
今回お見せするのは、まずこの、どこかフェラーリやアルファロメオ似の白い車です。 UPにすると若干程度が悪いのがお解りかと思いますが、 実はコレ、おなじみ万代書店で1台200円、3台500円で売られていた物です。 この値段付けがされてるのはトミカサイズなんですが、それらに混じって この直径97mmの白い車は断然存在感を主張していました(笑)。 そこで、捕獲して帰って調べたら、これは1996年発売『激走戦隊カーレンジャー』登場の サイレンダーというメカであることが解りました。
このサイレンダーの他に4台あり、計5台のミニポピニカというシリーズだったそうですが、 こいつら、ミニというのに大きさは標準スケールくらいあるというヘンなシリーズです。 この96年頃はポピニカがDXばかりになって肥大化していたための措置かもしれませんが、 翌97年に出た同じミニポピニカの「ウルトラビークル5」では、1台それぞれの大きさは トミカサイズに縮小されているので、今イチ意味不明です。

先にもこのブログでお見せした、上の写真左の『特捜戦隊デカレンジャー』の5台セットのポピニカである デカマシンセットは、ほぼこのミニポピニカと同じサイズで作風も似ているので、 開発にあたり参考にしたのではないかと思いますが、あちらには「ミニ」がつかないのも いかにもバンダイ的曖昧さですね(苦笑)。

ということで今日の御題は「戦う交通安全」こと、 激走戦隊カ~~~~レンジャーです(笑)。 この番組は1996年に放送されたスーパー戦隊シリーズの第20作で、 脚本を不条理コメディで有名な浦沢義雄が担当しているためギャグ色が強いのが特徴です。 宇宙暴走族であるボーゾック(そのマンマ)が、地球を花火にするために襲ってくる というんですから、すでにその時点でマトモじゃありません(笑)。 スーパー戦隊シリーズのオヤクソクである怪人の巨大化にしても、この作品では ある名店で売っている芋羊羹を食べることで行われるんだから、かなりキテます…。
「カー」レンジャーというくらいだから、この戦隊、けっこう車に縁があります。 まず、変身前のメンバーは町工場規模だけど小さい自動車メーカーで働いていて、 作業場にはスーパー7とか、エランとか、カニ目のトライアンフとか、 けっこうシブ目のエンスーカーが置いてあるので、実はそっちの方にばっか注意が向いてましたね(笑)。 それからレッドレーサー等、「色+レーサー」の名前がついているメンバーそれぞれが車に乗り、 合体して巨大ロボットになりますが、今回お見せしているミニポピニカは その5台を立体化している、訳ではありません(苦笑)。
一応、メンバーが乗る車ではあるんですが、この頃ではもう商業主義が進んでいたため メンバーの乗る車は5台に留まらず、それどころか6人目の戦士の途中登場も恒例になっています。 ではこの5台の内訳はと言うと、レッドビークルとブルービークルこそ、最初、同じ色のメンバーが 乗っていた車ですが、サイレンダーは6人目扱いのシグナルマンが乗る巨大メカだし、 ペガサスサンダーとドラゴンクルーザーは、物語途中に登場した 「隕石に閉じこめられていた意思を持った自動車形機械生命体」です。 つまり5台の結びつきというのが特に無いバラバラな構成なんですね。 純然たる自動車のペガサスとドラゴンの2台はともかくも、 レッドとブルーのビークルは、他の色の3台と合体してRVロボになるし、 サイレンダーも単独でロボット形態になって、それぞれのオモチャも出てるんだから、 この規格で出さずに、代わりに女性のゲストキャラが乗るゾンネットカーやラジエッタカーを 出していればなかなか面白かったんじゃないかと思いますが、 やはり売り上げを考えると一番人気のレッドビークルや、 テコ入れ目玉のサイレンダーを外すわけにはいかなかったんでしょうね…。

最初のサイレンダーをルースとは言え200円で手に入れた私としては、他の4台も格安で揃えたかったんで、 いろいろ探してみたんですが、ヤフオクでは5台で4000円くらいでした。 1台辺り800円なら、さほど痛くない額ですが、サイレンダーがダブるのは避けたいので、 バラの出物を狙ったらこれがなかなかうまくいかない…。 最初にまずブルービークルを100円で落札したんですが、そこは発送が佐川オンリーで 全国一律1000円との指定。時々こういうヤフオク業者いるけど、これたぶん、 佐川と契約して安く配送させて、その分の浮いた値段を着服しようと言うセコイ業者でしょうね(苦笑)。

次にペガサスサンダーとドラゴンクルーザーを計1000円で落札しましたが、 これは定形外郵送に応じてくれるまともな売り主で助かりました。
そして最後の、コレ、

もとい、こっち(汗)、

このレッドビークルは単品で出してる売り主が一人だけいて、1000円スタートで何度か流れてたんですよ。 定形外発送にも応じてくれるんて、そこで買っちゃおうかとも思ったんだけど、 写真に写ってる箱に1000円の値札の上から「処分特価250円」と貼ってあるのが見えたんで、 4倍の1000円出すのは何ともシャクで、ずっとヲチしてたらとうとう根負けしたのか 750円に下げてきたんで、すかさず落札しました(笑)。
かかった金額を全部足したら、4000円セットのを最初から買っておけばよかったような気もしますが、 それは言わないオヤクソクだよ、おっかさん(泣
ともあれ、これで5台そろったんで、ようやく取り上げられるとばかり、撮ったのがこの写真です。 大きいんでクリックしてどうぞ!

さっき間違ってお見せしたフィギュアが中心にいますが、この娘こそ、説明でちょっとだけ 車の名前が出たラジエッタちゃんです。カーレンジャーに憧れて地球にやってきた魔法少女で、 魔法の力でホワイトレーサー・ラジエッタの姿に変身したのがこのフィギュアです。 宇宙を飛べてロボットに変形するラジエッタカーに乗っていて、実は姉がボーゾックの女幹部である ゾンネットだったりするんで、この姉妹の車を揃って発売してほしかったです(笑)。

まぁ元AV女優の水谷リカだった七瀬理香が扮するセクシーなゾンネットのフィギュアは前に出てたし、 最近、こうやってラジエッタのフィギュアも出たんで、それで充分だっつう話もありますけどね…。 この辺はねこざかなさんの得意分野なんで、詳細はオマカセします!(爆笑)
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