キャラクターミニカー秘密基地
劇中車キャラクターミニカーを中心に 陸海空で大活躍するスーパーメカの模型が集まる秘密基地でしたが、開始後7年を迎え「映像作品に登場の様々なキャラの玩具」を紹介するブログとして拡大再開店です
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FZIRO

Author:FZIRO
ミニカーコレクターからも、
合金コレクターからも異端視される
劇中車のキャラクターミニカー、
それも標準スケール物を中心に
ひたすら集め続けています。
マイナーなジャンルでしたが
この頃はキャラウィールや
カーズのおかげで、少しは
市民権を得られてきたかな?(笑)
なお、このブログの内容は、
いわゆる「日記」ではないので、
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さようならジョン・バリー
Johnbarry.jpg
007シリーズの音楽でお馴染みのジョン・バリーが亡くなりました。
まだ77才とお若かかったのに長く闘病生活を送られてたようで、
ここ10年ばかりはほとんどお仕事をされてませんでしたが、
1960~80年代の映画音楽の巨匠であったことは確かで、私も大好きな作曲家でした。
今回は追悼企画として、彼の仕事で最も有名な「ジェームズ・ボンドのテーマ」について
書こうと思います。まず基礎知識として、この曲はモンティ・ノーマン作曲で、
ジョン・バリーの演奏で有名になったことは御存知だと思いますが、この「演奏」とは
編曲も含み、使い物にならなかったノーマンのフレーズをバリーがつなぎ合わせ、
あのビートの効いた「ジェームズ・ボンドのテーマ」を仕立てたことは定説ですが、
当時のバリーの契約で「演奏」としかクレジットされなかったため、
「ジェームズ・ボンドのテーマ」の作曲のロイヤリティはノーマンに入り続けています。

ノーマンは「ジェームズ・ボンドのテーマ」は、以前に作曲したインドが舞台のミュージカル
『ミスター・ビシュワの家』用の歌「良い知らせ、悪い知らせ:Good Sign, Bad Sign 」が
元曲で、そのメロディーを再利用したものだと主張しています。

これはノーマンが近年になって発表したアルバムに収録されているその曲で、
たしかにガムラン的なエキゾチック楽器であの音階に似たものが奏でられていますが、
こういう音階は向こうの音楽の定型のような気もするし、そもそもこのミュージカルが
成功せず舞台だけで終わったので、本当にその曲が使われたかはもはや誰にも解らないし、
音源がどう聴いても最近の録音なので、参考程度にしかならないでしょう…。

それから「ビシュワの家」の原作の出版が1961年で、ミュージカル化時期は不明ですが、
『Dr.No』サントラが1962年6月録音なので、長く見積もっても1年程しかありません。
そんな短期間に他の曲に転用するとはプロとしてあるまじき仕事ぶりで、
そんなナメた態度だから、プロデューサーの不評を買い途中で降ろされたんでしょうね。
ジョン・バリーがどの段階で『Dr.No』の音楽担当に雇われたかは明確でないですが、
おそらくほとんど時間は無かったに違いなく、その中であの素晴らしい音楽を
作りだしたことは彼の才能がホンモノであった証明でしょう。

dr_nosoundtrack.jpg
『Dr.No』の音楽は、ノーマンのバンドが演奏した小編成の軽音楽&電子音楽と、
そのノーマン作曲のスコアをエリック・ロジャースが編曲・指揮したオケ伴奏と、
さらにジャマイカ現地収録したバイロン・リー&ザ・ドラゴネアーズによる演奏と
JUMPUP.jpg
それに加え、ジョン・バリーによって追加・演奏されたスコアの4種の混成部隊であり、
その権利関係の調整に手間取ったのか、サントラ盤の発売は公開から1年近く遅れた上に、
映画で使われたオーケストラ曲はほとんど収録されない不完全なシロモノでした。
しかも映画ではほとんど使われない奇妙な電子楽器による楽曲の収録が多かったので、
サントラ盤として聴いてもあまり面白くなかったのです。

sontraura.jpg
同じ曲の演奏違いが何種類も並ぶこのレコードを、最初に買った1975年頃には
そういう裏の事情を知る由もないので、変なアルバムだなぁと思っただけでした。
ただ当時でも「ジェームズ・ボンドのテーマ」が2種、
1曲目の「James Bond theme」と17曲目の「The James Bond theme」収録されていて
定冠詞の「THE」が付く方が普通は格上なのに、1曲目があの有名なテーマで
17曲目は全然違う気楽なチンドン屋みたいな音楽なので、特に奇妙に感じていました。
英文のWIKIにあった、当時のノーマンの妻で「マンゴの木の下で」の女声バージョンの
歌手も務めたダイアナ・コープランドの記憶によれば、この曲が最初にノーマンが
「ジェームズ・ボンドのテーマ」として書いたものとのことです。
なるほど、この旋律はサントラアルバム収録曲中の4曲もに使われているので、
ノーマンがこれを「ボンドのテ-マ」して書いたのはおそらく事実で、これに不満を抱き、
ジョン・バリーを雇ったブロッコリとサルツマンの判断も確かでしたが、
降ろされたノーマンはせめてもの意地で自分の作曲した方のメインテーマとしては
使われなかった曲の名に「THE」を付けたんでしょうね(苦笑)。
その17曲目そのものは見つかりませんでしたが、この動画の2:12過ぎから3:40位までの
エレキがリードするお気楽な曲がそのアレンジの1つなので聴いてみて下さい。

もしコレがメインテーマのまま映画が公開されたらどうなっていたでしょう?
おそらく『Dr.No』はありふれたB級アクション映画として、
スマッシュヒットはしたでしょうがそれで終わっていた可能性大です。('A`)

ノーマンの「ボンドのテーマ」がこのお気楽な曲だとしたら、ではどこからバリーは
最初のあの緊迫感あふれる音階を持ってきたかですが、サントラ未収録のオケ伴のうち、

たとえばこの動画の10秒過ぎあたりからのドクターノオの島でボンドが水中に潜んで
ノオの部下を刺し殺す印象的なシーンで使われており、ここの曲はけっこう緊張感に
あふれているのでバリーも好印象を持って、その旋律を使ったのではないでしょうか?
このようにサントラ未収録のオケ曲に魅力的なモノがけっこうあり、それが不満ですが、
2003年にデジタルリマスター完全版が出た時にも追加曲は無かったので、
残念ながらその辺りの音楽テープは破棄されたようです。
今となってはこのサントラアルバムは、その混沌ぶりが却って味になってますが、
バリー編曲の1曲目の「ジェームズ・ボンドのテーマ」だけがその中で異質で、
それだけが後の007ミュージックの世界と密接につながるので、
モンティ・ノーマンが果たした役割がいかに小さかったかは明らかですね。


ここでミニカーの紹介で、まぁ今日はオマケみたいなもんですが(笑)、
barrytuitoumain.jpg
ジョン・バリー音楽担当作品から3作ピックアップして、左から
『007は二度死ぬ』のトヨタ2000GT(トミカ改)
『ムーンレイカー』のムーンレイカー(コーギージュニア)
『美しき獲物たち』のロールスロイスシルバークラウド(マッチボックス)です。
トミカは今のようにボンドミニカーが多数出る遥か以前の1980年頃作ったモノで、
トミカの屋根を切って後ろはパテ盛りし、御存知のようにトミカは後期型なんで
ムリヤリ大きなフォグランプ状のパーツを自作し貼り付けたシロモノです(笑)。
ムーンレイカーは確か、南米ボリビアの空港で買ったモノかな? 
意識してなかったけど劇中の世界観には合ってるかも?(爆)
ロールスは当時品で、コーギーが死んでる時代だったので、
これとタクシーの2種のマッチの小サイズしか正規品は出ませんでした。

このように「完成」までに紆余曲折あり、そのせいで権利的にはビミョーなことになっている
「ジェームズ・ボンドのテーマ」ですが、ここでそのバリー「編曲」の完成版を
当時、最初に発売された音源であるジョンバリーセブン楽団の演奏でお聴き下さい。

やっぱり、モンティの「原曲」とは全然違うし、
こっちの方がはるかに「よい知らせ」ですよねぇ(爆


それでは最後にもう1曲、追悼の意味を込めて、『女王陛下の007』から
「愛は全てをこえて:We Have All The Time In The World 」をお聴き頂いて、
今日の稿を締めようと思います。


さようならジョン・バリー、私は007やその他の曲を通して、ずっとあなたを忘れない…。

テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

この記事に対するコメント

やっぱりこのテーマ曲は無条件でワクワクしちゃいますね。
最近いろんな方面で良く知っている有名人が亡くなるケースが多くて・・・。
自分が歳取った事を痛感してしまいます。。。ご冥福をお祈りします。

しかしこの情報量と動画の数々流石です~。大好きなボンドシリーズですが
まだまだ当方の知らない事が沢山あります。
最新作の製作も再開されるとかしないとか・・・映画が不死鳥のように甦る限り、このテーマ曲も不滅にちがいありませんよきっと。

【2011/02/08 23:44】 URL | Ponys41 #- [ 編集]


>Ponys41さん
ジェームズ・ボンドのテーマは、やっぱり最高です。
これでモンティなんてチャランポランな奴が絡んでなければもっと良かったんですが(苦笑)。
50年もの歴史にはまだいろいろと深い部分が隠されてるんで、研究のしがいがあるけど
音楽に関してはバリーの死で、またノーマンが勝手なこと言うんだろうなぁ…。

私も最近、医者に「アンタの寿命はあと20年くらいだよね」と言われ、
あ~、もうそんなもんかぁとちょっとだけ驚きました(笑)。
20年前のことは鮮明に憶えているだけになおさら……。

映画の制作は再スタートしたみたいですね。
たぶん50周年に間に合わす気なんでしょうから楽しみです。

【2011/02/09 14:34】 URL | FZIRO #jxzSJpSE [ 編集]


>>アンタの寿命はあと20年くらい・・
まー、お互い同い年ですし、あと20年生きれば、十分という事で・・(爆

で、ほんと残念であります、
007と云えばこの曲ですし、このテーマを聞くと、ションコネリーでして、やっぱ寂しいですねー
【2011/02/12 07:26】 URL | 覆面ボンド #- [ 編集]


>覆面ボンドさん
昨日今日と寝込んでましたんでレス遅れて申し訳ありません。m(_ _)m

え~っ、覆面さんはもっと長生きしないとダメですよぉ!
私みたいなのは、両親を看取るまでがノルマですが(爆

幸い来年には新作が拝めそうなんで、きっと盛大になり響いてるに違いない
ジョン・バリー節を堪能しようと思います。
【2011/02/14 20:03】 URL | FZIRO #jxzSJpSE [ 編集]


こんばんは。

今回の記事を拝見し、「(当方の)世代的にはジョン・ウィリアムズ氏かな?」などと思っていたら、ジョン・バリー氏はほぼ同年代なんですね・・・。

偉大な才能が天に召されるのは寂しいですけど、70歳代でなお創作意欲旺盛な方もたくさんいらっしゃいますので、そのバイタリティーに驚かされるとともに、20代の頃から「寄る年波には勝てんわい」と思っている我が身を恥じるばかりです。
【2011/02/14 22:34】 URL | どどまいや #LkZag.iM [ 編集]


>どどまいやさん
まぁほんと、年齢が創作物に与える影響ってのは、人様々で、
それに病気も絡むと、状況は変わってきますよね。
バリーさんにはもっと健康で、長く仕事をして欲しかったです。
【2011/02/16 01:08】 URL | FZIRO #jxzSJpSE [ 編集]


毎度ですー、、
ジョン・バリー氏をしのんでの第一弾ということで、勝手連と行かせていただきました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/240223/blog/21551983/

よろしくお願いします。
【2011/02/22 15:30】 URL | 覆面える #- [ 編集]


>覆面えるさん
お~、何かな~、楽しみです!
【2011/02/23 22:02】 URL | FZIRO #jxzSJpSE [ 編集]


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