 今回の御題は、タマにはオーソドックスなミニカーを取り上げたかったのと、 ちょうどTMJMさんからいただいたコメントで『ポストマンパット』との「共演」を指摘されてたので、 これ幸いと「Mr.ビーン」ネタにします(笑)。
 Mr.ビーンと言えば、ローワン・アトキンソンが演じたキャラクターで、 1991年~95年の間にTV版14本が制作された他、映画版が98年と08年の2本、 その他にアニメ版も作られた大ヒットコンテンツですね。
基本的にセリフがほとんど無いために全世界で大人気となり日本でも大ヒットしました。 私はこの類のコメディは苦手なため積極的に見てはいなかったんですが、 このドングリマナコのトボケ顔に見覚えがあると思ったら、 アトキンソンは『ネバーセイ・ネバーアゲイン』が映画デビュー作で、 ボンドと本部との連絡係の役で登場していたんですね!
 確かにあの顔はあのマヌケなフォーセットのそれで、 実は「ネバーアゲイン」という、この映画を象徴するボンドの最後のセリフは 彼に向かって吐かれるという儲け役なんですが、 やってることも当時とあまり変わってないような気も(爆)
 Mr.ビーンの愛車はミニクーパーですが、オレンジ色のが1話目最後で全損したあと、 3話目からボディはライム・グリーン、ボンネットはツヤ消し黒に塗られた ブリティッシュ・レイランド製Mini 1000・MKⅢの77年タイプに乗っています。
 今回お見せしているミニカーはそのタイプでコーギー製の1/36、ダイキャスト製の全長約8.4cm。 ミニのバリエーションをたくさん出しているコーギーとしてもこれはヒットした商品らしく、 最初にこのスケールのを出した後にナンバーが間違ってることに気づいて訂正して出し直して、
 まもなく1/43でも出しましたが、その小さい方にはスケールの都合か、 Mr.ビーン車のシンボルマークである運転席側ドアの南京錠が シール張りでゴマカされていたため、ガッカリされたようです。 このミニカーは、「ナンバー正確」「鍵モールドアリ」なので、1/36の後期型で 近所にあったお宝系リサイクルショップの300円均一のカゴの中に無造作に突っ込まれてたのを、 当時、新品なら3000円はしてたんで大喜びで捕獲しました(笑)。 ま、ちょっと程度落ちるけど、(゚ε゚)キニシナイ!!
ちなみに、ライムグリーンはイギリス人にとって最も軽蔑すべき色だそうで、 Mr.ビーンをわざわざこの色のクルマに乗せ変えたのは、 天から落っこちてきて天に還る、オープニング&エンディング映像でも暗示してるように Mr.ビーンが天から遣わされた「聖愚者」であることを表してるのかも知れませんね。 考え過ぎで、ただの足下がおぼつかないサイテー野郎かもしれないけど(°∀° )
劇中でけっこうスゴイ運転を披露してるように、アトキンソンの趣味は自動車で、 『Mr.ビーン』のギャラでかなりのコレクションを所蔵するようになったようです。 ロールス・ロイス等の高級車やMr.ビーンの愛車であるミニ・クーパーだけでなく、 スーパーカーの類も大好きで、あるカーレースに所有するアストン・マーティンで出場し、 カーブを曲がりきれず衝突して大破させたり、路上ではマクラーレン・F1で前の車に追突し、 「Mr.ビーンがオカマを掘った!」と、ちょっとした騒ぎになってました。ヽ(´ー`)ノ ちなみにこの2つの事故でアトキンソンにケガは無かったそうで、 さすが本人はいつもケロっとしてるMr.ビーンだけのことはあります(爆)。
 Mr.ビーンで売れっ子になり、それ以外の主演作も製作されるようになったアトキンソンですが、 『ジョニー・イングリッシュ』では完全な007パロディを怪演し、 傍流とは言え、コネリー・ボンドの助手で映画デビューした彼が、偽007に扮するとは、 上り詰めたんだか、落ちぶれたんだか判断はビミョーなところです(笑)。 この映画、主題歌もビミョーなんですが、メインテーマは007っぽくてカッコイイんですよ。
この曲に乗ってなら、いろいろとカッコつけてもサマになるってもんですが、 そのあたりも含めて全体がパロディかもしれないのは、イギリスユーモアの奥深さでしょうか?(笑)
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