fc2ブログ
キャラクターミニカー秘密基地
劇中車キャラクターミニカーを中心に 陸海空で大活躍するスーパーメカの模型が集まる秘密基地でしたが、開始後7年を迎え「映像作品に登場の様々なキャラの玩具」を紹介するブログとして拡大再開店です
プロフィール

FZIRO

Author:FZIRO
ミニカーコレクターからも、
合金コレクターからも異端視される
劇中車のキャラクターミニカー、
それも標準スケール物を中心に
ひたすら集め続けています。
マイナーなジャンルでしたが
この頃はキャラウィールや
カーズのおかげで、少しは
市民権を得られてきたかな?(笑)
なお、このブログの内容は、
いわゆる「日記」ではないので、
コメントや御質問があったら、
古い項目にも御遠慮なくどうぞ!

最初においでになった際には
カテゴリーの一番上の、
収集・運営ポリシー を御覧下さい。


カレンダー

02 | 2024/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -


最近の記事


最近のコメント


カテゴリー


サブカテゴリー


月別アーカイブ


メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


ブログ内検索


リンク

このブログをリンクに追加する


最近のトラックバック


千の銃を探して
GWウィークはいかがお過ごしでしたか? 私は日帰りでしたがちょっとした小旅行に行き
疲れたけど堪能しました。このブログのネタになることなので、いずれまた披露しますね。
一週休んだので、今回は2巡め、トイガンのターンなので、西部劇でお馴染みのこの銃を取り上げます。
ウィンチェスターライフルは、拳銃のコルト・ピースメーカーと並ぶ西部劇のシンボル的存在で、
JOHN WEAIN
ジョン・ウェインが『駅馬車』等で大柄な身体にモノを言わせ、クルクルと振り回してるのを
始めとして実に数多く登場します。
我々の世代になじみ深い作品では『荒野の少年イサム』があるし、
かなり古くなりますが、1950年のモノクロ映画の『ウィンチェスター銃’73』という、
そのものズバリのタイトルの映画すらあります。

ではなぜ、ウィンチェスターライフルが、西部劇の登場人物たちに愛されたのかというと、
もちろん、レバーアクションの完成度の高いメカニズムが信頼されたからではありますが、
それ以上に、このライフルの多くが拳銃弾を使う銃だからだったのでした。
本来、ライフルは長距離狙撃用なので遠くの標的を確実に粉砕するため、拳銃弾より大きく
破壊力も大きいライフル弾を使います。しかし大型ということはそれだけコスト高と
いうことで、専門のハンターや軍人ならばそれも大きな問題ではないのですが、
貧しいカウボーイや一匹狼のガンマンともなると、二種類の弾を常に用意することは
経済的にも保管・携帯の手間的にも負担が大きく、拳銃と同じ弾が使えるなら、
狙いの付け易い長いライフルならではの確実な目標への着弾があれば、
多少殺傷能力は落ちても構わないという価値判断が生まれた訳です。
そういう要求にピッタリだったのがウィンチェスター銃で、拳銃弾仕様の非力さと
複雑なレバーアクションが過酷な戦場では敬遠されたことが理由で、
米軍への正規採用は一度も無かったそうですが、一般セールスは良好だったようです。

ウィンチェスター銃がブームになった理由はそれだけでなく、約1000挺に1挺の割合で、
非常に精度の高い個体が作り出され、それが「千に一つの名銃」ともてはやされたことで、
大当たり付きの懸賞的作用も果たしたのかもしれません(笑)。
この「1000の1」は実際にあった話で、ウィンチェスター社が1876年の広告で
大々的に宣伝したものでした。「1000の1」の他に「100の1」もあったようで、
どちらも優秀な個体として華麗な装飾が施され特別扱いされたようですが、
いつもその割合で組み上がり精度の高い個体が出るはずもないので、
単に完成チェック時に、100挺中一番デキのいい優良品と、さらにその優良品10挺中で
一番優秀な特選品を選別していただけかも知れませんね(笑)。
この個体によるデキの善し悪しは主にライフリングの差によるものだったようで、
1つ1つ出来映えが違っていたからこそ起こったことかも知れません。
そういえば『ゴルゴ13』でもゴルゴが愛用のM16の銃身を特別オーダーで
精密加工させる話がありましたねぇ…。

DVD JACET
映画『ウィンチェスター銃’73』は射撃大会の賞品になった「千に一つ」の名銃が、
その一目で分かる素晴らしさから、様々な男たちの手から手へと渡っていく
争奪戦の激しさを描いた作品です。まだ充分に若いジェイムズ・スチュアートが
彼にしては気性の荒い、銃の名手マカダムを演じますが、
なんと言っても真の主役は「千に一つ」のウィンチェスター銃73で、
movieversion.jpg
モノクロの画面を通してですら、その銃の持つ美しさと妖しさが充分に伝わってきます。
大昔にTVで見て以来その面白さは強く印象に残っていましたが、
最近再見した際にもそれに全く変わりはありませんでした。
欠点を敢えて上げるとすれば、90分余りの上映時間でこの銃は述べ8人もの
男たちの間を渡り歩くため、それぞれとの物語を構築する時間がほとんど無いことです…。
そのため単に所有者が次々に不幸な目に会う感じで、まるでこの名銃が呪われてるように
感じられるので(笑)、できればTVのミニシリーズか何かで毎回1時間くらいかけて、
それぞれの男達とのドラマをジックリと描いて欲しかったですねぇ…。
 
途中、インディアンとの戦いのシチュエーションも登場しますが、興味深いのが、この作品では
インディアンも弓矢や斧といった伝統的な武器だけじゃなく、銃で武装しているということ。
rock hadson
リーダーのヤング・ブルはそのために白人の武器商人との取引も行うし、武器商人が
売りつけようとしていた旧式のライフルだけじゃなく、彼が持っていたウィンチェスター銃の
価値も見抜く目利きとして描かれているのです。
このヤング・ブル、羽根飾りに上半身裸の伝統的インディアンの装いですが、やたら
カッコ良く描かれているなぁと思ったら、演じてるのはなんとロック・ハドソンした(笑)。
キャリア初期故の汚れ役ですが、それでもスターはやはり輝いてるモノです。

TONY W73
この映画には他にもトニー・カーチスがウィンチェスター銃の凄さを見抜く
一騎兵隊員として出てるし、

Shelley-Winters-Winchester73.jpg
ヒロインが若き日のシェリー・ウインタースだったりもするので一般映画ファンにもお楽しみは多いし、
最初にマカダムがやって来る街がダッジ・シティなので、保安官として登場するのは
ワイアット・アープだったりする、西部劇マニアをニンマリさせる仕掛けも充分です。
アープはこの後トゥームストーンに移って「OK牧場の決闘」を戦うので、いわば前史な
訳ですが、ジェームズ・スチュアート自身も1964年の『シャイアン』という映画では
ワイアット・アープを演じてるので、彼にとっても前史な訳でした(笑)。


さて、そのみんなの憧れのウィンチェスター銃ですが、さすがに高名な銃だけあって
トイガン界でも人気は高く、ヤフオクでもいつも高値に吊り上がります。
私もこれまで8回どころか、十数回は途中撤退させられ、先日は1100円で落ちてたのに、
その瞬間他のことをしていてレイズを忘れる大失態を演じてしまったのでした(つД`)…。
そのオクは売り主がリサイクル業者でマニアでなかったため、ウィンチェスターという
名前でなく、オモチャメーカーの「ジェファーソン銃」という名で出していたため、
注目度も低く、落札の絶好のチャンスだったのに…_| ̄|○
そんな中、今度は手が届くスタート価格で同時期に3挺のウィンチェスター銃が出品され、
2挺はトイガンとして有名なマテル製のウインチェスターで、後の1挺はタカトクの
つづみ弾仕様のエアガンで、これも業者が無知で「ウィンチェスター」の名前を使わずに
出品しているブツでした。品格からすればマテルのが上でしょうが、落札しやすいのは
やはりその名を出していないタカトクかと狙いを定めた私は、それに絞って入札の結果、
5回のバトルを経て3400円で無事落札に成功したのです。マテルのがどうなったかは、
1挺は18の入札の末、3700円で、もう1挺はそれ以上とやはり高値安定でした(苦笑)。
「3400円も3700円も大差無いじゃないか」とおっしゃるあなた、ハイそれは正論ですが、
たぶんそっちに私が張り込んでたらもっと上がったろうし、マテルのは
写真で見てもはっきり解るほどにサビサビ&傷だらけと程度が悪かったんですよ。
ss700.jpg
その点タカトクのは写真でもキレイだったし、実際届いてみると素材のツヤさえ
残っているピカピカの美品でした。弾が無いので不確かですが、作動も良好なので
たぶんこれ、まだ撃てると思います。でも専用の弾&カートリッジを買おうとすると
また3000円近くかかっちゃうんで、このままの状態で放置ですが…。(ノД`)

takatoku.jpg
どうもこれはSS7000、愛称SSスーパー7という名がつけられた商品のようで
上位機種のスーパー9は名銃の誉れ高く、タカトク倒産後も後継メーカーで
一部仕様を変えて引き続き生産されたということなので、撃ってみたい気はします…。

タカトクのトイガンはマツシロという下請けメーカーが製造し、一部は自社ブランドでも
発売していたようですが、1984年のタカトクの倒産で連鎖倒産してしまいました。
すぐにその技術を惜しんだバンダイが資本を出しユニックスとして再建されましたが、
その後の推移は不明です。大手だけが生き残り下請けはドンドン入れ替わる構図は
どの業界も変わりないようですが、腕のある技術陣がその腕を買われて生き抜いてく様は
どこか凄腕ガンマンや千の一のウィンチェスター銃と似て、カッコ良さすら感じます。(°∀° )




テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

この記事に対するコメント

(^・x・^) インディアン嘘つかない、白人、嘘つきw
【2015/06/10 11:07】 URL | 覆面える #- [ 編集]


>覆面えるさん
そのセリフもおなじみでしたよねw
今となっては非情に味わい深いです
【2015/06/15 22:30】 URL | FZIRO #jxzSJpSE [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://charaminicarbase.blog102.fc2.com/tb.php/499-ad49c4b4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)