオン号がパンナムが運営するスペースシャトルなら、
auroramaiin.jpg
こちらオーロラ号はJAL運営のシャトルで、ボディには鶴丸のマークが
彩りも鮮やかに描かれています。ヽ(´ー`)ノ

え、「あの映画のどこに日本人なんか出てきたんだ?」って疑問をお持ちですか?
いやだなぁ、なにをおっしゃいますか! アジア大好きなクラークならまだしも、
キューブリックが日本なんかに本気で肩入れする訳はないでしょ?
「じゃ、クラークの原作準拠なのか?」ですって?
いいえ、違います。原作にもそんなものは、たしか出てきません。
aurora3siides.jpg
つまりこれ、発売元の株式会社台和が勝手にデッチ上げた機種らしいんです。('A`)
株式会社台和というメーカーはオモチャの世界では他に全く情報が掴めませんが、
この商品、ブリスター台紙が縦約40cm・横約25cmと大型で、堂々の多色刷りと、
当時のパチモン専門のメーカーでは作れない豪華仕様です。
daiiwadaishi.jpg
正規版権物なので版権料も安くはなかったろうから、せめて元をとろうと考えたのか、裏面には、
「この映画で地球から宇宙ステーションへ、宇宙ステーションから月への快適な宇宙旅行や
更に8億キロ彼方の木星へ向う宇宙探検旅行映画です。その間にでてくるものを
再現したのがこのシリーズです」と内容を全く理解してない解説と共に

★ディスカバリー号…原子力を動力とした木星探検船
★ムーンバス…ロケットジェットで1キロほど上空を飛びまわる
★オリオン号、オーロラ号、フェリーロケット…地球と宇宙ステーションを往来する
★宇宙ジープ…一人乗りの宇宙艇で宇宙遊泳用に使われる

とやはりよく理解していない解説が付いたシリーズラインナップが書かれていますが、
「宇宙ジープ」ってのは解説から判断するにスペースポッドのことだとして、
オーロラ号とフェリーロケットの他は一応、劇中に出てくるメンツです。
正規品の無いはずのディスカバリー号があるなら大発見ですが、残念ながらこのシリーズ、
オリオン、オーロラ、フェリーロケットの3つ以外は実物が確認されていませんから、
たぶんこの3つが先行発売されて、売れ行き不振で以降が出なかったんでしょうねぇ…。

株式会社台和も玩具会社としては無名ですが、プラスチック成形の老舗に同名の会社があり、
当時の組織は倒産離合済みですがその流れを組む組織が現存し、そこのhpにある歴史を
調べると、ちょうど1960年代末には「新規事業に進出」という記述があるので、
プラスチック加工の技術を活かし玩具製作に取り組んでいても何の不思議もありません。

『2001年宇宙の旅』が封切られた1968(昭和43)年は、ちょうど第一次怪獣ブームが
終わろうという時期で、象徴的な出来事としては円谷の『ウルトラセブン』から
『怪奇大作戦』への交代があり、他にも『マイティジャック』『キャプテンスカーレット』
『河童の三平・妖怪大作戦』『バンパイヤ』等の特撮番組が放映されましたが、
一番人気を集めたのはアニメの『ゲゲゲの鬼太郎』で、つまりこの頃の子供たちの
人気キャラクターは「怪獣→メカ→妖怪」と移行しつつあった訳です。

こんな年の4月公開の『2001年宇宙の旅』だけに、既存玩具メーカーで飛びついたのは
「メカ重視」路線を敷いていたマルサンで、オリオン号のプラモを出してますが、
MARUSANorion.jpg(参考写真)
オモチャを出さなかったのは『マイティジャック』に力を入れていたからでしょうか?
同じメカ路線のイマイは『キャプテンスカーレット』開始後1クールが過ぎ、そろそろ
不振が明確化した時期だろうし、『MJ』のプラモも苦戦していたろうから見送り、
足並みを合わせていたバンダイもスルー、という感じだったので、株式会社台和という
販売実績ゼロの会社が玩具版権を取ることができたんじゃないでしょうか?

そしてその玩具界に経験の浅い会社だったからこそ、映画に登場しないアイテムを
正規版権で出すという、今なら考えられない、当時の緩やかな版権事情でも異例の
ラインナップを構成してしまい、後からそれを知ったキューブリックが激怒し、
遺言で新規版権を降ろすことを禁じたのではないでしょうか?
台和も妙な金儲けを考えず、素直にディスカバリーや宇宙ジープを出しておけば、
オリオンと並び『2001年』最高のコレクションアイテムとして今も高く評価されたろうに、
正規パチモノというビミョーな好事家しか触手を伸ばさぬアイテムになったのは残念です。

ただこの映画未登場のオーロラ号は、劇中のデザインラインを大きく外れている訳ではありません。
既に流用可能な金型を持つ老舗メーカーならともかく、この作品で自社ブランド玩具製造に乗り出した
と思しき台和が、金型を作り起こす正規版権物で全く無関係なパチモノを作るとは考えにくく、
もしかしたらアーリースケッチデザイン等を提供され、それに基づき玩具化した可能性もあり、
今後の資料発見で大きく評価が変わるかもしれません。

なお、台和の2001年モノに関しては覆面えるさんの
こちらにも記事がありますので合わせて御覧下さい。

このように「怪獣からメカ」という路線を敷いたマルサン・イマイは1960年代末に
相次いで倒産し、メカ路線に参入した株式会社台和も後続商品は出せなかった
というのが現実では、1970年頃の玩具・模型業界に「キャラクターものは危険だ」
との認識が生まれたのも無理はありません…。
軽い妖怪ブームとは言え、当時、鬼太郎の敵妖怪を多数玩具化した会社は無かった、
というより、「商品が売れない」という理由で『墓場の鬼太郎』を『ゲゲゲの鬼太郎』に
変えて何とかアニメ化にこぎつけたというのが実状なんで、当時の企業経営者には
「気持ちが悪いモノが売れる」という認識は無かったんでしょうね…。
こういう「経営者と現場の感覚のズレ」はどの業界にもありますが、
玩具は興味が移ろいやすい子供相手のショーバイだけに、特に顕著なんでしょう…。


2001 colletion(クリックで拡大)
かくして、以前から持っていたエアフィックスのオリオン号も加え、
2001年コレクションの幕開きとなりましたが、最初から書いてるように
そんなにアイテムは無いし、ガレキは高いしで、あまり増えそうにないので、
とりあえず今あるアイテムで写真を撮って、ひとまず満足することにしますかね?(笑)

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