キャラクターミニカー秘密基地
劇中車キャラクターミニカーを中心に 陸海空で大活躍するスーパーメカの模型が集まる秘密基地でしたが、開始後7年を迎え「映像作品に登場の様々なキャラの玩具」を紹介するブログとして拡大再開店です
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FZIRO

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ミニカーコレクターからも、
合金コレクターからも異端視される
劇中車のキャラクターミニカー、
それも標準スケール物を中心に
ひたすら集め続けています。
マイナーなジャンルでしたが
この頃はキャラウィールや
カーズのおかげで、少しは
市民権を得られてきたかな?(笑)
なお、このブログの内容は、
いわゆる「日記」ではないので、
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地球を静止させた存在とは何を意味するか?
テレ東の午後のロードショーで先日、『地球が静止する日』(2008、以降「08年版」)をやってました。
これはSF映画の金字塔とされる『地球の静止する日』(1951、以降「51年版」)のリメイクで、
原題は同じなのを「の」と「が」で邦題をつけ分けてる上手い例です。


大筋は同じで「宇宙人連合の使者として地球に来訪した一人の宇宙人が、地球人が生存に
値する種族かどうか見極め、値しないと判断した場合は地球人を滅ぼす」というもの。
宇宙人クラトゥーの外見は地球人男性そっくりで、
Klaatu gort
51年版ではマイケル・レニーが演じ、なぜ地球人と同じかは
特に説明されなかったと思いますが、

klaatu08.jpg
08年版ではキアヌ・リーブスが演じ「地球人にショックを与えぬよう全身を作り変えた」とされ、
内臓も全て地球人と同じになってました。
この辺り、最初は時代の流れで科学が進んだせいかなぁとだけ思っていたんですが、
いろいろ調べているうちにそれだけではないと思うようになってきました。
というのは、映画の原題The Day the Earth Stood Stillは、日本語訳は「地球が動かなくなった日」で、
新旧の放題はそれをちょっと大げさに言っただけで意味は同じで、一般的な日本人の感覚だと、
ちょっと変なタイトルとしか感じないと思うんですが、これは聖書に基づくフレーズらしいんですよね。

旧約聖書のヨシュア記の10章の12節と13節に
・主がアモリ人をイスラエルの人々に渡された日、ヨシュアはイスラエルの人々の
見ている前で主をたたえて言った。
「日よとどまれギブオンの上に/月よとどまれアヤロンの谷に。」
・日はとどまり/月は動きをやめた/民が敵を打ち破るまで。
『ヤシャルの書』にこう記されているように、
日はまる一日、中天にとどまり、急いで傾こうとしなかった。

という記述があり、これは神の奇跡の一つとされているようです。
つまり地球を静止させることができるのは全知全能の神であり、クラトゥーがそれを成し遂げたなら
彼はヨシュアと同格の聖人で背後の宇宙人連合こそ神である、とキリスト教徒は解釈するようです。
なるほど、そう考えてみればクラトゥーはいきなり撃たれてるし、
revive klaatu
51年版ではその後も一旦射殺され、宇宙船に連れて帰られた後で復活するという
大災難を被ってますが、おそらくこれはキリストの受難のメタファーでしょう。
51年版ではマイケル・レニーがクラトゥーに配役されたのも、その極めて誠実そうな顔と
スリムな肢体がイエスの面影を感じさせるからでしょうね。
地球上の道具が全て効力を失ってる中で、ロボットのゴートは動きを止めないし、宇宙船も同じです。
つまりは彼らだけが攻撃能力を持つことを意味し、彼らがその気なら「敵を打ち破るまで」続く訳です。

51年版ではどのようにして地球を滅ぼす気だったのはよく解りませんが、08年版はゴートの巨体が
無数のメカバッタに分離しあらゆるものを食い尽くす描写がありました。
この辺もSFXの進歩によるものでしょうが、なんと「無数のバッタ」というのも聖書由来だったのです。

旧約聖書出エジプト記10章12節~15節に
・主はモーセに言われた。「手をエジプトの地に差し伸べ、イナゴを呼び寄せなさい。
イナゴはエジプトの国を襲い、地のあらゆる草、
雹の害を免れたすべてのものを食い尽くすであろう。」
・モーセがエジプトの地に杖を差し伸べると、主はまる一昼夜、東風を吹かせられた。
朝になると、東風がイナゴの大群を運んで来た。
・イナゴは、エジプト全土を襲い、エジプトの領土全体にとどまった。このようにおびただしい
イナゴの大群は前にも後にもなかった。
・イナゴが地の面をすべて覆ったので、地は暗くなった。イナゴは地のあらゆる草、
雹の害を免れた木の実をすべて食い尽くしたので、木であれ、野の草であれ、
エジプト全土のどこにも緑のものは何一つ残らなかった。

とあり、これがゴートの戦法の元でしょう。
gort08.jpg
ゴートはデザインは基本的に同じで新しい方はシェイプされた体型になってますが、
51年版では3m程度だったのが08年版では20~30mはありそうな巨体に変わってます。
巨大化させたのは、3mじゃ分離させるメカバッタの数も少ないだろうから、
地球を滅ぼすのに時間がかかりすぎると判断されたのかもしれませんね(笑)。

gort main
さて、今回のロボットはもちろんゴートです。51年版を見る機会のなかった私にとって、
このロボットの初見は1980年頃のツルモトルーム版の『スターログ』日本版で「ツルンテンで変なの」
というガキ丸出しの印象でした(笑)。その後数年でこのロボットの美しさに気づいたけど
商品が一切無かったので、全長10cm位でフルスクラッチした程でした。
その後1994年にビリケン商会のソフビキットとして発売されましたが、クラートゥとセットだったので
手が出ず単品発売を待ってたら、なんと以降海外モノの発売はストップし泣きを見るはめに…。
今回の品は数年前ヤフオクで 「クラートゥパーツ欠け」で相場の半額で、大喜びで落札した物です。
GORT 3SIDES
全高約34cmで、いつものビリケンソフビより大きいのは、組み立ててないクラトゥーが基準サイズで
作られているためです(笑)。出来栄えは最高で海外ファンからの評価が特に高いのも納得ですね!


この『地球の静止する日』という映画、「宇宙人が地球人に平和を説く」という内容には古臭さを感じ、
なんでアメリカで「SF映画の金字塔」扱いされてるか理解できなかったんですが、
今回調べてこうまで完全にキリスト教をなぞっていたのかと解って、納得です。
08年版すらそうなんだから、欧米人にとってキリスト教というのは分かちがたいもので、
その理解無しには、向こうの作品の深い理解は難しいんだなぁとしみじみ感じました。

テーマ:ホビー・おもちゃ - ジャンル:趣味・実用

この記事に対するコメント

まいどー♪
アタシも、なんでコレがSF映画の金字塔なのかサッパリでしたけど、今回、記事を拝見して、やっと、この作品の意味が少しだけ理解できたような気がします。

「ナゾー!最後の時が来たと思えっ!、何時の時代、何時の時でも、悪が栄えた例(ためし)は無いっ!」の名台詞を聞いて育ったアタシ等にとって、やっぱり、アッチの作品は難解すぎですよねーw
【2016/02/22 21:26】 URL | 覆面える #- [ 編集]


>覆面えるさん
いやほんと、私も今回調べるまではよく解ってなかったですよw
51年版はひょっとしたら神=宇宙人説を唱えた最初の映画かも?
とすると「天使編」の発想の元もここだったりして…。

日本のヒーローは絶対に強くて解りやすくていいですよね~!
【2016/02/26 02:37】 URL | FZIRO #jxzSJpSE [ 編集]


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