4週目なんでナンデモあり回です。今月は4ヶ月ぶりに『ゴーストバスターズ』で、 前回、マシュマロマンソフビを発掘し、またこの作品に興味が沸いてきた訳ですが、 その時撮った写真は少し、いやかなり満足がいかないものでした。マシュマロマンの背景なら やっぱビル街だろうと、マイ銀座のストラクチャーを流用したんですが、日本のビルはデザインが シンプルで深みがないものが多く、マシュマロマンの有名な写真の雰囲気が出ません。
 コレが有名なスチルですが、これがどこに当たるのか調べてみたところ、 大都会ニューヨークだけに建物の推移は激しく、マシュマロマンの向かって右の幅広のビルと その横の人の像が乗った塔はもう無いようです。つまりここに写ってるのはあまり歴史のあるビル ではないということですが、やはり日本のとは少し違うデザインラインをしてますよね。 ただ右手の白い幅広ビルの後にあるコゲ茶色のビルは、色の重厚さと縦に細いすだれ状に連なる 外壁の意匠が、以前、マイ銀座用に作ったマツダビル(1934年建築)と似た感じがあり、 日本のビルではあの時代まで遡らないとNYっぽさが出ないのかもしれません…。
アメリカにはいろんなやり方でマシュマロマンのジオラマを作ってる人がいますが、 ものがお気楽コメディ映画の色物キャラだけに真面目な精密ジオラマをつくり上げるというよりは、 レゴ等のアリもののビルをテキトーに配置したり、ケーキでユルく作り上げたりという 雰囲気ジオラマなことが多いようです。 ケーキのジオラマはすごいけど、私にはとても作れないのでこのアプローチはナシですが(笑)、 アリものをテキトーに配置してもそれっぽく見える方は大いに参考になります。
まぁ要はビルの外壁のディテールが日本のより重厚な洋風であればいいってことで、 レゴですらそれは可能なんですね。詳しく言えば、最初の図書館やホテル、ディナのマンションも、 ゴーストバスターズが活躍する建物は、ネオルネサンスやアールデコ調のビルばかりですね。 スペングラーが「アールデコだ。素晴らしい」と内装を褒めてますが、あれは単なる感想と 思ってたけど、監督や脚本家がみんな好きだからあえて入れた心情の吐露なんでしょうね。
そこで何かNYらしさが出る小道具はないものかと色々探してみると、
 日本の業者の在庫で、こちらのGBの基地ファイアハウスの精密スタチューが見つかりました。 およそ1万円と安くはないけど、アメリカで探しても大差無い値段の上に軒並み品切れで、 1万で買っても損ではないようなのでポチリ、これをメインに NYの町並みを再現することを決心したのでした。
 このバスターズ秘密基地はNYの外れにある現役の消防署で、やはり重厚な外観です。 撮影時期だけ借りきったのかと思ったら、どうやら内側は別撮りでロスの廃消防署を 使ったらしいです。まぁ数日では済みそうにない撮影期間中ずっと、 消防署を閉鎖できる訳ないから考えてみたら当然なんですけどねw 劇中でこの建物を借りるかどうか決める時、あまりのり気でないベングマンとは対照的に 根が子供のスタンツはもう目を輝かせて気に入って、今すぐ借りると言い張って けっこう気に入ってるけど、気に入らないフリをして賃料の値引き交渉をしようとしてた スペングラーの思惑をブチ壊すという、三人三様が笑いを誘ってましたね。
この実物そっくりのスタチューを目立つ位置にデーンと配置し、周りにいくつか 特徴ある実際のNYの建物のミニチュアを並べて、脇の方に以前作った 銀座のミニチュアから、意匠的に共通点のあるマツダビル、旧日劇(1933年建築)、 ナンチャッテ和光(本当は旧岩田屋本店で1936年建設)等をピックアップし、 さらにいくつかNYっぽい小物を配する手法でマイNYを創り上げようと思います。
 さっそくミニマムでやってみたけどこんな感じ。おなじみGBメンバーフィギュアや ファンドでフルスクラッチしたテラードックも並べてみたし、これまで封切ってなかった ジョニーライトニングのトミカサイズエクトモービルも思い切ってブリバリして並べてますが、 これが今後どう発展していくか、どうかお楽しみに!(°∀° )
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