さて2009年もいよいよ押し詰まって参りました。 今年はキャラクターミニカーコレクション熱も一段落し、70台余りしか増えませんでしたが、 そろそろ棚もイッパイになってきたこともあり、好ましい変化なのかも知れません(笑)。
 さて今年最後の更新となります今日は、見ての通りの超特急ひかり号です。 この0系新幹線は先日の「つないでエキスプレス」のシリーズ2にラインアップされてます。 0系は当ブログ標準鉄道模型のプラレールでは白いのは新品では手に入れにくかったのが、 この度の完全引退で昨年秋に再販されましたが、セット売りのみ5000円とけっこうなお値段でした。 もともとレールは不要なのでなかなか購入に踏み切れなかったところ、 やはり100円の「つないでエクスプレス」を見つけたので、これ幸いとこっちに転んだのです。 2セット4両編成で200円でしたが、それでも1/25のコストだしヽ(´ー`)ノ
 明治チューインガム株式会社製「つないでエキスプレス2」のこの0系新幹線は 硬質プラ製のコロ走行で、2両つないだ状態で約13cm、車軸幅は約2cmです。
なぜ、この0式ひかり号を狙っていたのかと言うと、私らの世代にとっては 一番馴染みのある新幹線だし、なんといってもある怪獣が襲った列車なので、 それを再現したかったのでした。
 それはこの写真で、そうマグマ大使のモグネスです。『マグマ大使』の第2話で急きょ、 静岡で起こった地震の取材に行くことになった村上記者が乗るひかり号 (えっと、そんな状況で架線に損害は無かったんすかね?w)を襲うのがモグネスで、 1966年7月の本放送時は博多にいた私にとって、開業後数年のひかり号は見ることも適わない まさに夢の新幹線でした。それが襲われて大脱線してしまうんだから、衝撃は大きかったですね。 実はマグマ大使の簡易ジオラマを作り始めた動機はそのあたりにもあって、 当初は西部警察のミサイル列車で代用させてたのが(爆)、 「つないでエクスプレス2」によってやっと、本懐を遂げることができた訳です。ヽ(´ー`)ノ

それで、マグマ大使ジオラマにも満足したんで次に私が目指したのが 「トクサツタウン」という目標です(ビョーキノ アッカ トモ イウw)。 これは何かと言うと「ジオラマを構成する全てのストラクチャーを 特撮に出てきた建物で構成する」というコンセプトで、かつてのジオラマで、 百窓ビルや岩田屋等を作っていたことから思いついたものです…。 今、食玩企画でNゲージの手頃な建物が各種出ていますが、大きさはその程度としても それらは汎用建物なので用いず、ほとんどがスクラッチビルドになります。 かくして1月ちょっとでチマチマ作っていったのがこちらです。
(写真が大きいのでクリックして御覧下さい) だいたい縁のある建物の近くにその特撮キャラクターを配置してますが、 等身大キャラは小さすぎるので、適当なフィギュアが見つからないので今後の課題です(笑)。
個別に見ていくと、
 この写真、ウルトラマンジャックの足下の黄色と緑のテントのある建物が 「立花オートコーナー」(『仮面ライダー』)で順に右に「坂田自動車工場」(『帰ってきたウルトラマン』)、 「スナックサファリ」(『太陽戦隊サンバルカン』)、「かもめビリヤード」(『仮面ライダーW』)、 ミルクディッパー(『仮面ライダー電王』)になります。 トクサツタウンではこの通りを「ホットストリート」と呼んでいますが、5軒の画面スチルはこちらです。

 立花オートコーナーの前にある公園は『行け!グリーンマン』によく出てきたものがモデルです。 ほら、魔王の手下のトンチキが今日も子供を狙ってますよ(笑)。
ウルトラマンジャックがまたいでるのが、第三台場にある防波堤です。 『仮面ライダー』のタイトルでサイクロンが上を走ったり戦闘員と戦ったりして有名ですね。

ジャックの左脚の横から4軒拡がってるのが、
 長沢浄水場(『仮面ライダー』)、村上邸(『マグマ大使』)、ピラミッド校舎、百窓(『ウルトラセブン』)です。 ここはトクサツタウンの「文教地区」で、これらのスチルはこちら

建物が見やすいように特撮キャラをどけて、ややアングルを変えて撮るとこうなります。

こちらの写真で中央のメインストリートの向かって右側に並んでるのが、通称「食材通り」で
 左から「八百勝」(電磁戦隊メガレンジャー)、「肉のいのまた」(『魔弾戦記リュウケンドー』)、「田中鮮魚店」 (『キューティーハニー・ザ・ライブ』)、名称不明のパン屋(『帰ってきたウルトラマン』怪獣使いと少年)です。 百円玉は大きさ比較で、例によってこんなにチマチマした作業です(笑)。
これらのスチルはこちら

食材通りの後ろにあるのがトクサツ球場で、『ガメラ対ギャオス』の中日球場のイメージです。 これは以前にも使ったミニ野球盤改造品なんで細部の違いは御容赦下さい。
奥の東京タワー、国会議事堂、姫路城も以前にも使った市販の品ですが、今回は
 左から『キングコングの逆襲』『キングコング対ゴジラ』『モスラ対ゴジラ』の登場建物としての使用です。
このジオラマの最も手前に横一列に拡がるのはトクサツタウンの工業地帯ですが、
 石油タンクとガスタンクはいろんな作品に登場しますよね。赤と白の線の煙突がある建物は 川崎火力発電所をモデルにしたもので、本当はこういう風に大がかりなのを簡略化しています。
 ここは『ウルトラマン』でネロンガに破壊されました。赤い線の煙突がガレキの中にあるでしょ?
その横の半円ドームのある建物は『仮面ライダークウガ』登場の佐野健康ランドをモデルにしたもので、 火力発電所の余熱で職員と地域住民とのために解放されている入浴施設です。スチルはこちらで
 クウガがトライチェイサー2000で、ズ・メビオ・ダを追いつめた場所ですね。 ガスタンクの右横のガソリンスタンドは『ウルトラセブン』でキュラソ星人に襲われた出光のスタンドです。 後に『ウルトラマンゼアス』『ウルトラ出光人』を産む出光とのコラボはこの頃から始まってたんですねぇ!
この工業地帯の向こう側はトクサツタウンの「ショッピングエリア」で、
 こういう並びで、左から『快傑ズバット』登場の「西町郵便局」、 『仮面ライダー響鬼』で明日夢が万引きに巻き込まれる「ブックパーク柴又」、 『美少女戦士セーラームーン実写版』で、セーラー戦士の基地になってる「カラオケクラウン」です。 スチルはこちらで、
 ズバットの郵便局は他の建物と一体化してる部分を切り離して単独化し、
 カラオケクラウンは飲み屋ビルの地階なんで、そのビルの1~4階には最終回で 「亜美ちゃんが前を通りかかったCDショップ」が入ってる設定にして一体化しました。

ブックパーク柴又の外観は劇中には出てこないので省略。 ロケ地巡りサイトを探せば現地取材された写真があるんでそっちを御覧下さい。m(_ _)m
このエリアの中心は、この大型デパート岩田屋で
 『空の大怪獣ラドン』以来おなじみですね、この模型も以前お見せしたペーパークラフトです。
海辺は手前の怪獣をのけると(笑)、こんな感じで、
 丘の上は「お化けマンション」(『仮面ライダー』)、 その右は「ホテルパシフィック」(『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』)、 そして荒原竜の像(『ウルトラマン』)です。スチルはこちら…
 ゴアの円盤とアース様の火山島は以前紹介したので省略します…。
モグネスと新幹線の写真の後ろに写ってたのは空港で、 羽田の最初期のターミナルビルをモデルにしています。
 ホントは相当大きなビルなんですが、場所の都合で思い切って簡略化しました(笑)。 『サンダ対ガイラ』のつもりでメーサー車とこれも場所の都合でセスナ機を置いてます。 つうことは『ウルトラQ』か『ジャンボーグA』かな?
それから球場と線路の間には私も知らない間に歓楽街が拡がってしまいましたが(°∀° )、
 これらは左から『仮面ライダーカブト』の交番、『電磁戦隊デンジマン』の川村酒店、 『ライオン丸G』からオスロバッティングセンター、たぶん『ガメラ3』から道頓堀劇場(笑)、 大きなビルに入ってるのが1F「ホストクラブドリーミン」・2F居酒屋「カンちゃん」(『ライオン丸G』) 3Fは『美女と液体人間』から「クラブ焔(ホムラ)」、4Fは『電送人間』から「軍国キャバレー大本営」、 5Fは『大怪獣ガメラ』から「グランドパブニュートーキョー」。 その横の和風の建物は『幻の湖』より「湖の城」です。
この辺はいろいろ差し障りがあるので詳細は省きますが、中央の雑居ビルの外観は 『傷だらけの天使』のエンジェルビルから持ってきてるのでこのエリアを エンジェルシティと呼ぶそうです。(そういえば屋上にあのペントハウスがっ!) そして中では、
 きっとこんなステキなショーと持てなしが待ってるはずですよ~ヽ(´ー`)ノ
以上、駆け足でトクサツタウンの解説をやりましたが、通常の3倍以上のボリュームでかなり疲れましたよ…。 年末年始はこのコンテンツをじっくり見てもらえれば幸いです。 それで年明けはしばらくお休みさせていただいて、11日(月)あたりに、またお会いしましょう!
みなさま、今年一年もどうもありがとうございました。m(_ _)m どうか、良いお年を~!
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