 今日もホットウィールのバットマン関係を取り上げます。最初に今回のシリーズが発表になった時は (1)タンブラー(2)アダム・ウエストTV版(3)同TV版バットサイクル(4)アニメイテッドシリーズ版の 4種セットで出るというアナウンスがなされていました。 そのうち(1)と(3)は買う気マンマンだったんですが、(2)はコーギー版があるからいらないし、 (4)はそこまで手を出したらコミック版も揃えないといけなくなり、つまりはコーギーから多数出ていて 絶賛ダダあまり状態(笑)のバットモービルコレクションを揃える必要が出てくるという、 金額的にはともかくも飾る場所的にかなり苦しい状態になるので、 「セットはいらないから多少高くなってもヤフオクでバラを狙おう」と思ってたんですが、 幸いなことに(5)コミックス版という新たな1個が加わることにより個々のバラ売りに変わったので、 大喜びで待っていたんですが、なかなか入荷したという情報が入りません。 そうこうするうちにオクでセット、バラ共にチョコチョコ出回るようになってきたので、 いてもたってもいられなくなって、6月下旬頃、都内一円のミニカーショップを回ってきたんですが、 中野→巣鴨→日暮里と回って見つからなくて、巣鴨のレンタルショーケース店で見つけるも、売り主の ミスで値札が貼ってなくて 「値段が解らない」の一点張りで、売ってもらえなかったんですよ…。
それでもう売り切れてるんだと思って、最後に行った恵比寿のミスタークラフトの上のフロアにある 個人ショーケース販売場をまずチェックしてみたら、バットサイクル、TV版、アニメ版、コミック版を 見つけ、ヤフオク値段よりは安かったのでサイクルだけを大喜びで即買いして、そのあと下の 一般販売フロアも一応見てみたら、な~んとシリーズ全部が安価で売ってるじゃないですか! こっちにはタンブラーもあったので、喜び半分、悔しさ半分の複雑な気持ちを味わいつつ買ったのが 前回の紹介分でした(笑)。 東京中の主要小売店の店頭に出回ったのを即買い占めて、 50%の利益を上乗せしてショーケースで売るとはテンバイヤー恐るべし! たぶん、ミスタークラフトは在庫が多いから売り切れた後、追加で出してきたんでしょうね。
とこのように、なかなか悩ましい仕打ちをしてくれたこのホットウィ-ルのシリーズですが、 本当のキッツイ仕打ちはそのまた後にあったのです。 それは何かというと、サンディエゴのコミックコンベンションで特別バージョンが出たというんですよ。 このコミコンではいつも特別バージョンが出されるんですが、 それは塗装が通常品よりきめ細かい程度なんでいつも私はスルーしてたんですが、 なんと今回のそれにはTV版バットガールのバイクが付くというじゃありませんか!
バットガールのバイクなんて、かつてミニカー化されたことは無いと思います。 でも、わざわざそのために金型起こすとは思えないので、たぶんバットサイクルのバイクを それらしくリペイントした程度のブツだろうと思いつつアメリカのサイトを探ってみたら、 なんと、まさしくあの紫のヒラヒラバイクが立体化されてるじゃないですか! こ、コレは欲しいっ! 同好の士でこの情報をつかんでいたある人物も欲しがってましたが、 彼はすでにシリーズ5種を押さえていたため、3つ中2つダブるのがネックで手を出せないとか(笑)。
それにひきかえ私は、バットモービルはハナから買ってないし、バットサイクルはまだ ブリバリしてないから転売も可能。「これは逝くっきゃない!」とアツくなりましたが、 日本の業者から買うと1万2千円にもなりそうなので一旦断念しました……_| ̄|○ しかし諦めきれずに他の業者はいないかとネットで検索してみると 1万円で売りに出してる業者もチラホラいましたが、ほとんどが売り切れです。 ヤフオクにも9800円スタートの業者がいたのでヲチはしましたが、やっぱ高いため、 「コミコンだけのために金型おこすとは考えにくいから、やがて一般発売分がバラで出るさ」と 自分に言い聞かせ、ガマンの体勢に入りました。
ところが、その9800円のがなかなか売れません。 ヲチしてる間に数回流れ、やがて8800円になり、ついには6800円まで下がったじゃないですか! こうなるとチャンスです、それも二重の! つうのはちょうどその頃、私は誕生日を迎え、 長い付き合いの友人からプレゼントをもらえる約束になってたんですが、 「なかなかいいのがない」とのことで延び延びになってたんですね。 さすがに一万を越えるブツは無理でしょうが6800円ならあるいは、と思ってねだってみたところ 快くOKされ、無事その値段で落札できたのでした。
 こうしてやっと手元に届いたこのサンディエゴセット。いや~「果報は寝て待て」と言いますが、 このセットに関してはまさにその言葉通りでした。 贈ってくれた方には本当に心から感謝いたします。m(_ _)m これで、後からバラ売りが出なければもっといいんだけどな~!(オヒ
バットサイクルはこのTVシリーズには二種類登場しました。最初は第1シーズンの 22話に登場したタイプで、ハーレー・ダビッドソンの1959年型を使ったサイドカーです。
 御覧のとおり、一応、風防がコウモリを思わせる形になったりはしてますが、 後は色をそれらしく塗ったぐらいで、あまりバットマンらしさが感じられるデザインではないですよね。 このタイプは結局これっきりの登場で、第1シーズンが終わった後に作られた映画版で 今回ミニカー化された新型バットサイクルの登場となります。
 潤沢な予算を使ったこの映画版、バットボートやバットコプターもこの時が初登場ですが、 新型バットサイクルはサイドカー部分が分離するという凝ったギミックを持っていました。 これを作ったのはダン・デンプスキーという、バットモービルを作ったジョージ・バリスのところで 働いていたメカニックで、ベースとなったバイクはなんとヤマハのYDS-3だそうです。 しかもデンプスキーは依頼されて新型バットサイクルを作った訳でなく、勝手に自分で設計して、 ヤマハを口説いてオートバイを提供させ、さらには実際に作るクルーも集めて完成させ、 『バットマン』のプロデューサーに見せたところ、めでたく「採用」になったんだそうです。 予算が多い映画ならではの太っ腹ですが、そのタイミングを狙うあたり、 デンプスキー氏もなかなかビジネスセンスに長けていたのかも知れません(笑)。
 さすがにこの入手に苦労したセットを開封するのは気が引けるので、 パッケージの上からの写真で恐縮ですが、新型バットサイクルの忠実なミニカー化になってますね。
 実はバットガールのサイクルのベースもヤマハYDS-5Eなんで、 この頃からすでに日本製のバイクはアメリカでも好評だったということがよく解りますね。 バットガールのサイクルの方は紫のコスチュームをまとった彼女が乗るに相応しいキレイな紫色で、
 ミニカーでも、カウル裏のレースのヒラヒラやシートのビラビラもちゃんと再現されています。
 面白いことにはバットガ-ルサイクルも2種類あって、上の写真のはプロモーションフィルムに 登場するタイプですが、今回ミニカー化されたタイプよりすっきりしたデザインですね。
 サードシーズンのタイトルの最後の方で、画面を横切って走り去るのも実はこっちのタイプですが、 こちらが本編で使われることは無かったようです。この急な変更の詳細は謎ですが、 実際の画面でのバットガールがあまりにキュートなので、より女性的に作り直したのかも?(笑) 全体的には改良型の方がバットガールに相応しいですが、 コウモリ型のバックミラーは最初のタイプの黄色い方がオシャレかも知れませんね(笑)
でもホント、このイボンヌ・クレイグのバットガ-ル、いいですよねぇ!
 顔は可愛らしい系なんだけど、プロポーションはダイナマイツ!(笑)
だからこんなのとか

それからこんなのとか、ポートレイトが撮られてるし、

なんとあの『宇宙大作戦』のクラシック版で
 全身緑色でセクシーダンスを披露してたのも実は彼女なのでした!
 という訳で、もうバットガールにメロメロということで今回はオシマイです! (^◇^)
えっ、1/50のバットモービルの解説はどうしたって? あ、ハイハイ、小スケールのをそのまま大型化した感じで、ミニカーとして文句無しです。 コーギーのを持ってない人なら、まず第一に買って損は無いと思います。 3つ揃った写真をよく見ると解りますが、モービルと較べ、2つのサイクルはスケール大きいですね。 モービルが1/50なら、1/43って感じなんで、コーギーと並べると釣り合い取れるかも?(笑)
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