キャラクターミニカー秘密基地
劇中車キャラクターミニカーを中心に 陸海空で大活躍するスーパーメカの模型が集まる秘密基地でしたが、開始後7年を迎え「映像作品に登場の様々なキャラの玩具」を紹介するブログとして拡大再開店です
プロフィール

FZIRO

Author:FZIRO
ミニカーコレクターからも、
合金コレクターからも異端視される
劇中車のキャラクターミニカー、
それも標準スケール物を中心に
ひたすら集め続けています。
マイナーなジャンルでしたが
この頃はキャラウィールや
カーズのおかげで、少しは
市民権を得られてきたかな?(笑)
なお、このブログの内容は、
いわゆる「日記」ではないので、
コメントや御質問があったら、
古い項目にも御遠慮なくどうぞ!

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デスラー艦とガミラス艦隊
deathlershipmain.jpg

『宇宙戦艦ヤマト』シリーズは、古代進を始めとする地球側の人々の物語ですが、
同時に地球侵略を狙う様々な異星人の物語でもあります。
中でもデスラーを始めとするガミラス人は第2の主役と言ってもいいほどで、
全シリーズ中、『ヤマトよ永遠に』を除く5つの物語に登場してきます。

ガミラスの総統デスラーは第1シリーズではただひたすら強大な敵でした。
地球に遊星爆弾による爆撃という壊滅的なダメージを与えた攻撃をしてきながら、
決して極悪人ではなかったデスラーは、名前からしてデス+ヒットラーで、
冥界の主を思わせる青い顔色とも相まって凄さの極みでした。
なお「デスラー」という名前に関して、最近、松本零士が「『ラー』は太陽神ラーで、
ヒットラーとは無関係」という意味の発言をしているようですが、
帝国を率い、「総統」と呼ばれ、恐怖政治をしく人物として描かれるデスラーのことを
そういう風に言いつくろうことがナンセンスで、その明かな保身的発言には呆れます。
もし最初からそのつもりだったならまた違った描き方をしていたはずだし……。

yamato1destroerup.jpg
この最初期のガミラスの軍勢では、シリーズ1の開巻時の冥王星会戦で
沖田艦長に「奴らにはこの船では勝てない」と言わしめたデストロイヤーが印象的ですね。
緑の魚のような外観で大小いくつかのタイプがあるらしいあの船は、
いかにも異星の戦闘艦という感じがして不気味でした。

gamilusdestroyers.jpg
これはポピーの「スペースコレクション」のとメガハウスの食玩「コスモフリートコレクション」のを使って
大小2タイプのデストロイヤーを表現してみたものです。
ポピーのは例によってメカコレと同型なんですが、そのせいで巨大なことになってます。
まぁ、劇中で言ってた「超ド級」に相当するんでしょう(笑)。
メガハウスのはスタンドが凝っていて、スペック等が白抜きで書いてあったり、
自由に角度が調整できるのがいいですね。ヽ(´ー`)ノ
他のシリーズよりは一回り小さいんですが、デストロイヤーの場合はそれも可です(笑)。



domerukantai.jpg
その次はやはり21話の七色星団でのドメルとの決戦時の、第一第二第三空母&戦闘空母で、
これに形は平凡な円盤型ですがあの瞬間物質輸送機を備えたドメラーズⅡ世が
加わった艦隊との決戦は第一シリーズ最大の激戦でした。
ちなみにガミラスの三段空母は、日本の赤城にヒントを得たような形をしており、
それとヤマトが戦うというのは実は皮肉な話なんですが、それを差し引いても血涌き肉踊りますね。
sentousandankubo.jpg
戦闘空母は「スペースコレクション」、それで出なかった三段空母はメカコレです。
戦闘空母はデスラー砲付きタイプですが、スペコレを改造するのはナンギなんで(゚ε゚)キニシナイ!!(w
三段空母は複数買いで三色揃えるつもりが、一個作ってその困難さに他の色は放置中…_| ̄|○
メカコレってモノによっては細かすぎて、組み立てるのは至難の業なんですよねぇ…。

さて、ヤマトにガミラスを滅ぼされたデスラーはシリーズ2で復活しますが、
「さらヤマ」の落武者的彼より、「ヤマト2」の誇りを失っていない彼の方が好きな人は多いでしょう。
そう、「ヤマト2」のデスラーは、小規模ながらもちゃんとした艦隊を率い、
しかもそれは補充が効く状態なんですよね。シリーズ1のドメル艦隊との決戦の時に
各方面から艦隊が集結してくる様子が描かれますが、確かにヤマトは本星は滅ぼしたけども、
前線基地のほとんどは手つかずで残っている訳で、そこを思い出したスタッフに拍手を送りたいです。
これにより「新たなる」以降でのデスラーの活躍を描くことが可能になった訳なんで、
実に素晴らしい発想の転換でした。ヽ(´ー`)ノ

yamato2gamiruskantai1.jpg
シリーズ2では「私の心は遙かに地球人類に近い」と白色彗星の弱点をヤマトに教え去っていった
デスラーでしたが、同時に白色彗星大帝スォーダーのことは尊敬してるようで、
彼から贈られた物質瞬間輸送機付きの新型デスラー艦をその後も使っています。
しかもシリーズ2で一旦破棄してから後再建造したらしく、「完結編」でもまた乗っていますから、
よほどあの艦がお気に入りだったんでしょうね…。
もっとも単に「完結編」スタッフが「ヤマトⅢ」を見てなかったんじゃないか、つう話もありますが(爆

deathler3sides.jpg
今回、TOPにお見せしてるのも、ポピーの「スペースコレクション」の新型デスラー艦です。
仕様は他のと同じで、全長約13cmのプラ製ですが、内部に重りを内蔵し重量感を演出してます。 


aratabigamirus.jpg
「新たなる旅立ち」では、デストロイヤーに三段空母、それから細部がちょっと違う戦闘空母も
デスラー砲を装備して仮のデスラー艦として使われたので印象深いです。これは宇宙空間なんで
デスラー艦を新造することはできなかったための応急処置という説が有力ですが、
実は「ヤマト2」の撤退シーンに戦闘空母はいませんでした。
でもそれも、また他の星の残存勢力を呼び寄せたとすれば辻褄は合うから(゚ε゚)キニシナイ!!

hiperdeathrer.jpg
デスラーの軍勢が最も充実していたのは「ヤマトⅢ」のガルマン・ガミラスの時でしょうね。
従来の艦船の拡大再生産タイプと、パイパーデスラー砲を装備した超デスラー艦(私命名w)を
始めとする板橋デザイン全開の新規艦船が入り乱れた豪華布陣で、
ボラー連邦の被植民地を解放して1年にしてはずいぶん大規模の帝国と艦隊を組織したものですが、
まぁたぶん、各地の残存艦隊の名将に招集をかけ、一般兵士以下をガルマンの兵隊で固めたんだと
理解しておきましょう。何せヤマトの世界では「一航海すれば一人前になる」そうなんで、
それできっとダイジョブヽ(´ー`)ノ

いかにこのガルマン・ガミラス軍が優秀かと言うと、ガイデル提督なんかヤマトに
戦闘で勝利を収めてますからね~。もっとも古代が負傷中の艦長抜きのヤマトだったし、
大型宇宙要塞の中に囚われた時点でデスラーの知るところとなり戦闘は終了してるんで、
完全な敗北とは言えませんけどね。
もしあのまま戦闘を続行してたら、古代の回復を待ち突入部隊を組織して、
要塞を内部から攻略しようとしたろうし、そうなったときのヤマトの強さは
あの白色彗星都市を破壊したくらいなんで、それに比べたら遙かに小規模の
ガルマンガミラスの宇宙要塞なんか恐れるに足らずでしょう…。

ガルマンガミラス軍はデザインがあまり好きじゃないので模型はパスさせて下さい。m(_ _)m
ガルマンウルフは好きなんだけどメカコレになってないんですよねぇ……。


kanketugamirus.jpg
この時の大軍勢もまた、わずか一年後の『完結編』ではアクエリアスの大接近により
水没・壊滅してしまう訳ですが、デスラー自身は「辺境を視察中」とやらで無事でした。
そして地球の危機を知り、助太刀にやってくるんですが、その時の艦隊が
シリーズ2の新型デスラー艦の同型艦、および多数のデストロイヤー級という編成だったんで、
デスラーは本来は使い慣れた装備を好む性格で、
辺境の視察という任務だからこそ、こういう小編成の精兵部隊だったものと考えられます。
ということは新型デスラー艦は白色彗星は製造を担当しただけで、
設計はガミラス側によるものだったと考えるのが自然でしょうね。
白色彗星はそのオリジンから言ってもワープを多用する都市帝国には見えないし、
デスラーが物質瞬間輸送機の技術を提供し、それで白色彗星側はメダルーザを作り、
彗星を改造し、その見返りとして形式的には対等の同盟を結び、
新型デスラー艦を製作してもらったんじゃないでしょうか? 
そうでもないといくら友情を感じたからとは言え、あの尊大の権化のようなズォーダーが
踏みつぶさない訳がありませんから(笑)。
白色彗星が土星周辺までいきなり小ワープしてきたのは、新しいオモチャを取り付けての
テストだったんじゃないでしょうか? そのせいで地球艦隊は巻き添えを食って
半数以上が壊滅する訳だからずいぶんと物騒なオモチャですが(苦笑)。

新型デスラー艦とデストロイヤー級からなる艦隊でディンギル軍を蹴散らし、
ヤマトの宇宙の海への水没を見届けたデスラーは
また去っていったと思われますが、ガルマン・ガミラス本星は残っている訳だから、
水が引いた後にまた復興へ向けて躍進を始めたことでしょう。
『ヤマトⅢ』の最後のベムラーゼ艦隊への大勝利から考えて、ボラー連邦の勢力範囲も
支配下に置いたと考えるのが自然ですから、資材も豊富にあるだろうし、
あれから20年くらい経った今度の「復活編」に出てくるとしたら、
また広大なガルマン・ガミラス帝国を構築してるに違いありません。
ひょっとしたら今度こそ、本来「ヤマトⅢ」の後半に出てくる予定だった
アメリカを模したゼニー合衆国との抗争に明け暮れているかもしれませんが、
まぁ、元気なのは間違いないでしょう。

nisizaki.jpg
なにせデスラーは西崎プロデューサーの化身です。
あの人のやることなすこと、デスラーそのママなんですから、
そういうキャラを西崎さんが活躍させない訳はないじゃないですか!ヽ(´ー`)ノ


では最後に、スペースコレクションの戦闘空母、メカコレの三段空母、
食玩のデストロイヤー等を使ったガミラス艦隊をお見せします。
gamiluskantai.jpg
大きいのでクリックして御覧下さい。

さて、以上、カケ足でデスラーとガミラス艦のあらましを紹介しました
紹介物件も5体で通常の五倍のボリュームなんで、一回お休みさせてもらって、
次回更新は8月3日(頃)の予定です。

テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

巨人が呑み込んだ様々な夢……
titanicmain.jpg
今さら多くを語ることは無いような気もするこの大ヒット映画ですが、当然、観てません(爆
ただでさえ恋愛映画拒絶フィルターにひっかかるのに3時間以上もあるんじゃなぁ…('A`)
でも、劇場で何かのついでで見た予告編はそのスケールに圧倒されました。

titanic still
実物大まではいかなかったようですが、かなり巨大に作られたタイタニックのセットは
ものすごい迫力で、やっぱハリウッドは違うゼイ、と感心したもんです…。

そしてその後のビデオソフトの発売及びレンタル開始時のドタバタも懐かしく思い出します。
数日前からフライングでレンタルを開始してるところがあったり、海賊版が大々的に出回ったり、
いろいろ微笑ましかったですが、今、記憶をたどれば、その媒体は2本組VHSだったなぁということで、
改めて封切り年度を確認すれば、もう12年も前だったんですねぇ……。

という訳で映画そのものには全然興味が無い私ですが、タイタニック号の謎に関しては興味津々で、
昔から言われる「保険金目当ての計画的沈没で、同型船の事故船オリンピックとすり替えられていた」説や、
「最後まで演奏を続けた専属楽団員」の話なんかには非常に興味をそそられます。

このブログにふさわしくクルマの話をすれば、映画に登場するクルマとして、船倉に積まれた何台かの
クラシックカー(つうか当時の最新鋭車)があります。

renault35cv1912.jpg
その中でもルノーの1912年版35CVは、ジャックとローズがその中で遊ぶんで有名で、
こういうオルゴールにまでなってるようですが、
9800円も取るんだから、頼むからもう少し似せてくれ……。
titanic-og.jpg(参考写真)
つうか、これよく見ると、どこにも「ルノー」とも「タイタニック」とも書いてないから、
全然無関係のクラシックカーのオルゴールに「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」のムーブメントを
取り付けただけなんじゃないすかねぇ?(苦笑


celinegoon.jpg
まぁ話がそこに向いたんでついでに、映画と同じく大ヒットしたセリーヌ・ディオンの
「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」ですが、私はこの曲は大好きです。
「どんどんオトコを乗り換えるのがアタリマエ!」みたいな女傑の多いこの現代に
「我が心は永遠に…」ってこの歌詞、クラシックでいいですよね~。
映画を観てないんで、生き残ったローズがその後どういう人生を送ったのかは知らないんですが、
政略結婚が決まってたようなんで、心はジャックとつながったまま、身は……ってことで
「マイ・ハート」がゴー・オンだとしたら切ない話ですねぇ……。。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン


タイタニックは当時の最高級客船で、上流階級の人々が多く乗船していましたが、
その一方でジャックみたいな貧民も、せめてもの儚い夢を見ようと無理してサイフの底をはたき、
なんとか二等以下の安い切符を手に入れて乗り込んでいました。
あの時代、そういう階級の差別意識は激しかったし、通常、等級別の乗船区域は分けられていて、
顔を合わせたり交流することはほとんど無いはずなんですが、映画ではどうなってたんでしょうか?
tobimasupose.jpg
この映画で有名になり、その後大型船の先端でマネするバカップルが続出したという
「トビマスポーズ」なんてできなかったんじゃないかなぁ?

titanic3sides.jpg
今日、お見するのは1998年に映画とタイアップするかのように発売されたダイキャスト製模型です。
アメリカのClaytown Collection社製で、1/1136というちょっと変わったスケールですが、
巨大サイズが多い船舶模型の中で、約22cmというちょうど手頃なコレクションサイズです。
前から欲しかったんですが、普通に買うと4000円前後のけっこうな高値だったのを、
このたびオークションで半値以下で手に入れることができましたヽ(´ー`)ノ

titanicbox.jpg
こういう印象的なロゴのBOXに入って、一等の乗船許可証までついてくるんで、
てっきり映画とタイアップしてたのかと思ったけど、どこにも映画のスチルは無いし、
ロゴもよ~く見たらソックリだけど別物で、結局、こっちも無版権物かよヽ(`Д´)ノウワァァン!!


気を取り直して、タイタニックの事故に話を戻せば、沈没した際に救命ボートが足りなかったことは
今日悲劇として語られますが、当時の基準ではそれがアタリマエだったそうです。
遭難した場所が極寒の場所だったため、ボートに乗れなかった人のほとんどが
溺れるより先に凍り付いて、その状態で発見された御遺体も多かったとか……。
それで事故後にはボートの必要装備数が見直されたようですが、
事故が起こってから基準が適切に改まるというのは呆れた話です…。
でも、それから100年近く経った今日でもその傾向は変わらず、
エレベーターやジェットコースターの事故で死人が出る度に大騒ぎになってるのは、
呆れを通り越して情けなくなってきます…_| ̄|○

タイタニックの生存者といえば、先日、最後の生存者だったミルビーナ・ディーンさんが
97才で亡くなられましたが、彼女は昨年の10月に老人ホームに入る費用を捻出するために
タイタニック遭難時の遺留品をオークションで売って、500万円程度の収入を得たのが、
今年の5月にはまたお金が足りなくなって、映画の主演コンビであるデカプリオとウィンスレットが
援助したことが報じられてました。年間に500万もの費用がかかるというのもスゴイ話ですが、
デカ様達だって毎年は援助できないだろうから、この先が非常におぼつかない状態だった訳で、
援助する公的資金は無かったのかと暗い気持ちになります。
ミルビーナさんはタイタニックの事故で父親を亡くしており、一家の大黒柱を失ってしまっては
金銭的には恵まれなかったんじゃないかと思われるだけになおさらですね…。
つうか『タイタニック』の製作陣は(当時)世界最高の収益を上げたんだから、
このお婆さん一人ぐらい終生面倒見てあげればよかったのに……。ヽ(`Д´)ノ!


なけなしのお金をはたいて悲惨な目にあった貧民もいるかと思えば、
この事故にもめげなかったたくましいお金持ちもいました。
モリー・ブラウンは、元はコロラドの孤児でしたが、そのたくましさを「武器」に金鉱堀りと結婚して
一山掘り当て大金持ちになり、ヨーロッパの社交界で浮き名を流した後、
アメリカへの帰還でタイタニックに乗り事故に遭います。
そういう生い立ちの彼女だけにファーストクラスの華やかな乗客でありながら救助活動を手伝い、
まだ余裕があるのに早々と現場から逃亡しようとした救命ボートの中で、
救助に引き返すよう主張する等、ヒューマニズムに溢れた行動をしたそうです。

unsinkable.jpg
私はこのモリー・ブラウンは『不沈のモリー・ブラウン』というミュージカルとして題名だけは知っていて、
「何が不沈?」とずっと疑問に思ってたので、それがタイタニック絡みと知って目からウロコでした(笑)。
ではそのモリー・ブラウンの艶姿をデビー・レイノルズ主演のミュージカルの予告編で御覧下さい。



それから、このタイタニックの専属楽団として雇われて、沈みゆく船の甲板で
最後まで演奏を続けていたという音楽家達ですが、
titanicmusician.jpg
写真上段左から、ジョン・フレッド・クラーク(コントラバス)、パーシー・C・テイラー(ピアノ、チェロ)
中段…ジョージ・クリンズ(ヴィオラ)、ウォーレス・ヘンリー・ハートレイ(ヴァイオリン・楽長)、
    W・セオドア・バレイリー(ピアノ)
下段…ジョン・ロー・ヒューム(ヴァイオリン)、ジョン・ウェスレー・ウッドワード(チェロ)
あと、写真には写ってないメンバーも何人かいたそうです。

彼らは乗員名簿には二等船客として記載があったため、運行会社であるホワイトスター・ライン社からは
殉職手当を拒まれたそうですが、これって今で言う「契約・派遣社員」と同じことで、
正社員として雇われてはいなかったけれども、依頼を受けて専属楽団として乗り込んでいた訳ですから、
ホワイト・スター・ライン社の非道ぶりがよく分かる話で、こういうことをするから
「保険金目当ての計画的沈没」とか陰口を叩かれたんじゃないかと思います。
ミルビーナさんの困窮とも考え合わせると、きっと他の乗員への保証もまともにしなかったんでしょうねぇ…。

この悲惨な対応をされた音楽家達ですが、英国の音楽家の組合が、彼らの勇敢な行動に敬意を表し
遺族のための基金を作ることに協力したそうなんで、汚いビジネスの世界にも
心ある人々はいるんだとホッとします。
では、その音楽家達が最後まで弾いていたという、賛美歌320番「主よ、御許に近づかん」をお聞き下さい。


しかし、こういう「派遣切り」みたいなことも、当時から今日に至るまで連綿とやられてきた訳で、
ビジネスで成功するとはヒトデナシになることと同義なんだなぁと、
改めて暗い気持ちになりますねぇ…('A`)

かと言って、弱者の味方を名乗る存在が本当にそうなのかも疑わしい話で、
昨年末、話題を集めた「派遣村」ですが、最初から運営母胎がうさん臭いことは言われてましたが、
一部報道によると、そこに集まった寄付金の5000万円を村員に分配することなく、
運営側が握ったままで解散したそうです………。
もしこれが本当の話なら言語道断で、弱者を搾取する資本家のさらに上前をはねる
「慈善団体」って一体何なんでしょうかねぇ……┐(´ー`)┌

どうやらこの憂き世では人の夢を呑み込むのは「巨人」だけではないようです……。

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駄作なんかじゃない西部警察スペシャルと盛会だった二十三回忌
昨日、7月17日は石原裕次郎さんの命日だったので、今回は久しぶりに『西部警察』を取り上げます。
団長ヘリの回でちょっと触れましたが、『西部警察』にはパート1と2の間のつながりに
ちょっと不自然な点があります。行きつけの店が変わり、木暮の親友の朝比奈が消えたし、
刑事の顔ぶれも替わって、ゲンと初代オヤジさんデカである谷さんが何の説明もなく消えています。
これはシリーズものによくある手直しで、コーナーラウンジが消えたのは、
ママがいるセブンにして女っ気の少ないこのドラマに花を添えようとしてだろうし、
谷さん、ゲン、それから明子は役者の都合や制作費の節減じゃないかという考察はすでに書きました。

gundanfukkatu.jpg
このちょっとした齟齬を大胆に利用したのが2004年に復活した『西部警察スペシャル』で、
パート3の最終回で大門を殉職させてしまった歴史を無かったことにするために、
スペシャルの世界は、「コーナーラウンジが再登場するからパート1と直続きで、
パート2以降は無かった世界なんで大門は死んでいない」とメチャメチャな説明がされていますが、
まぁこれはしょうがないでしょうね。大門を殉職させた時はまだ裕次郎御大が生きてましたから、
もし西部警察を復活させることがあっても、木暮の庇護下で、タイショーなりハトなりが新団長を継ぎ、
大門は写真での登場みたいな感じで考えていたんじゃないでしょうか? 
そこへ裕次郎御大の死去となった訳で、『太陽にほえろ』の方は舘ひろし主演でやってみたものの
今ひとつヒットしなかったので、『西部警察』ではどうしても大門に蘇ってもらう他に
方法が無かったんでしょうね…。

そこで大門課長、鳩村団長の2大看板で臨み、車両も日産に提供を申し出たら断られたので、
こっちは快く再度のスポンサーを了承してくれたオートバックスのつてで自腹を切って
海外製スーパーカー等を揃えたところ、例の事故で放送は無期延期。
2004年にスペシャルだけはなんとか放送にはこぎ着けたものの、
レギュラーはキャンセルされたまま今日に至る訳です…。
日産の協力拒否というのはウィキによると「車を壊すことが前提の番組には協力できない」という
理由によるものだったそうですが、もしこれが本当なら寂しい話ですよねぇ…。
もうこの頃はゴーンの指揮下の縮小経営の時代ですが、かつてあれほど密接に協力し、
各種スーパーマシンの提供はもちろんのこと、街を逃走する犯人の車を発見するのは
ほとんど日産の営業所の職員という微笑ましいタイアップもされていて、
日産の企業イメージを大いに押し上げていたと思うんですが……。

seibusupercars.jpg
セコイ日産に対し、断られたからと言ってトヨタなりマツダなりに話を持っていかずに、
海外製スーパーカーや、元はトヨタ車ですがオートバックスがチューンし違う名前で売ってるクルマを
自腹で揃えた石原プロは流石は男気がありますねぇ…。
でもそれがあの事故につながった訳なんで、何とも皮肉としか言いようがありません。
なお劇中、一般パトカーとして横転爆破炎上してるのは三菱のミラージュやおなじみのセドリック
らしいんですが、タイトルに車両協力としての自動車メーカーの名前は出てこなかったので、
あれらも石原プロが自腹購入したのかも知れません……。

事故の原因はタスカンの超馬力を運転した若手俳優が制御しきれなかったことにあったようで、
マスコミは例によって大げさに騒いでましたが、被害者の方はその後の石原プロ側の
誠意ある対応にも満足し、特に放送延期や制作中止は求めていなかったようですが、
結果としてスペシャルは1年間の放送延期、新テレビシリーズは中止となってしまいました。

このあたりいろいろ考え方はあるでしょうが、元々、渡哲也さん個人としては『西部警察』は
あまり好きとは言えなかったことに加え、死んでしまった役をムリヤリ生き返らしての再開、
好パートナーだった日産から断られそれでも仁義を通したことが仇になっての事故と、
こうまで事前にケチが続き、何とか放映したスペシャルも絶賛の嵐とはいえない評判だったこと
(視聴者は以前のメンバーでの再開を望んでいた)から、
制作続行にイヤ気がさしちゃったのかなぁ? という気はします……。


seibuspecialzakesya.jpg
でも、この『西部警察スペシャル(2004)』ですが、いろいろと規制が厳しい現代に
よくもまぁここまで頑張ってくれたもんだよなぁという気はしますよね。
人質を取っての立てこもり、バス爆破、フェリー爆破、そして最後の要塞大爆破と、
過去の代表的な爆破事件をキッチリと再現してくれたし、フェリーでは、女性の鳩村軍団員による
ボディラインクッキリのレオタードを着た「キャッツアイゴッコ」というお色気サービスまであって、
過去にない大盤振る舞いでした。ヽ(´ー`)ノ

この女性軍団員ですが、かつて木暮とも親しく、大門の盟友でもある日下警視正の娘の直美
という設定です。このあたり時代の流れを感じさせると共に、かつてのパート1の勝ち気だった
古手川アコのキャラクターを発展させたような雰囲気もあるんで、けっこう好感触で見てたら、
いきなり爆弾処理班の制服を脱ぎだしたんで気が狂ったかと思いました…。
どうも「赤外線によるガードを張り巡らせた爆弾を解除するには、少しでもスリムにして
その間をくぐり抜ける必要がある」と判断してのことらしいんですが、かなりムリヤリです(苦笑)。
脚本には「全裸で」と書いてあったとのアヤシイ噂もあり、戸田菜穂がこのスペシャル限りで降板し、

seibunakayama.jpg
撮影が始まっていたTVシリーズ版では中山忍演じる女刑事に交代してたのは、
この辺も関係しているのかもと勘ぐられています…。

「気が違っている」と言えば、このお話、国際テロ組織のブラックホークが
宮崎で会議中だった世界の警察の要人を人質に立てこもる話なんですが、
その犯罪の動機というのが、「子供の頃、海外で無実の罪で処刑された両親の無念を晴らしたい」
というもので、鳩村から「だったらその国でやればいいのに」ともっともなツッコミを受けるんですが、
それに対し「恨みに国境は無い」と迷いの無い口調で言い切ってました……。
ここまでカンペキに狂っている奴が犯人ではどうしようもないですね……。

kandamasaki.jpg
しかも大ボスは最後、生死が今ひとつはっきりしなかったんで、
TVシリーズが始まったら再登場させるつもりだったのかも知れません。
この神田正輝演じる大ボスは、最後の要塞に立てこもっている最中、
バッハの「G線上のアリア」をかけているという趣味の良さを見せますが、
これは兄弟を弔うレクイエムの意味じゃなかったかと思います。
というのも、バッハも早く両親を亡くし兄の助けで音楽家としての基礎を学ぶことができたからで、
つまりはこの兄弟の境遇と重なる身の上だったからです。
兄弟の友愛で「音楽の父」と称せられる存在となったバッハと、同じく友愛はあったものの、
道を踏み外して国際テロリストとなった自分たちを重ね合わせ、
その運命の過酷さに絶望していたのかも知れませんね……。


今回の二十三回忌の再放送でも、2ちゃんではこのスペシャルは「つまらん」の大合唱でしたが、
監督村川透、脚本柏原寛司のコンビはパート1の頃から手がけてる名コンビだし、
盛り込むべき要素もちゃんと織り込んでるし、「つまらん」と言われる原因がよく解りません。
どうも不平を言ってる連中は、(1)ビデオ撮りになって違和感がある、
(2)クルマが外車で馴染みがない、(3)ハト以外のメンバーが新人ばかり
(4)爆破がCGばかりになってリアルな迫力に欠ける  というあたりを主に問題にしてるようですが、
(1)~(3)は時代の流れでしょうがないってもんでしょう(苦笑)。

cgbakuha.jpg
ただ、(4)の不満に関しては同意ですが、日産から正規の協力を断られてるし、規制も厳しいので、
昔と同じにドガバガやるのは無理ですよねぇ…。

tatibana.jpg
その馴染みのない新人たちのうち、主役級なのが石原プロが「21世紀の裕次郎」としてスカウトした
徳重聡扮する橘で、冒頭は彼のニューヨーク研修の模様が描かれますが、
潜入捜査の際にコンビを組んでいた黒人警官ボブが殉職してしまいます。
そして遺族の妻と娘が出て来るんですが、ここでちょっと驚きました。
というのも妻が白人で、まだ幼い娘には明らかに黒人の血が入っていたからです。
つまり黒人警官のボブは白人を妻にめとって子供をなしてる訳で、
これ、ちょっと前のアメリカ社会ならタブーだったはずです。
制作が今年ならオバマフィーバーで黒人の地位が向上してますが、このスペシャルが制作された
2003年にはそうではなかったし、むしろ2005年に起こったニューオリンズの台風被害では
黒人の貧民層に被害甚大だったのに、ブッシュ政権は特に策も打たず見殺し同然でした……。
そういう人種差別がまだ幅を利かせていたニューヨークで
ボブは黄色人種の橘を息子として迎えてくれたそうなんで、
白人・黒人・黄人・混血からなる家族ができていたことになりますから、
ここをもっと掘り下げればおもしろく、橘に「愛に国境は無い」とでも言わせておけば
テロリストの心情との対比にもなったのに、何の説明もされないので、
単なる脚本家の無知かもという懸念すら感じてしまいます(苦笑)。

ただラストシーンに、またニューヨークに渡りボブの墓の前で母子とふれあう橘の姿や、
日下警視正の警察葬で涙にくれる直美の姿を挿入してるんで、このスペシャルのテーマが
「家族の情愛」であることは確かで、ということはボブのファミリー構成は意図的だったと解るし、
日下を守れなかったことに対し、木暮の墓に参拝し詫びを入れる大門の姿から、
バラバラなメンツが集まって構成されてきた大門(鳩村)軍団の面々が、
木暮課長ならぬ家長の元のファミリーだったことも描かれ、
つまりそれは石原軍団の姿とも重なる訳ですが、
さて、そのあたりに気づいた視聴者がどのくらいいますやら……。
気付けば「つまらん」なんて絶対に言えないと思うんですけどねぇ……。

yujiro_23th.jpg
今回の再放送で大々的に宣伝していた7月5日の裕次郎御大の二十三回忌ですが、
石原プロは「5万人に特製いも焼酎&写真集プレゼント、ただし受け渡しは二十三回忌会場のみ」
というコストを考えたら捨て身の動員計画を仕掛けました。
売価なら、安く見積もっても焼酎3000円+写真集2000円の計5000円、
原価で1000円+500円の1500円、これを5万人分だから、7500万~2億5000万円分をプレゼントし、
しかも国立競技場で行われる法要は入場無料なんで、その分の経費もかかるし、
全部計算したら3~5億くらいは持ち出しになったんじゃないでしょうか?
実は「今回の二十三回忌を最後に石原プロは解散する」というウワサさえ立っていたんですが、
この大盤振る舞いを考えたらそのウワサにも信憑性が出てきます。
まぁ今回の全国再放送の放送料も少しは入ったでしょうが、それにしてもすごい出費だと思います。

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会場の中に裕次郎の菩提寺である横浜の総持寺を模した「裕次郎寺」を建立したんで、
罰当たりなファンは「最後に爆破するに違いない」と言ってましたが、そんな訳ゃありませんね(苦笑)。
これは、十三回忌の際にあまりに多い人出で寺の周辺に迷惑をかけたんで、総持寺との協議の元、
決めたことだそうで、寺も僧侶の出張と本尊の貸し出しを快諾してくれたそうです。

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結局、石原プロの「仕込み」は大成功で、5万人に対し、75万1170通もの応募があったそうです。
当日の詳しい式次第について石原プロ側から説明があまり無かったため、
高齢者が多いことが予想される実際のファンである参拝者の健康が心配されたんですが、
当日はちょうどいい薄曇りで、雨男だった裕次郎さんの法要はいつも雨のジンクスを破ってくれました。

フタを開けてみると、参列者は一旦スタンドに入り、スクリーンに映し出される様々な縁の映像や
三百人のコーラス隊によって歌われる裕次郎ソングの合唱を見たり聞いたり歌ったりしながら、
焼香や記念品交換の順番を待つという、なかなか合理的なシステムになっていて、
一番の混雑時で4~5時間待ちだったようですが、幸い大きな混乱は起こらなかったようでした。

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式典が始まってすぐ、渡哲也社長の音頭で、天国にいる裕次郎に呼びかけようと、
「裕ちゃ~ん」コールがスタンドいっぱいの人たちによって巻き起こり、
石原プロの普段の結束を知る者からすれば、こういうくだけた感じは珍しいなぁと思っていたら、
やはり渡氏も「裕ちゃんなんて呼ぶのは初めてですよ」と語っていたし、
他のメンバーも舘・神田の両巨頭は「とても呼べなかった」、
甥の石原良純は「小さい声で呼びました」と
それぞれの個性と立ち位置に応じたコメントを発しているのが微笑ましかったです。

考えてみれば、一番苦しかった時期の石原プロを支え、自らの役者生活の幅を狭めることも厭わず、
『大都会』や『西部警察』というタイプキャストを演じ続けた渡哲也だからこそ、
それももう、締めの法要である二十三回忌の席だからこそ、
テレながらも発することができた「裕ちゃんコール」な訳で、
きっと裕次郎御大も雲の上で、ニッコリ笑って応えてくれていたに違いありませんよね……。


最終的には11万6862人(主催者発表)の人出だったようで、7万人収容のスタンドが一時は満杯になり、
「石原裕次郎の人気は健在」というアピールには充分すぎる効果あったと言えるでしょう。
60万人以上が無料の焼酎&写真集セットには応募しても、会場にはこなかった計算になるし、
ヤフオクには三万五千円程度で売りつけようとするフトドキ者が続出しているようですが、
そういうバチアタリは、団長の鉄拳制裁でも受ければいいんですよ(苦笑)。

「大きな映画1本は軽く作れる費用をかけてますが、今までも供物は一切いただいておりません。
大がかりなイベント法要はスタッフも高齢化しているのでこれが最後です」と語っていた
石原プロの大番頭であるコマサこと小林専務もこれで一安心でしょうね…。

幸い石原プロの解散宣言も無かったし(笑)、『西部警察』の再放送が平日午後2時という
条件のあまりよくない時間帯にもかかわらずけっこうな高視聴率を取ったことから、
このコンテンツの底力をテレビ朝日も痛感したろうし、
やはり宙ぶらりんのママの新版『西部警察』の制作再開を大いに期待したいところです。


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さて、今回のミニカーは本来なら2004スペシャルのクルマを取り上げるのがいいんでしょうが、
正規商品は無いし、今現在、ちょっとケチが付いちゃってるんで、集める気になれません。
そこで今日は、アオシマから発売中のダイキャスト西部警察シリーズのマシンRS2をお見せします。

アオシマからはかつてコールドキャスト製のCCシリーズでかなり数多い西部警察車両が発売され、
当ブログでもいくつか紹介済みですが、今年になってダイキャスト製の新シリーズを発売開始し、
すでにマシンX、マシンRS1は発売済みでした。
ビンボーな私はこの2つは他のシリーズで出たのを持ってるのでスルーしていたんですが、
RS2は未入手というか、同じRSをいくつも買ってもしょうがないと思って手に入れてなかったのが、
今回の二十三回忌による西部警察マイブーム復活で、RSフォーメーションの動画を見たりしたので、
やはり3台欲しいなぁとヤフオクを張ったりしてるうちに、ちょうど新発売のタイミングと重なったので、
当ブログには珍しく、現行品の新品の登場とあいなりました。ヽ(´ー`)ノ

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さすが最新の製品だけあってほぼ完璧と言っていい出来映えで、
窓の反射で上手く写真は撮れませんでしたが、室内のコンピューターも細かく再現してあります。
RS2の外見の最大の特徴の、室内からリアへ伸びるループアンテナもしっかり取り付けてあり、
たぶんこれはダイヤペット版には無かったと思うので、うれしい進歩ですね。
ただしダイヤペットはトランクが開閉可能で、リア内部のメカまで再現されているそうなので、
全体的には一長一短という感じでしょうか…。
両者の細かい比較はいずれRS3が手に入った時に徹底的にやるんで、どうかお楽しみに!














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主力戦艦と地球艦隊
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さてヤマト3回目はシリーズ第2作の地球防衛艦隊についての再考です。
ビミョーな書き方をしたのには訳があって、ヤマトシリーズ2作目には
『さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-』(以下「さらヤマ」)と
『宇宙戦艦ヤマト2』(以下「ヤマト2」)との2つの作品があるからです。
「さらヤマ」の最後でヤマトを特攻させてしまい「もう二度と姿を現しません」とスクリーンに大書きした
西崎プロデューサーでしたが、大ヒットに気をよくしたのと、松本零士氏に重ねて強く反対されたため、
そのTV版であるはずの「ヤマト2」の最後をヤマトを生還させる結末に変えてしまいました。

第1話から土方艦長がヤマトでなくアンドロメダの艦長に就任等の細かい違いはあったんですが、
その差の開きが大きくなり、テレサと島が愛を育んで傷ついた島にテレサが輸血するという
「半物質の身体はどうなったんだ!」と仰天するシーンがあったりして、かなり違和感を憶えるように
なっていったのです。実は「さらヤマ」と「ヤマト2」ではテレサの設定が大きく変わっており、
「身体が半物質」という特徴は無くなって、その替わりに「祈りのパワーで惑星をも滅ぼす」という
ウルトラ超能力が与えられていたんですね。しかしそのあたりの説明が不十分なので、
違いを理解しないままに面食らうことになる訳で、下手に要所要所で映画のフィルムをそのまま
使うもんで、「ヤマト2」ではやたらに目立った新規作画分のお粗末さや、いかにも安っぽくなった
一部キャラの外観の変更等も合わせ、「ヤマト2」を毛嫌いする人が多いのにも無理はない感じです。

では全然魅力が無いのかというとそういう訳ではなく、土星における白色彗星艦隊と地球艦隊の戦いは
18話~21話に渡りじっくりと描き込まれ、アンドロメダを旗艦とする主力艦隊とバルゼー艦隊との戦いも
「さらヤマ」みたいに波動砲一閃であっさり終わるのではなく、「ヤマト2」でのバルゼーの搭乗艦である
戦艦メダルーザとの間に、互いの出方や戦力を分析し、地形も考慮に入れて深謀遠慮に富んだ
戦いを繰り広げるという、さすがは土方艦長らしいすばらしい展開を見せてくれます。

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土方艦長はまずは各地に散らばっていた艦隊を司令部の許可を待たず、艦隊総司令としての権限で
土星星域に集結させ、白色彗星軍に比べたら圧倒的に少ない戦力を効果的に使おうとします。
しかし司令部の知るところとなり、「もし敵艦隊に勝てても半数は撃沈されるだろうから、
彗星本体とどうやって戦うのか?!」という参謀のもっともな主張と対立することになりますが、
「艦隊戦で負ければ地球が生き延びる道は無い!」と豪快にも言い切り、作戦を強行します。
その作戦とは、まずはヤマト&宇宙空母に命じ敵の空母艦隊に奇襲をかけさせ、
うるさい艦載機群を封じ、次にヒペリオン艦隊による側面突撃をかけ、敵陣の攪乱を狙い、
その交戦中に本隊を集結させ一気に拡散波動砲で敵主力艦隊を殲滅するというものでした。

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この作戦では映画では完全に脇役の主力戦艦がスポットライトを浴び、なぜかアナライザーの声で
しゃべる艦長が、やられてはしまうんですが、白色彗星軍相手に奮戦するんですね。
この一世一代の見せ場を盛り上げてくれた名も無い主力戦艦と艦長に
私は心からの敬意を込めて戦艦ヒペリオン、および緒方艦長の名前を贈ろうと思います。∠(`へ´*)

ヒペリオン艦隊を突破した敵艦隊でしたが、その真の驚異が明らかになるのはこれからでした。
敵の旗艦である戦艦メダルーザは「火炎直撃砲」という「撃ったビーム砲を小ワープで標的の直前まで
飛ばす凶悪な武器」を備えており、この驚異の兵器には直接は防ぐ手だてが無かったのです。

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横にずらっと展開したマルチ隊形で拡散波動砲の射程範囲に敵艦隊が入ってくるのを待っていた
地球艦隊は、火炎直撃砲をくらって総崩れになりますが、そこはさすが土方艦長で、
すぐに転回を命じ土星の輪の中まで艦隊を戻します。
そう土星の輪の中では、障害物が多すぎて火炎直撃砲が無効化されてしまうんですよ。
それに気づかぬバルゼーはまた直撃砲を撃ち、回りの氷の固まりを爆破してしまって
艦隊の隊列がバラバラになるほどの宇宙気流を巻き起こし、翻弄されてしまいます。
その時、ちょうどカッシーニの隙間に達していた地球艦隊は、ほとんど障害物がないその場所から
バルゼー艦隊に総攻撃をかけ、見事葬り去ったのでした。
カッシーニの隙間に達していたのはおそらく偶然ではなく土方艦長の作戦で、まさに地の利を
知り尽くした名作戦で、この土星会戦はヤマト全シリーズ中でも最も燃える艦隊戦でしょう。

残念ながらその勝利に酔いしれる暇も無く、ワープアウトしてきた白色彗星によって大半の船は
蹴散らされ、残存艦の拡散波動砲の一斉発射により、上部の雲を取り去ることには成功しますが、
反撃もそこまででした。拡散波動砲発射によるエネルギー低下状態では主砲を一斉射撃するが
精一杯で、上部の都市部分に攻撃を集中した結果、完璧なバリアに完全に阻まれ、
中央輪胴部から無数に発射される大型ミサイルを喰らって、地球艦隊は壊滅してしまいました。


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白色彗星帝国との戦いでの地球艦隊の善戦は、人的資源によるものが大きかったと言えるでしょう。
この西暦2200年という時期は、長年、ガミラスからの遊星爆弾の爆撃を受けていたとは言え、
本星決戦は行われていなかったので、経験豊富な提督クラスの艦長がまだ多数生存していたのです。
「さらヤマ」ではアンドロメダを徹底した自動化艦として描写し、その脆さを浮き上がらせましたが、
「ヤマト2」ではたぶんもっと人間により操作される船として描き直し、さらにこれだけのベテランを
登場させることによって、人間の力の偉大さを見直そうとしたんでしょうね。


そこへイスカンダルからの技術提携により、ヤマトを一番艦とする波動エンジン搭載・
波動砲装備の軍艦が製造可能になった訳ですから、まさに鬼に金棒状態です。
きっと、ヤマトの帰りを待っていた地球防衛軍は地下都市で放射能被害に怯えながらも、
全く何もしなかった訳ではなく、ヤマトによる冥王星前線基地壊滅で
新たな爆撃が止んだことにも気をよくして、ヤマトを簡略化し、
沖田艦等の従来の地球戦艦との折衷みたいなデザインにした
主力戦艦の設計そして製造を始めていたんじゃないでしょうか?
拡散波動砲というのも、おそらくヤマトの木星浮遊大陸破壊の映像辺りまではリアルタイムで
地球に伝わっていたでしょうから、波動砲を単なる大砲としてしか理解できずに、
あの震撼すべき破壊力がオーバークオリティと考えた参謀辺りによって進言された
小賢しい武器だったんだと思います。まぁ当時の地球のエネルギー枯渇状態からすれば、
そういう省力化を思いつくのも致し方無しという気もしますが、それにしてもセコい(苦笑)。

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特に主力戦艦の拡散波動砲は、向かって右の戦艦の発射口を御覧になると解るように、
一門しか無いくせに中心に仕切り板を置いて、より広範囲に拡散させているという
セコさの極みみたいな仕様ですからねぇ…。

そこにヤマトが持ち帰ったコスモクリーナーJによって地球が完全に復興したので、
主力戦艦の製造により蓄えられたデータもフィードバックしつつ、その時点で地球が造りうる
最強最大の戦艦として製造されたのがアンドロメダだったんだと思います。
そうとでも考えないと、アンドロメダの進宙式から間もないのに、
太陽系各部に主力戦艦を旗艦とする小艦隊が配備済みなことの説明が付きませんからね(笑)。
それからアンドロメダだけ波動砲がツインで、しかもスーパーチャージャー付きになっているのも、
一門ではヤマトの波動砲に威力的に劣る可能性があったからその分をブーストしようとした結果
なんじゃないでしょうか? いかにもあの姑息な参謀が考えつきそうなことです。 ┐(´ー`)┌

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艦隊戦の場合は確かに通常の波動砲より拡散波動砲の方が使い勝手はいいので、
全く無意味な兵器だとは言いませんが、より強大な敵に対峙する場合を考えれば、
「線香花火」だけではダメでしょう。収束と拡散の両面に使い分けできる波動砲こそ、
最も効果的な兵器で、中央に仕切り版のある主力戦艦では無理でも、
アンドロメダにはそれを装備すべきだったんじゃないでしょうか?
後に作られたPS2のゲームでは主力戦艦の中に通常波動砲を装備したタイプもいるそうなんで、
歴戦の艦長の中には拡散波動砲の脆さを見抜き、独断で仕様を変えていた強者もいたのかも?
なぁ~んて妄想するのも楽しいですね!ヽ(´ー`)ノ

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お見せしているのは前と同じシリーズのポピーのプラトイで、全長約13.7cm。
メカコレと同じ型なんで、アンドロメダより少し大きくなってるのが残念な模型で、
野村トーイのが入手難になってからは同スケール(に近い状態)で並べられる模型が他に無かった
だけにガマンして、コレのメカコレ版を多数作って地球艦隊を結成する人は多かったです。
私の持ってる個体はなぜか最初は濃い青だったので塗り替えましたが、
後で調べると、最初から灰色の個体ばかりヒットするんで、けっこうレアモノだったのかも知れません。

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今回はもう一つ、巡洋艦もお見せします。これもポピーのプラトイで、全長約12cm。
こちらは設定に近い青灰色ですが、やはり気持ちスケールは大きめかも知れません…。


かくして地球艦隊から主力艦3種類が揃ったので、その勢揃いをお目にかけます。
今回はただ並べて、背景をちょっといじっただけなので、模型のスケールは合ってませんが、
それはまた後日、大々的にやるときに揃える予定です(謎) ヽ(´ー`)ノ

では画像大きめなんで、クリックして御覧下さい。
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ウルトラの国で!
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年末公開予定の『大怪獣バトル』の映画版である「ウルトラ銀河伝説」が
M78星雲ウルトラの星を舞台にした内山まもる版『ザ・ウルトラマン』の実写版に近い内容に
なるらしいことが判明しワクワクが押さえきれない今日この頃ですが、
みなさんいかがお過ごしです(・∀・)カ?(w

造形に品田冬樹さん参加の好結果は早くも現れ、主役のゴモラの造形がグンとオトコマエに
なったのに加え、な、なんとウルトラマンがBタイプになりました! 
ウルトラマンBタイプは撮影直後の展示会以来行方不明になったので、
一番知的な顔でありながらも、その後円谷プロでの再現はされませんでした。
というのも円谷ではいつ作られた物かは解りませんが、Cタイプ用の元型しか持っていないそうで、
そこから何代目の孫型になるのかは不明ながらも、ゾフィー、初代マン、ジャックの顔は
抜かれてきた訳です。そこへ『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の監督を務めた小中監督が
「UPで見分けが付かない」という理由で、初代の顔をAタイプをモデルにした醜悪なモノにしたことは
以前書きましたが、やはりあれは不評とみえてTVには出なかったのはみなさん御存知の通りです。
ただそのおかげで、ウルトラマンの顔を新たに作り起こすタブーを犯すことになったことは事実で、
そこへBタイプをこよなく愛し自分でレプリカも作っている品田さんが造形で加わる訳ですから、
あんなAタイプモドキじゃなくてBタイプを出しましょうということになるのは自然な流れですよね。



すでにイメージ映像も公開され、その圧倒的イメージが、さすが円谷を乗っ取もとい買収した時に
「CGは万能だ」みたいなことを豪語したTYOだけはあると素直に感心し、

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こちらはスパイダーマンの宿敵であるカーネイジのモロパクリなのであまり感心できませんが、
悪のウルトラマンであるウルトラマンベリアルともども興味津々です。

登場するキャラクターで気になるのがやはりウルトラ戦士の面々ですが、キング父母、6兄弟、
レオ兄弟、ネオス&721あたりは確定で、その他に地球には来たことのない多数のウルトラ戦士が
出るということなので、何が出てくるのか楽しみなんですが、つまりそれって逆に言うと、
地球に来たことのあるウルトラ戦士はそれ以外出ないのかよヽ(`Д´)ノ ってことになりますよねぇ~。
出生のよく解らないキャラを省いても、USAの3人、グレート、パワード、マックス等の
ちゃんとM78星雲出身のウルトラ戦士は出してあげればいいのに……。
最新の情報では新ウルトラマンとしてウルトラマンゼロというキャラクターが出てくるということなので
ますます上の戦士たちの影は薄くなりそうですねぇ……。


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つうことで今回はそういうカワイソウなウルトラ戦士支援企画で、『ウルトラマンG』を取り上げます。
USA、グレート、パワードの海外組は、作品の評価こそ一定の水準は保ってますが、
あまり商品化には恵まれず、特に当ブログメインのミニカーに関しては正規品は皆無だと思います。

『ウルトラマンG』の防衛隊であるUMAは一応世界的な組織のようですが、孤島に設けられた
オーストラリア支部は、隊長のアーサー・グラントの私財で設立されてますから、
半フランチャイズ状態で、孤島が基地なことも含め『サンダーバード』の影響大と言えるでしょう。
オーストラリア支部のオーナーであり隊長であるためか、グラントの権力は強いようで、
地球にグレートが初めてその姿を現した際、本部の指示を仰ぐことなく攻撃を命じています(笑)。
日本語版だと声が小林昭二さんなんでムラマツキャップとの差にめまいがしますが、
彼はジョン・ウェインの固定声優さんでもあったので、イメージ的にはそっちに近いかな?(笑)

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『ウルトラマンG』の車両メカは「サルトップ」と呼ばれ、1号がパトロールや追跡などに使う
非武装の高速車両で、三菱・ギャランがベース。2~3号が三菱パジェロがベースで一応、
2号はパルスキャノンを搭載し爆撃に強い車体を誇る戦闘車両、3号は非武装の山岳等の荒地走行用
となってますがほとんど同型なので、たぶん3号も戦闘できる設計になってるんじゃないでしょうか?
この作品が制作された1990年はギャランは6代目で地味なセダン、
そしてパジェロは印象的な初代の時期でした。
防衛隊のクルマが2台ある場合、普通はセダンタイプの方が印象に残るものですが、
サルトップの場合はベース車の地味さと悪路の多いオーストラリアという地域性、
それから武装の有無で、パジェロベースの2号が一番印象に残ってます。
(写真は講談社刊『新ウルトラマン大全集』からの引用ですが、本のノド部分が変形してるのをお詫びします)


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サルトップのミニカーなんか出てないので自作することになりますが、
地味な1号は避けて、一番活躍した2号を選んだのはそういう理由です(笑)。
とは言え、今普通に売ってるパジェロのミニカーは後の時代のモノなのでベース車探しが大変でした。
当時のダイヤペットなんかにはあるんですがちょうどお手ごろ価格のジャンクが無く、
ウン千円出したヴィンテージを破壊するのはさすがに心もオサイフも痛みます。
ってな感じでしばらく足踏み状態だったのが、他の買い物に行ったダイソーでこういうの見つけました!

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ほら、このいかにも怪しいランクルモドキ! 当然100円なんで、ズタズタに切り裂いても
ちっともサイフは痛みません!



つうことで切って張って盛って塗ってしたのがこちらです。
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表面の追加ディテールはスチレンボードを加工して作り、屋根の銃座は元からあった囲いを
そのまま利用し、そこに足下に転がっていたテキトーな銃をはめ込みました(笑)
ウチの足下はいろんなモノが常時転がってるのでこういう場合とっても便利ですヽ(´ー`)ノ
ソウジ シテナイ トモ イウ ケド……ヽ(`Д´)ノウワァァン!!

さて、この段階でパジェロとの大きな違いに気づいたけど(゚ε゚)キニシナイ!! つうより手遅れ……_| ̄|○
そうです、パジェロは4シーター、このランクルモドキは6シーターなんですね……。
まぁオージーだし、そういうカスタムもあったということで強引に自分を納得させます。
そもそも資料がほとんど無いんで2号機と3号機の折衷の外見になってるし(爆


さて映画版『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』の話に戻れば、
最近発表された写真では、スーパーガッツのコスチューム姿もりりしいアスカが、ZAPクルーや
ウルトラ兄弟がテンペラー戦で着てたお揃い衣装に身を包んだミライと一緒に写っています。
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これたぶん撮影UPの記念写真と思いますが、ということは、『ウルトラマンダイナ』の最終回で
光となって消えたアスカが今度こそ本当に帰ってくるということなんでしょうか?
すでに去年の『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で魂だけは別世界に生きるアスカに覚醒し、
「アスカ、お帰りなさい」と迎えられるシーンでは涙チョチョ切れましたが、本人だとまた格別です。
もしかすると、あの映画の最後でウルトラの星へ向かったメンバーが全員、
本当のハヤタやダンやアスカやガムになって向こうで暮らしてるってことかもしれませんが、
それはそれで燃えますよねヽ(´ー`)ノ  
全国公開される2009年12月12日(土)までには、また情報も小出しされるだろうし、
配給はワーナー・ブラザース映画に移るので、洋画系で拡大公開されるだろうから、
スクリーン数が少なくてまどろっこしい思いをすることはなさそうです。





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西部警察のバイクたち
昨日は石原裕次郎二十三回忌がつつがなく大々的に行われてましたね。
まだちょっと情報を集め中なんで、当ブログで取り上げるのはしばらく後になりますが、
まずは無事に済んで何よりでした。

さて、それにちなんで今回はまた西部警察ネタです。
特殊装備付きスーパーパトカーが『西部警察』のメカ部門での大きな魅力ですが、
七曲りジャナクテ、曲がりなりにも警察ものである以上、普通のパトカーや白バイも登場します。
舘ひろし氏はバイクがメインだったし、御木裕氏演じるジョーこと北条卓も、白バイ隊上がりでした。
中でも舘氏は前身がソッチ系なだけにバイクがとてもよく似合い、
ハトの戦闘服も胸にぶっとい赤いラインの入った黒い皮ツナギでしたね。
さてその舘氏は2つの役で『西部警察』に登場しますが、そんなに違いがある訳ではありません。

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最初の巽はハーレーを乗り回し、後の鳩村はアメリカ帰りと、どちらもアメリカと縁が深いし、
役作りやセリフ回しも似たりよったりなのは、この頃の舘氏の演技力の限界もゲフンゲフン…w
強いて違いを挙げれば、タツはジーンズ派だけど、
ハトはツナギを脱げばソフトスーツ派というくらいでしょうか?
ではなんでわざわざ役を変えたかというと、実は舘ひろし氏の都合だったんですね……。

『西部警察』の撮影開始時にレギュラーで誘われた舘氏は、その頃はTVより映画の仕事に
比重を置いていて、既に主演映画『薔薇の標的』の撮影が決まっていたんで断ろうとしたら、
「それまでの間でいいから」と再度口説かれたんで重い腰を上げたんだそうです。
石原プロ側も最初は舘ひろしにそれほどには期待してなかったということでしょうか?(笑) 
実際に『西部警察』の撮影に入ってみると、石原プロの仕切りが非常に自分に合ってることを感じ、
良い感触を持った舘氏は、約束通り半年で殉職し一旦リタイヤした後、
巽殉職への抗議の声が圧倒的に高かったことから再度の登場を打診してきた
石原プロにOKを出し、今日まで続く太い長い絆を結ぶことになった訳ですな。

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まぁ男の中の男である石原裕次郎や渡哲也の薫陶を直に受けられるんだから、
芸能界にお金だけじゃない何かを期待しているなら、こんなに居心地の良い場所は無い訳ですよね。
たとえば1984年元日スペシャルだったパート3の「燃える勇者たち」では勝新太郎が登場し、
ハトは完全に子供扱いされますが、これなんかも男磨きの絶好の機会だったことでしょうね(笑)。
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この場面は勝新の扮する謎のマジシャンの楽屋に潜入したハトが、
それを察知し物陰に隠れていた勝新にピストルを突きつけられ、
眼前で引き金を引かれてやられたと観念したら実は……というシーンで、
当時の舘ひろしと勝新太郎の格の差をいやというほど見せつけられることになるんですが、
ここで怒ったり腐ったりしてはその後の成長は無い訳です。

対照的な話として『太陽にほえろ』の方ですが、大病を押して出演していた裕次郎御大の出番を、
少しでも彼の負担を減らそうとしてまとめ撮りしていたところ、
そのために待ち時間が生じた他の俳優の誰かが「石原さんだけ特別扱いかよ」と言ってゴネて、
渡氏を激怒させたというゴシップがありますが、舘氏がそんなアホンダラでなくて何よりでした(笑)。
石原プロ入りした俳優は他にもいますが、芸能界に確固たる地位を築きながら今でも辞めてない
舘氏や神田正輝氏は一本筋の通った本物の漢だということなんでしょう。


さて、そんな舘氏が劇中で乗るバイクですが、正規商品化されてるのはカタナです。
ダイヤペットで他のと釣り合わない1/17スケールのと、それからチョロQ、
そして最新のブンカオリジナルの1/12のがあります。

cyoroQkatana.jpg(参考資料)
たとえばこういうパッケージのチョロQは、定期的に再販されてるようなので
手に入りやすいんじゃないでしょうか?
以前、西部警察メカ勢揃いの写真をUPした時ににぎやかしで添えたチョロQは、
正規版ではなくて、銀の通常版を黒く塗ったインチキでしたがw


ダイヤペットでは黒と白の西部警察仕様が出ていて、どちらもシリーズ屈指の入手困難さなんで、
私は「どうせ並べられないし、(゚⊿゚)イラネ」と酸っぱいブドウ状態だったんですが、
素晴らしい幸運のおかげで入手が叶いました! 
なんと近くのリサイクルショップから500円で掘り出したのです。
店のオヤジは最初強気で800円と言ってきたんで、あまり乗り気でない風を装うために
「500円なら買う」と答えたら、シブシブそれで納得しやがりました。
この幸運の産物ををそのまま写真に撮ったのではモッタイナイとばかり、
ハトのカタナらしさを出すためにアングルにも凝って、いつもとは違った感じでお見せします。

hato.jpg
どうですか、暗闇にとけ込む漆黒のボディとキラリと光る「西部警察」ロゴ、
これぞまさにダイヤペットの至宝、ハトカタナです。






katanakoware.jpg
とか書いておいて、本当はこの個体は、後半分しか無いんですけどね。('A`)
そうなんです、前の車輪がハンドルやシャフトごと無くなってる大ジャンクで、
ニコイチしようにも特殊なスケールなんで、部品を流用できそうな他の模型は無いし、
ダイヤペットのカタナ自体がレアだから、ずっとこのままだろうなぁ……_| ̄|○
いや、値切ったのもだからなんですよ。完品だったら800円でもホクホク買ってますって(泣



ブンカオリジナルのは出たばっかりで、13650円もするんでとても買えませんが、
bunkakatana.jpg(参考資料)

メーカーのセールストークによると
★人気刑事ドラマ 鳩村刑事 仕様車です!
★初期型の特徴である、バックスキンタイプのシートを再現
★フロントアンチノーズダイブのパイピングを再現
★フロントカウルを割らずに一体成型で再現
★ヨシムラ機械曲チタンサイクロン仕様    だそうです。

あれ? 『西部警察』とは書いてないなぁ? でも「鳩村」にはなってるし……。
ハトのカタナってSUZUKIの文字が赤いはずなんだけど、そこも違う……。
なんかちょっと疑問が残る商品ではありますが、詳細御存じの方、お教え下さい。m(_ _)m 


まぁこれだけで終わるのも何なので(笑)、トミカの白バイ2種と、
最近ハトのカタナとして私が使ってるたぶん缶コーヒーのオマケをお見せしましょう。
katanasiroby.jpg
トミカの2つはたぶん1/36スケールで、こうやって並べるとカタナが小さい(1/43?)のが
モロバレですが、なぜかトミカで出てないのでガマンです(笑)。
トミカの白バイはたぶん大きく分けて3種はあって、写真中央のホンダCB750Fベースの奴と、
右の今も売ってるVFR800Pと、ここには写ってませんが、ネイキッドのヤマハTX750です。
CBにはカウル無しと有りがあるので、TXにもカウル付きがあるのかも知れません。
VFRのネイキッドってのは想像付かないので、たぶん無いでしょう(笑)。

横に添えてるのは、自作の、ハトフィギュアと、元白バイ隊員ジョーフィギュアです。
ダイソーの海賊フィギュアを改造して作ったんですが、
NET上に素晴らしい『西部警察』のカスタムミニカーやフィギュアを多数発表されておられる
さとやんさんに触発されて作ったものです。さとやんさんからはメールで
アドバイスや励ましの言葉まで頂きましたので重ねて御礼申し上げます。m(_ _)m

なお、このフィギュア、御覧の通りスケールは1/40程度なので、
細かい部分は御容赦下さい(笑)。


『西部警察』での白バイというと、パート1オープニングの団員が西部署の階段を下りてくるカットで、
階段前に課長のガゼールやタツのハーレーと共にネイキッドの白バイと
隊員らしき警官がスタンバっているのが見えますね。
part1op.jpg

機種選定はこの写真からはちょっと無理だけど、後にカタナを使ってることから解るように
『西部警察』のオートバイ担当はスズキのはずなんで、トミカの3種はどれも間違いと
思われるんですが、トミカサイズでスズキの普通のバイクは出てないので代役です(笑)。
ちなみにこの頃はクレジットにオートバイ担当部門は見あたらないんで、
石原プロ自前だった可能性もありますね~。

seibukeisatuSP siroby
それからVFRはレギュラーシリーズには全然年代合わないんだけど、
2003年スペシャルでそれっぽいのが登場してるんで、それに免じて許してやって下さい(笑)。  
あ、あと、トミカにはスカイウェイブの白バイ仕様があったけどアレは却下。
スクーターなぞ大門軍団には似合わぬわ! (爆)。



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マイ アンドロメダ ストーリーズ
松本零士シリーズをどう展開していこうかいろいろ考えてるんですが、
ヤマトでメカコレを一個ずつ取り上げていくというのも気の長い話で主役級のメカならともかくも、
たとえば惑星破壊ミサイルだけで1回分持たせるというのもなかなかツライので(笑)、
ここは割り切って花形メカは1回に1つ、脇役は数個まとめて1回で取り上げていこうと思います。

andromedamain.jpg
つうことでヤマト編の第2回は地球艦隊の旗艦アンドロメダを取り上げます。
TVシリーズの継ぎ接ぎブローアップ版で、イスカンダルでのスターシア死亡等意味がよく解らない
改変も加えてあった劇場版『宇宙戦艦ヤマト』にビミョーな印象を持った翌年1978年の6月上旬、
ヤマトの続編映画が製作中とのニュースが報じられ、
『アニメージュ』創刊号等ではそのビジュアルが一部発表されました。

animegesoukan.jpg
たしかこのドックに眠るヤマトの前にたたずむ古代のシーンが使われていた記憶があり、
以前のTV版とは明らかに違う高密度の絵に興奮したのをよく憶えています。

papermoonsfanime.jpg
それに続いて出たペーパームーン増刊の『SFアニメファンタジィ』では
新造戦艦アンドロメダのイラストが発表され、表紙にその勇姿を見つけた私は
このムックを買い求めじっくりと味読して、男の子向け雑誌とはちょっと違った切り口のこの本に
新鮮な感動を覚えましたが、その話はここでは割愛しますw

このアンドロメダのイラスト、模型のパッケージはほとんどこれを使ってあるし、
それ自体はその後も何度となく見ることになる訳ですが、初見のこの時は異様な興奮を覚えました。
回りに主力戦艦やいろんな文字を従えない、青い宇宙空間に単独で君臨するその姿は
無骨かつ孤高で格好良く、ヤマトとは違った魅力に溢れていたからです……。
またこの時の彩色が後の劇中の灰色とは違って、少々青みがかっているのがまた素晴らしく、
アンドロメダと言えば淡い水色というイメージが強く心に焼き付きましたね。


matumotostarsya.jpg
さてそうこうする間に公開日前日を迎え、前景気を盛り上げるために夜9時からTV放映された
前作の映画で、何の前触れもなくイスカンダルの部分がTV版に差し変わり、
松本零士自ら原画を描いたとの説もあるやたら色っぽいスターシアが
また出てきたのにびっくりしたすぐ後に家を出て、終電で約30分かかる繁華街へと出た私は、
約束していた高校の同級生と2人で朝までの徹夜の列に加わったのです。
前作初日にセル画がもらえたという情報はつかんでいて、あわよくばとの気持ちはあったんですが、
それよりも誰よりも早く新作が観たいという気持ちでいっぱいでしたね。
劇場周辺にも御同様の気持ちのマニアたちがぼつぼつと集まっていて、
最初の方の人たちは数日前から並んでいたとか……。
劇場の中州の松竹ピカデリーはかつての福岡大映で、ガメラ映画を観に来てたなじみのところです。
ここは川沿いにあり河畔は公園みたいになってるので、
彼らはワンボックスカーでそこまで乗り付けていて、そこで交代で休んだり、
小型テレビでさっき放映された1作目を録画したビデオを再生したりしてました。
やっぱいきなりのスターシア復活にはみんなタマげてましたが、
まさかこの時は『新たなる旅立ち』で、またあんなことになろうとは誰も知る由もなかったのです(笑)。
この時はビンボーだったウチにはまだビデオデッキは無かったので、このオノレブルジョア~な人たちが
うらやましかったなぁ…。だいたい遊びにクルマを出してくる感覚が、高校生には異質でした(笑)。
たぶん大学生でアニメなんかをあの頃見てたんだから、九大じゃなくて福岡大あたりの
お気楽学生だったんじゃないでしょうか?(偏見w

まぁ、そんな感じでウダウダやってる間に朝が来ました。さすがにこの頃になると劇場の回りを
客が取り囲み、道路にも溢れたため、朝の通勤に差し障りが出そうな感じです。
当時は土曜はよくて半ドンでしたから、朝はいつも通りのラッシュなんですね。
そこで劇場側も考慮して7時に会場、8時に第一回上映を始めると発表され、
あたりから歓声が巻き起こりました。やがて開場時間を迎え60番ぐらいだった私たちは
セル画はもらえなかったけどヤマトのプラモデルをもらって、無事に入場し、
劇場中頃センターというベストの席を確保し、上映時間を待ちます。
その時観た映画の興奮に関してはもう最高で、入れ替え制じゃなかったから2回連続で観た
作品のディテールに関しては今でもかなり鮮明に憶えています。
なにせ上映終了後、場内に満場の拍手が鳴り渡りましたからね~。
博多の劇場だから別に声優やスタッフが駆けつけてきてるわけでもないのに……。

その時の初回上映プリントが今では幻と呼ばれているバージョンで、
「英雄の丘で古代が地球の現状に疑問を持つシーン」や
「テレザートで斉藤が『なんていい女なんだぁ!』とテレサに見とれるシーン」等々、
今日失われてしまったカットがいくつも入っていたんですが、
その細かい比較をやってるサイトを見るまで、改変されたことすら気づきませんでしたよ…。
その後は基本的にTVで断片的にしか観てないので、
違和感は感じても放送時間の都合によるカットだと思ってましたから(笑)。


nomurandrolarge.jpg(参考資料)
アンドロメダのプラモデルですが、当時は野村トーイのしか出なかったようです。
私はこの頃、今よりもっと縛りがキツイコレクション展開をしており「1作品1アイテム」厳守だったので、
『宇宙戦艦ヤマト』に関しては入場記念でもらったバンダイのプラモデル、
いわゆる「ゼンマイボックス改修版」で満足してたので、それ以上の情報を集めるのを止めていて、
数年後に大失敗したことは以前書いたとおりです。せめて情報だけでもつかんでおけば、
あの廃業オモチャ屋の倉庫に山と積まれた野村トーイのアンドロメダとナスカを
絶対買い占めていたろうに……_| ̄|○

bclub37.jpg
野村トーイの中身はこの『B-CLUB』37号に掲載された写真を見ると、
全体のディテールは甘いけど波動砲口は大きくていい感じです。特に小さい方はイメージぴったしで、
たぶん資料も少ない時期なので、メインイラストのイメージを重視したのが成功してるんでしょうね。


ヤマトがその後も続々とシリーズ化されたので、ようやく各作品1つということに縛りを緩めて
アンドロメダを手に入れたくなって、約1/1000の手元にあるプラモと同じスケールをと探し、
バンダイから出てないことを知ったのはそれから2~3年後だったかなぁ…。

bandaiandoromeda.jpg
仕方ないのでバンダイの1/700を買い、2隻揃って並べられないので
ヤマトも同スケールのに買い換えるはめになりましたよ……。
余計な出費はまだいいとして、バンダイ1/700はこれがデキが悪いんだ。
上のバンダイの広報写真でもお解りと思いますが、なんか全体的にデブなくせに
肝心の二連波動砲口は小さいときてる……。
そうなんですよ、アンドロメダもヤマトほどではないとはいえイラストはデフォルメされていて、
設定資料通りに設計すると波動砲口は小さくなっちゃうんです……。
このバンダイのアンドロメダ、一番手に入れやすい大型キットだけに残念でした。

まぁ今やアンドロメダ商品もたくさん出ており、それらを追いかけていくとキリがないので
商品列挙は最初のこのいくつかで止めておきます(笑)。


andromeda3sides.jpg
今回のメインでお見せしているのはバンダイのメカコレサイズのアンドロメダですが、
メカコレではなくてポピーブランドで出たプラトイで約12.8cm。
スマートだけどやはり波動砲口は小さいこれは、たぶんメカコレと同じ型で、
中に重しを入れて重量感を持たせており、単品だとこういう直方体の箱に入って売られ、
popyandromedabox.jpg

こういうセット売りもあったようです。
spacecollection.jpg(参考資料)
私はこっちは持ってないですが、たぶんどどまいやさんあたりが見せてくれると信じてますヽ(´ー`)ノ


私は単体売りのが5~6個セットでシュリンプ包装された状態のを絶版オモチャショップで
1980年代後半に、当時はこういうのは評価されてなかったため3000円程度の安価で買いました。
だからそのセットが本来の発売形態か店がまとめたお買い得セット売りだったのかは解りません。
またその後、飾っておいたため何度かの引っ越しで細かいパーツは破損したので、
今回のこの姿はオリジナルとは少々違ってますが、元のイメージは変えないレストア状態です。


最近、「究極」と称したマーミットの大合金のアンドロメダが出まして、
たしかにそれなりにカッコイイんだけど、やはり最初のイラストのイメージからは隔たりがあります。
野村トーイのイメージのままでディテールをシャープにしたアンドロメダが出てくれないかなぁ……。

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