キャラクターミニカー秘密基地
劇中車キャラクターミニカーを中心に 陸海空で大活躍するスーパーメカの模型が集まる秘密基地でしたが、開始後7年を迎え「映像作品に登場の様々なキャラの玩具」を紹介するブログとして拡大再開店です
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FZIRO

Author:FZIRO
ミニカーコレクターからも、
合金コレクターからも異端視される
劇中車のキャラクターミニカー、
それも標準スケール物を中心に
ひたすら集め続けています。
マイナーなジャンルでしたが
この頃はキャラウィールや
カーズのおかげで、少しは
市民権を得られてきたかな?(笑)
なお、このブログの内容は、
いわゆる「日記」ではないので、
コメントや御質問があったら、
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2013年地球からの旅
SF映画では間違いなくベスト1、オールジャンルでもベスト10には入ること間違いなしの
大傑作『2001年宇宙の旅』ですが、そのマーチャンダイズはあまり多くありません。
今でも解釈が別れる難解な映画ゆえ、解説本やメイキングの類はたくさんありますが、
オモチャや模型の類は実に数が少なく、公開後にマーチャンダイズを全て
自分の管理下に置くことを希望するようになったキューブリックが
遺言で新規の版権許可を禁じているために、封切り当時に出た商品の再販
という形でなら辛うじて出せるようです。エアフィックスのオリオン号が再販され、
オーロラのムーンバスやオリオン号が、こちらは倒産しているためポーラライツから
最近また出されているのに、他のメカは無版権のガレージキットのみなのは、
この遺言による縛りのせいだと言われています。

2001station.jpg(参考写真)
しかし、このファンタスティックプラスチック社の宇宙ステーションのように
無版権とは考えにくい商品まで出てるのでハッキリしません。縛りが緩くなってるのなら
いいんですが、このガレージキットもよく見ると「2001」とは書いてあっても
「2001 a space odyssey」とは書いてないのでグレーゾーンで出してるのかも知れないしw


そんな中、今回取り上げるのは封切り当時に正規版権で出た商品で、しかも発売されたのは
日本のみという大珍品です。オリオン号がパンナムが運営するスペースシャトルなら、
auroramaiin.jpg
こちらオーロラ号はJAL運営のシャトルで、ボディには鶴丸のマークが
彩りも鮮やかに描かれています。ヽ(´ー`)ノ

え、「あの映画のどこに日本人なんか出てきたんだ?」って疑問をお持ちですか?
いやだなぁ、なにをおっしゃいますか! アジア大好きなクラークならまだしも、
キューブリックが日本なんかに本気で肩入れする訳はないでしょ?
「じゃ、クラークの原作準拠なのか?」ですって?
いいえ、違います。原作にもそんなものは、たしか出てきません。
aurora3siides.jpg
つまりこれ、発売元の株式会社台和が勝手にデッチ上げた機種らしいんです。('A`)
株式会社台和というメーカーはオモチャの世界では他に全く情報が掴めませんが、
この商品、ブリスター台紙が縦約40cm・横約25cmと大型で、堂々の多色刷りと、
当時のパチモン専門のメーカーでは作れない豪華仕様です。
daiiwadaishi.jpg
正規版権物なので版権料も安くはなかったろうから、せめて元をとろうと考えたのか、裏面には、
「この映画で地球から宇宙ステーションへ、宇宙ステーションから月への快適な宇宙旅行や
更に8億キロ彼方の木星へ向う宇宙探検旅行映画です。その間にでてくるものを
再現したのがこのシリーズです」と内容を全く理解してない解説と共に

★ディスカバリー号…原子力を動力とした木星探検船
★ムーンバス…ロケットジェットで1キロほど上空を飛びまわる
★オリオン号、オーロラ号、フェリーロケット…地球と宇宙ステーションを往来する
★宇宙ジープ…一人乗りの宇宙艇で宇宙遊泳用に使われる

とやはりよく理解していない解説が付いたシリーズラインナップが書かれていますが、
「宇宙ジープ」ってのは解説から判断するにスペースポッドのことだとして、
オーロラ号とフェリーロケットの他は一応、劇中に出てくるメンツです。
正規品の無いはずのディスカバリー号があるなら大発見ですが、残念ながらこのシリーズ、
オリオン、オーロラ、フェリーロケットの3つ以外は実物が確認されていませんから、
たぶんこの3つが先行発売されて、売れ行き不振で以降が出なかったんでしょうねぇ…。

株式会社台和も玩具会社としては無名ですが、プラスチック成形の老舗に同名の会社があり、
当時の組織は倒産離合済みですがその流れを組む組織が現存し、そこのhpにある歴史を
調べると、ちょうど1960年代末には「新規事業に進出」という記述があるので、
プラスチック加工の技術を活かし玩具製作に取り組んでいても何の不思議もありません。

『2001年宇宙の旅』が封切られた1968(昭和43)年は、ちょうど第一次怪獣ブームが
終わろうという時期で、象徴的な出来事としては円谷の『ウルトラセブン』から
『怪奇大作戦』への交代があり、他にも『マイティジャック』『キャプテンスカーレット』
『河童の三平・妖怪大作戦』『バンパイヤ』等の特撮番組が放映されましたが、
一番人気を集めたのはアニメの『ゲゲゲの鬼太郎』で、つまりこの頃の子供たちの
人気キャラクターは「怪獣→メカ→妖怪」と移行しつつあった訳です。

こんな年の4月公開の『2001年宇宙の旅』だけに、既存玩具メーカーで飛びついたのは
「メカ重視」路線を敷いていたマルサンで、オリオン号のプラモを出してますが、
MARUSANorion.jpg(参考写真)
オモチャを出さなかったのは『マイティジャック』に力を入れていたからでしょうか?
同じメカ路線のイマイは『キャプテンスカーレット』開始後1クールが過ぎ、そろそろ
不振が明確化した時期だろうし、『MJ』のプラモも苦戦していたろうから見送り、
足並みを合わせていたバンダイもスルー、という感じだったので、株式会社台和という
販売実績ゼロの会社が玩具版権を取ることができたんじゃないでしょうか?

そしてその玩具界に経験の浅い会社だったからこそ、映画に登場しないアイテムを
正規版権で出すという、今なら考えられない、当時の緩やかな版権事情でも異例の
ラインナップを構成してしまい、後からそれを知ったキューブリックが激怒し、
遺言で新規版権を降ろすことを禁じたのではないでしょうか?
台和も妙な金儲けを考えず、素直にディスカバリーや宇宙ジープを出しておけば、
オリオンと並び『2001年』最高のコレクションアイテムとして今も高く評価されたろうに、
正規パチモノというビミョーな好事家しか触手を伸ばさぬアイテムになったのは残念です。

ただこの映画未登場のオーロラ号は、劇中のデザインラインを大きく外れている訳ではありません。
既に流用可能な金型を持つ老舗メーカーならともかく、この作品で自社ブランド玩具製造に乗り出した
と思しき台和が、金型を作り起こす正規版権物で全く無関係なパチモノを作るとは考えにくく、
もしかしたらアーリースケッチデザイン等を提供され、それに基づき玩具化した可能性もあり、
今後の資料発見で大きく評価が変わるかもしれません。

なお、台和の2001年モノに関しては覆面えるさんの
こちらにも記事がありますので合わせて御覧下さい。

このように「怪獣からメカ」という路線を敷いたマルサン・イマイは1960年代末に
相次いで倒産し、メカ路線に参入した株式会社台和も後続商品は出せなかった
というのが現実では、1970年頃の玩具・模型業界に「キャラクターものは危険だ」
との認識が生まれたのも無理はありません…。
軽い妖怪ブームとは言え、当時、鬼太郎の敵妖怪を多数玩具化した会社は無かった、
というより、「商品が売れない」という理由で『墓場の鬼太郎』を『ゲゲゲの鬼太郎』に
変えて何とかアニメ化にこぎつけたというのが実状なんで、当時の企業経営者には
「気持ちが悪いモノが売れる」という認識は無かったんでしょうね…。
こういう「経営者と現場の感覚のズレ」はどの業界にもありますが、
玩具は興味が移ろいやすい子供相手のショーバイだけに、特に顕著なんでしょう…。


2001 colletion(クリックで拡大)
かくして、以前から持っていたエアフィックスのオリオン号も加え、
2001年コレクションの幕開きとなりましたが、最初から書いてるように
そんなにアイテムは無いし、ガレキは高いしで、あまり増えそうにないので、
とりあえず今あるアイテムで写真を撮って、ひとまず満足することにしますかね?(笑)

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その手の中に抱かれたものは……
IMAIP38.jpg
今日はルパン三世の銃を取り上げます。ルパンの銃と言えばワルサーP38とお決まりですが、
実は原作ではワルサーP38と南部十四年式を組み合わせたような正体不明の銃等を使っていて、
これは単にモンキー・パンチ先生が銃に疎かったせいらしいです(笑)。
まぁ当時のマンガは拳銃やクルマはテキトーなものが平気でまかり通ってた訳で、
TVアニメ化時に監督の大隅さんの意向でメカは実在の物をリアルに出すことが決まり、
作画監督の大塚康生さんによりP38と設定されましたが、その理由は、先に次元の銃が
パイロットフィルム段階で「コルトエクゼクティブ38口径ダブルアクション」と、
決定済みだったので(後に架空の拳銃と解りS&W・M19コンバットマグナムに変更)、
たぶんそれとの差別化で自動拳銃となり、アニメ化企画進行中の1970年前後には
『0011/ナポレオン・ソロ』人気でアンクルスペシャルのモデルガンが売れていた
スマートで特徴的な形のワルサーP38が選ばれたのではないでしょうか?

3660336_o1.jpg
一説によると「2ndシリーズ主題歌シングルのイラストでルパンが持つワルサーP38に
アンクルタイプ特有のスリットがあることがその証拠」だとされてますが、
ナポレオン・ソロのスチルを見てもその溝は確認できないので、信憑性やいかに?(笑)
ま、当時はまだモデルガンの種類が少なくて作画資料も限られていたのは事実ですが…。
また、ルパンが使っているのはワルサーP38でも軍用仕様のac42であるという設定で、
このあたりは大塚さんのシュミ全開なんでしょうね(笑)。

ワルサーといえば、TVSPにそのものズバリの「ワルサーP38」という作品があります。
作品毎に設定が変化するのがルパン三世の大らかさですが、この作品中では、
4047_key.jpg
ルパンは装飾入りのシルバーメタリックのP38をキャリア初期に使用していたけれど、
かつての相棒に奪われ、以降、無骨な軍用ac42を使用するようになったとされています。
そういえばシリーズ全体を通し、ルパンは銃自体への愛着は次元ほどには深くないようで、
冒険中に何度か紛失し、その事を特に惜しむ描写も無いまま違う個体を手に入れています。
また『GREENvs RED』では自分の後継者に成りうると見込んだ若者タカオに、
緑のジャケットと共にさりげなく進呈したりもしていますね。

意外なことにパイロットフィルムでは、不二子すらモーゼルを連射したり、
太モモからブローニングを取り出して次元の危機を救うのに
ルパンが銃を撃つシーンは無いので、ルパンにとって銃はあくまで仕事の道具で
愛着する対象ではないというのが最も正確な理解なのかもしれません。
TVSPを重視して表現するなら「銃への愛情はかつての相棒への信頼と共に捨てた」と
いうことになるでしょうか? そういうニヒルな感情を抱いていると理解した方が
「その手の中に抱かれたモノは全て消えゆく定めなのさ」という歌の文句にも似合います。

今回のモデルガンはオートマグと一緒に「2丁で1000円という20年前のお値段」(爆)で
手に入れたモノ。プラ製で本体にはメーカー名の刻印はありませんが、弾倉にイマイの
マークがあるんでたぶんイマイ製だと思いますが、意匠権の問題か、
P38KOKKUIN.jpg
ワルサーのマークは無いけどac42の刻印は有るというビミョーなシロモノ(笑)。
何でも日本の法律では銃のデザインには意匠権は無いけど、企業ロゴにはあるんだそうで
だからこんな中途半端なことがまかり通るんですな('A`)

A5EFA5EBA5B5A1BCP38[1]
そんなブツでも生意気にちゃんと上部のカバーはスライドするんで、
リーサ救助作戦時のあの動きは歯とアゴを鍛えればきっとできるでしょう!(°∀° )

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